彦根市街地から名神・彦根ICへ一直線! 「彦根お城トンネル」開通。彦根城や平和堂HATOスタジアムへのアクセス向上
平和堂HATOスタジアムでのスポーツ大会開催に向け混雑緩和に期待彦根市街地から名神高速道路「彦根IC」に直結する「彦根お城トンネル」が2024年12月22日に開通した。これにより、彦根城や市街地へのアクセスが従来より格段に向上する。彦根市街地の混雑緩和に加えて、2025年開催予定の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会会場である平和堂HATOスタジアムへのアクセスが改善する見込み。
彦根城へのアクセス向上! 「彦根お城トンネル」って?
彦根お城トンネル原町側坑口
出典:滋賀県土木交通部都市計画課
滋賀県は、交通の分散化による渋滞緩和と円滑な交通環境の確保を目指し、バイパス道路「都市計画道路原松原線」の整備を進めてきた。このバイパス道路は、国道8号古沢町交差点から国道306号原町交差点までの区間を結び、全長は1700m。そのうち、1135mの部分が、今回開通した「彦根お城トンネル」だ。
彦根お城トンネルは幅員11.75mで、車道2車線と幅3.5mの歩道で構成されている。名神高速道路 彦根ICから国道306号バイパスに直結しており、彦根城や彦根市街地へのアクセス向上が期待できる。
お城トンネルの名称は、全国に通じる「彦根」と、「彦根城を世界遺産に」という県民・市民の思いをのせることができ、漢字とひらがなの組み合わせが目をひいて覚えやすい「お城」を組み合わせたもので、公募によって決定された。
彦根お城トンネルで市街地から彦根ICに直通! 混雑緩和に期待
出典:彦根市
CP:「都市計画道路原松原線(彦根お城トンネル)」は原町交差点と古沢町交差点を繋ぐバイパス
彦根お城トンネルは、市街地から彦根ICまでを一気にアクセスできるトンネルだ。これまで、名神高速道路「彦根IC」と彦根市街地を結ぶ道路は、国道8号と国道306号線が交差する外町交差点を中心に、慢性的な渋滞が発生していた。県内でも有数の渋滞箇所として知られるこの区間だったが、彦根お城トンネルの開通により、この渋滞が大幅に緩和されることが期待されている。関係者の話によると、お城トンネル開通後の12月27日現在、外町交差点では交通量が減少し、特に国道306号側の混雑緩和の効果が見られているということだ。
また、2025年に開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の会場となる平和堂HATOスタジアムへのアクセス改善も期待されている。大会期間中は、多くの選手や観客が彦根市を訪れることが予想される。彦根お城トンネルの開通により、スムーズな移動が可能となるため大会の成功にも貢献するとみられている。
彦根IC周辺道路の混雑が緩和されることで、地域住民の生活道路としての利便性も向上する。さらに、災害時などには緊急輸送道路としての役割も担うことが期待されている。なお、お城トンネル開通後も、原町周辺では引き続き工事が行われるため、通行時には注意が必要だ。
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