JAF、チャイルドシートの使用推奨身長を150cmに引き上げ。使用の有無による被害差の動画も公開
チャイルドシートの正しい取り付け方も解説JAFは2024年9月13日、チャイルドシート使用を推奨する子供の身長の目安を、これまでの140cm未満から150cm未満に引き上げることを発表。合わせてチャイルドシート使用の有無による車両衝突時の被害状況について検証した、JAFユーザーテストの動画を公開した。
時速55kmで正面衝突した際の被害を検証
JAFは本日、チャイルドシートやジュニアシートの使用推奨目安を、従来の身長140cm未満から150cm未満に変更したことを発表。それを踏まえて新たな動画が公開された。動画では車両が時速55kmで正面衝突した際の、チャイルドシートの有無による被害の差について検証されている。
テストでは、3歳児を模した身長95cm、体重15kgのダミー人形と、6歳児を模した身長114cm、体重23kgのダミー人形を用いて、チャイルドシート(ジュニアシート)およびシートベルトを不使用の場合、衝突時に頭部の傷害程度を示す数値(HIC)を測定した。
ダミー人形は前席に激しく衝突した後、天井に頭などをぶつけた状態からシート横に落下。 結果、3歳のダミー人形のHIC値は1149、6歳のダミー人形のHIC値は1032と、いずれも頭部に重大な損傷を発生する可能性がある1000以上の数値を示した。
一方、それぞれ体格に合ったチャイルドシートを正しく使用した場合、衝撃によって体が振られたものの、チャイルドシートに拘束され、頭部が車内の固い部分に接触することはなかった。 ただし、体格に合っていないチャイルドシートを使用した場合や、シートベルトのみ使用した場合、シートベルトが首やお腹にかかるなどして、正しく着用することができていなかった。
JAFでは、チャイルドシートの使用が義務付けられている6歳未満に限らず、6歳以上であっても子どもの体格によって車のシートベルトが十分な効果を発揮できない場合があるため、チャイルドシートやジュニアシートを正しく活用するよう促している。
正しいチャイルドシートの取り付け方を動画で説明
またJAFでは、チャイルドシートを取り付ける際にはどのようなことに気を付けるべきなのか、JAFインストラクターがチャイルドシートの取り付け方の基本を分かりやすく解説した動画を同時公開。
取り付け確認のポイントは、シートベルトが首やお腹にかからないこと
こちらも参考に、日ごろから子供の交通安全に役立ててほしい。
2024年チャイルドシート使用状況全国調査の詳細はこちら
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