涼を求めて佐川へ! 30種の絶品かき氷で、高知の夏を楽しもう! 「さかわかき氷街道2024」開催
2024年7月1日から9月30日まで高知県佐川町で、今年も恒例のかき氷イベント「さかわかき氷街道2024」が2024年7月1日から9月30日まで開催されている。今年は店舗数もかき氷の種類もパワーアップし、町産の食材を使ったかき氷など佐川町ならではのさまざまなかき氷が堪能できる。
佐川町とは? 藩政時代の歴史と伝統を感じる町
佐川町は高知県の中西部、仁淀川の支流である柳瀬川沿いに開けた盆地の町だ。藩政時代、山内家の筆頭家老である深尾氏の城下町として栄えてきた。さかわ観光協会のシンボルマークでもある深尾氏の家紋は、町のあちこちで目にできる。
深尾氏は七代目繁寛が郷校・名教館を創設するなど、代々教育に力を入れてきた。後に名教館からは幕末の政治家・田中光顕や2023年春の連続ドラマ小説「らんまん」の主人公のモデルにもなった植物学者・牧野富太郎ら数多くの著名人を輩出している。
佐川町ならではの30種類のかき氷が味わえる
今年は、町内11店舗が参加し全30種類のかき氷が提供される。山田トマトや佐川茶、佐川産のいちごやしょうがなど町産の食材が使われた佐川町ならではのかき氷だ。
さかわ観光協会(旧浜口家住宅)では「さかわかき氷街道2024」のエリアマップをウェブサイトで提供している。全11店舗の地図とInstagramの二次元コードが掲載されているので、かき氷巡りをする際に活用したい。駐車場の有無や場所も、各店舗情報やさかわ観光協会のウェブサイトで事前に確認しておくとよいだろう。
佐川町の歴史ある景観も街巡りで味わおう
高知県最古の木造洋館である佐川文庫庫舎は鹿鳴館時代の雰囲気を今に伝える貴重な建築物
佐川町には歴史ある名所が多い。国の重要文化財である竹村家住宅や酒蔵の街並みなど、江戸時代の城下町の情緒が味わえる。名教館や伊藤蘭林の寺子屋など、教育に力を入れてきた歴史を感じる建造物も多数ある。
高知県最古の木造洋館として知られる佐川文庫庫舎は、鹿鳴館時代の優雅な雰囲気を今に伝える貴重な建築物。元々は須崎警察署の佐川分署として上町西方の山側に建てられたが、その後、姿を変えながら、長年にわたり地域の人々に愛され続けている。
牧野公園は、牧野富太郎が東京から送った桜の苗をきっかけに整備が始まり、日本の桜名所100選にも認定された高知を代表する花見どころだ。桜のみならず、四季折々の草花が観賞できる。
かき氷巡りをしながら、佐川町の歴史ある景観もじっくり味わいたい。
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