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監修=菰田 潔/構成・撮影=武田智志

普通のルームミラーより安全? 進化する「デジタルインナーミラー」の視界改善技術とプロの評価

最新4Kデジタルルームミラー「FDM4」を公道試乗レビュー! 安全運転を支える車内テクノロジーの最前線【前編】
菰田 潔(モータージャーナリスト)

最近の車が抱える課題のひとつが、「後ろの見えづらさ」です。

人気の高いミニバンやSUVでは、3列シートの乗員やヘッドレスト、大きな荷物などの影響で、ルームミラー越しの後方視界が制限されることがあります。さらに雨天時の視認性や、夜間では後続車のハイビームによる眩しさなど、従来の鏡式ルームミラーに不便さを感じる場面も少なくありません。

そうした課題を解決する装備として普及が進んでいるのが、車両後方のカメラ映像をルームミラー内の液晶へ表示する「デジタルインナーミラー」です。

かつては一部高級車向けの先進オプションというイメージが強い装備でしたが、近年はミニバンやSUVを中心に急速に採用が広がり、“特殊装備”から“実用装備”へと変わりつつあります。

そこで今回は、デジタルインナーミラーの最大手、ジェンテックス・ジャパンを訪問し、最新モデルを装着したデモカーを体験取材。モータージャーナリストの菰田 潔(こもだ・きよし)氏とともに、デジタル化による“視界改善技術”の現在地を探ります。

目次

大手メーカーも純正採用続々!
広がるデジタルインナーミラー市場

車のデザインが進化するとともに後方の視界確保が難しくなるなか、カメラ映像をルームミラーに映すデジタルインナーミラーが登場。現在では、トヨタや日産、ホンダをはじめ、多くの自動車メーカーが採用しています。鏡を使った従来のルームミラーと違い、後部座席に人を乗せていたり、大きな荷物を積んでいても、後方の視界を確保できるのが特徴です。

日本主要自動車メーカーがデジタルミラーを採用していることを表す表

ドラレコ機能や夜間補正が強み!
選択肢が広がるアフターパーツの最新トレンド

一方、社外品市場では、ドライブレコーダーの機能も搭載したデジタルインナーミラーが主流となっています。ルームミラーそのものを交換するタイプや、既存のミラーに被せて装着するタイプなど、さまざまな製品がラインアップされており、用途や車種に応じて選択できます。前後録画機能や夜間補正機能を備えたモデルも増えており、近年は夜間の視認性向上に各社が力を入れているようです。

アルパイン「DVR-DM1200A2-IC/OC」

純正ミラー交換タイプのドライブレコーダー搭載デジタルミラー。車種専用の取り付けキットにより、純正品のような美しい装着感を実現。フロントカメラ200万画素、リアカメラ370万画素の最新イメージセンサー「STARVIS 2」を前後カメラに搭載し、街灯の少ない夜道でもノイズの少ないクリアな映像を表示・記録できる。

アルパインのドライブレコーダー搭載デジタルミラーDVR-DM1200A2-IC/OC。純正ミラー交換タイプでSTARVIS 2センサー搭載"

ドライブレコーダー搭載デジタルミラー 参考価格:9万3500円(税込)
※アルパイン公式直販サイト「アルパインストア」価格

パイオニア「VREC-MS700D」

純正ミラーに被せて装着するタイプのデジタルミラー型ドライブレコーダー。幅広い車種に対応。フロント・リアともに370万画素の高解像度カメラとSTARVIS 2搭載CMOSセンサーにより、昼夜を問わずクリアな後方視界を実現。11V型高輝度IPS液晶に加え、光の乱反射によるにじみを抑えるエアギャップレス構造を採用し、隅々まで見やすい画面を表示する。

パイオニアのドラレコ搭載デジタルミラーVREC-MS700D。既存のルームミラーに被せて装着するタイプ

ドライブレコーダー搭載デジタルミラー 参考価格:5万円前後

マックスウィン「MDR-C003X」

純正ミラー交換タイプのデジタルミラー。最新センサー「STARVIS 2」搭載の500万画素フロントカメラと、滑らかな映像を実現する60fps対応リアカメラを採用。従来のドラレコ特有のカクつきや夜間のノイズを徹底排除し高画質化。高輝度液晶により、昼夜を問わず見やすい後方視界を提供する。

マックスウィンのドライブレコーダー搭載デジタルミラーMDR-C003X。500万画素フロントカメラと60fpsリアカメラ搭載

ドライブレコーダー搭載デジタルミラー 参考価格:5万5,000円前後

社外品市場が活況を見せる一方で、自動車メーカーが純正採用するデジタルインナーミラーも進化を続けています。

そこで今回は、世界で140車種以上に採用されるデジタルインナーミラーの最大手、アメリカのジェンテックス・コーポレーションの日本法人、ジェンテックス・ジャパンを訪問。モータージャーナリストの菰田 潔氏とともに、最新モデルを装着したデモカーに試乗させてもらい、視界改善技術の最前線を取材しました。

モータージャーナリスト菰田氏

モータージャーナリスト 菰田 潔氏


最新モデル「FDM4」を体験
驚異の「800万画素(4K)」で何が変わる?

デジタルインナーミラー市場で約7割の世界シェアを誇るジェンテックス・コーポレーション。「フル・ディスプレイ・ミラー」(以下、FDM)と呼ばれる同社のデジタルインナーミラーは、国内主要メーカーの中では2017年にレクサス「LS」に第1世代が初採用。その後も暗所性能や解像度を向上させ、現行のトヨタ「RAV4(海外仕様)」には第3世代のミラーが使われているといいます。

今回、取材したデモカーに搭載されているのは、第4世代となる開発中の「FDM4」。まずは従来モデルから何が変わったのか、その進化のポイントを聞きました。

ジェンテックス・ジャパン代表 藤田氏
「一番大きいのはカメラの画質です。従来は約200万画素(フルハイビジョン)でしたが、『FDM4』では800万画素(4K)のCMOSセンサーを採用しました。高精細な映像が得られるようになったことで、画質を保ったまま車速に応じて表示範囲を変えたり、一部を切り出して表示したりといった新しい機能が実現しました」

ジェンテックスの第4世代デジタルインナーミラーFDM4を装着したデモカーの運転席内装

最新モデル「FDM4」を搭載した運転席の様子

では、さらなる高画質化は安全運転にどのような恩恵をもたらすのでしょうか。デモカーに乗り込むと、菰田氏があることに気づきます。

菰田氏
「うちの自家用車は鏡式の普通のルームミラーなんですが、仕事柄いろんな車に乗ります。デジタルインナーミラーを装備した車も運転することがありますが、これは今までのミラーよりも後ろがずいぶん広く見えますね」

ジェンテックスFDM4の液晶画面。右上にデモ用の画角数値が表示されている状態

「FDM4」のディスプレイ。右上の数字はデモ用に画角を表示

菰田氏の「映る範囲が広い」との指摘に、担当のジェンテックス・ジャパン永井智也氏はモニター右上に表示された数値を指しながら説明してくれました。

ジェンテックス・ジャパン永井智也氏(以下、担当者)
「右上に表示されている数字は画角(映る範囲)を示していて、デモ用に変化が分かるように表示しています。製品版では表示されません。停車時は一番広い112°になっています。従来のデジタルインナーミラーは約50°ですので、2倍以上の範囲を映し出せます。縦方向も広げているため、通常より多くの情報を確認できるようになりました」

菰田氏
「通常の鏡のミラーだと画角はどれくらいですか?」

ジェンテックス・ジャパン担当者
「鏡のミラーはもっと狭くて20°から24°くらいです。3列シートの車だと満員で荷物を積んだらまったく見えなくなると思います」

最新のデジタルインナーミラー「FDM4」、そして従来モデル、さらに鏡式のルームミラーの見え方を比べてみるとご覧の通り。映る範囲の広さがまったく違うことがわかります。

ジェンテックスFDM4の広角視野。画角112度で後方の広範囲が映るデジタルインナーミラーの画面

「FDM4」で映る範囲。画角は112°

ジェンテックスの従来型デジタルインナーミラーの視野。画角54度で後方を映した画面

従来モデルで映る範囲。画角は54°

従来の鏡式ルームミラーの見え方。画角20度前後で後部座席のヘッドレストにより視界が制限されている様子

鏡式のルームミラーで映る範囲。画角は20°前後

公道で実感する、鮮明さと解像度
驚きの“新機能”を体感

さっそく菰田氏の運転で公道へ出ると、低速時はミラーの画角が90°に変化。従来品の54°と比べても、より広い範囲が映し出されていました。その違いをより感じられたのは、後方から自転車が近づいてきたときでした。

ジェンテックス・ジャパン担当者
「車速に合わせて表示する範囲が変わっていきます。信号の手前などで後ろから自転車が近づいてくる場面では、広い範囲を映し出すことで、これまでサイドミラーでしか確認できなかった自転車もルームミラーで確認できるようになります」

デジタルインナーミラーFDM4の画面。後方から接近する自転車をクリアに視認している様子

後ろを走る自転車の姿をはっきり視認できる

しかし、広い範囲を映し出せても、表示に遅れがあれば、安全確認に影響する可能性があります。そこで映像の遅延について尋ねてみました。

ジェンテックス・ジャパン担当者
「法規では実際の映像との遅れは200ミリ秒(0.2秒)以内と定められています。私たちも、その遅れをできるだけ小さくするように開発しています」

実際にハンドルを握る菰田氏も表示遅延は特に感じないようです。

菰田氏
「映像はすごくクリアです。後続車のナンバーもはっきり見えますよ」

画質の高さを評価する一方で、長年さまざまな車を試乗してきた菰田氏ならではの指摘もありました。

菰田氏
「でも距離感はまだ少しつかみにくいですね。鏡のルームミラーは角度を調整すると、下の方を映せたりして見える範囲を変えられます。デジタルインナーミラーもカメラの向きを少し下げられると、手前の路面がもっと映って、後続車との距離感がつかみやすくなると思います」

車両のリアハッチ上部に取り付けられたジェンテックスFDM4の車外後方カメラ

リアハッチ上部に取り付けられていたFDM4の車外カメラ

菰田氏
「いま後ろにバイクがいますが、どの辺の近さにいるのかが、ちょっとわからないですね。一瞬だけカメラを下げて、また自動的に戻るっていう機能があってもいいと思うんですよね」

停車中のデジタルインナーミラー画面と後続のバイク。距離感のつかみやすさについて

菰田氏からは停車時に「もう少し下方を映せると後続車との距離感をつかみやすい」との指摘も

続いて高速道路に乗ると「FDM4」の真価ともいえる機能を体験できました。速度が上がるとミラーの表示範囲を自動で切り替えながら、死角に入った車両を画面分割で表示する機能が作動します。

ジェンテックス・ジャパン担当者
「高速走行時は画角を狭めて距離感をつかみやすくする、ダイナミック・ビュー・アジャストメントという機能が働きます。一方で、画角を狭めると死角が増えるため、その部分を切り出してミラーに表示します。これがブラインド・スポット・アシストという機能です。さらにウインカーとも連動し、車線変更時には周囲の車両を確認しやすくしています」

高速走行時に画角54度に自動調整され、距離感をつかみやすくなったFDM4のディスプレイ

車速が上がると距離感をつかみやすいように狭い画角に変化。54°は従来モデルと同程度の画角

ブラインドスポットアシスト機能により、死角の黒い車両を画面分割と赤枠で警告するデジタルインナーミラー

黒い車が死角に入るとミラー内の画面を分割して表示。さらに赤い表示でドライバーに注意を促している

高速道路走行中、左右の死角にいる車両をミラー内に3分割で同時に表示しているFDM4の映像

左右の死角に車両が入ると、ミラー内に死角の映像を同時表示。左右の状況を一度に確認できる

菰田氏
「左右両側とも映っていますね。すごくクリアに映るので、私はこのスピードでも画角がもう少し広くても大丈夫ですね。画質が粗いと画角を狭くした方が見やすいですが、この最新モデルは広くてもよく見えます」

ジェンテックス・ジャパン担当者
「画角をどのタイミングでどれくらい切り替えるかは、ソフトウェアで制御しています。自動車メーカーと実際に走行しながら、最適な設定になるよう調整していくことになります」

菰田氏
「走るスピードに合わせて画角が変わっても違和感はありませんね。自然な見え方でなかなか良いです。すごくクリアで細かいところまで見えます。112°に固定することもできますか?」

ジェンテックス・ジャパン担当者
「設定は可能です。ただ、高速域では画角が広すぎると、スピード感や距離感がつかみにくくなるため、そのバランスを考えて制御しています」

そして高速道路での試乗を終えると、駐車場で後退時の見え方を確認。シフトレバーをバックギアに入れると、ミラーは車両のすぐ後ろまで映るよう、表示範囲が下方向へ切り替わりました。

リバースに入れると表示範囲が下方に切り替わることを示した様子

リバースに入れると表示範囲が下方に切り替わる

菰田氏
「映像が少し歪んで見えるのはなぜですか?」

ジェンテックス・ジャパン担当者
「できるだけ広い範囲を映すためです。駐車場などでバックする際に、後方の障害物や人がいないかなど、死角の確認を目的にしています」

菰田氏
「なるほど。さっき停車中に『後ろのバイクとの距離がつかみにくい』と話しましたけど、ああいう場面でもこの表示に切り替えられるといいかもしれませんね」

気になる夜間の見え方は?
最新モデルはここまで見える!

デジタルインナーミラー市場では、夜間性能が各社の開発競争の大きなテーマとなっています。そこで、ジェンテックスの最新モデル「FDM4」の夜間性能を検証しました。

夜の市街地を走る「FDM4」を搭載したデモカーの運転席

夜の市街地を走る「FDM4」を搭載したデモカーの運転席

ジェンテックス・ジャパン担当者
「最新モデルの『FDM4』が最も力を発揮するのは夜です。普通のルームミラーに切り替えると、こんなに見えないのかと驚かれる方も多いですね」

その言葉を確かめるため、日没後に再び市街地を走行。夜の街並みがミラーに映し出されると、菰田氏は思わずこう口にします。

菰田氏
「めちゃくちゃきれいですね。デジタルインナーミラーは、後ろのクルマのヘッドライトがハレーションを起こして、ライトが白くギラついているように見えてしまうのが気になる場合もありましたが、ほぼ気にならないレベルまで抑えられていますね。これはすごい」

夜間の「FDM4」の見え方。画面が明るく、後方のデモカーのナンバーやエンブレムもはっきり視認できた

夜間の「FDM4」の見え方。画面が明るく、後方のデモカーのナンバーやエンブレムもはっきり視認できた

菰田氏
「街中ではミラーの画面が明るくても問題ないですが、街灯がない場所では明るくなりすぎることはありませんか?」

ジェンテックス・ジャパン担当者
「周囲の明るさはセンサーで検知しています。暗い場所では画面の明るさも自動で抑え、周囲との明るさの差が大きくならないよう調整しています」

実際に従来モデルや鏡式のルームミラーと見比べると、その違いは一目瞭然でした。

 従来モデルの見え方。「FDM4」に比べると、画角が狭くやや圧迫感がある。ヘッドライトのハレーションを防ぐためやや暗めに設定されているという

従来モデルの見え方。「FDM4」に比べると、画角が狭くやや圧迫感がある。ヘッドライトのハレーションを防ぐためやや暗めに設定されているという

ション	 鏡式のルームミラーの見え方。映る範囲が限られヘッドレストで後方視界も制限されている

鏡式のルームミラーの見え方。映る範囲が限られヘッドレストで後方視界も制限されている

続いて、後続車のハイビームによる見え方を確認。鏡式のルームミラーでは眩しさを感じやすい場面ですが、「FDM4」では強い光を受けても、後方の視認性はしっかり保たれていました。

後続車がハイビームを照射した状態

後続車がハイビームを照射した状態

こちらも後続車がハイビームを照射した状態 。左側の鏡式のサイドミラーほど眩しさは感じない

こちらも後続車がハイビームを照射した状態 。左側の鏡式のサイドミラーほど眩しさは感じない

菰田氏
「後続車がハイビームにすると少しモヤがかかったようになりますけど、眩しくないですね。ということは普通の鏡式のミラーよりも良く見えるということですね」

ジェンテックス・ジャパン担当者
「防眩性能は日本だけでなく、海外市場でも重要です。特に大型車が多く、長距離運転が一般的なアメリカでは、後続車のヘッドライトによるまぶしさを抑え、安全な視界を確保することが欠かせません。ジェンテックスでは、こうしたグローバル市場のニーズを踏まえて防眩性能を高めています」

第4世代デジタルインナーミラー「FDM4」は
モータージャーナリストの目にはどう映った?

ジェンテックスの「FDM(フル・ディスプレイ・ミラー)」がレクサス「LS」に初採用されてから9年。今回の取材では、第4世代となる「FDM4」を通して、800万画素という高画質化をベースに実現した可変画角や夜間性能など、デジタルインナーミラーの進化を体感しました。

昼夜を通して「FDM4」を取材したモータージャーナリストの目には、最新モデルはどのように映ったのでしょうか。

菰田氏
「第一印象では、やっぱり画質のきれいさに驚きました。800万画素という高解像度で、本当に自然な映像を見ているようでした。それが一番印象に残りました。スピードに応じて画角が変化するのも良かったですね」

その進化を肌で感じた菰田氏は、「めちゃくちゃ進化しているのがわかりましたよ」と最新モデルを高く評価。では、デジタルインナーミラーはどのようなドライバーに特におすすめなのでしょうか。菰田氏は、SUVやミニバンを例に、そのメリットをこう語ります。

菰田氏
「今はSUVやミニバンが人気ですよね。特に3列シート車は後席に人が乗ると、ルームミラーでは後ろがほとんど見えなくなってしまいます。そういう意味では、デジタルインナーミラーのメリットは非常に大きいですね。

それにデジタルインナーミラーだと、実は雨の日もよく見えるんですよ。カメラのレンズに雨粒が付かない限り視界はクリアですし、リアガラスの内側にカメラがある車ならワイパーで視界も確保できます。800万画素になったことで、悪天候でもより鮮明に見えるようになったのではないでしょうか。総合的に見ても、普通のルームミラーより安全性は高いと言えると思います」

今回取材した「FDM4」搭載のデモカーも3列シートのSUVタイプだった

今回取材した「FDM4」搭載のデモカーも3列シートのSUVタイプだった

かつてデジタルインナーミラーは、高級車向けの先進装備でした。しかし現在は、ミニバンやSUVなど現代のクルマが抱える「見えにくさ」を補う実用装備へと進化しています。

今回体験したジェンテックス社の最新モデル「FDM4」は、高画質化だけでなく、運転状況に応じて必要な情報を提示するという、新たな方向性を感じさせるものでした。

視界を「映す」装置から、ドライバーの「認知を支える」装置へ。デジタルインナーミラーは、次のステージに入りつつあるのかもしれません。

今回の取材では、そんな“次のステージ”を感じさせる新技術も体験しました。後編では、ルームミラーから広がる新たな安全技術に迫ります。

菰田 潔

こもだ・きよし モータージャーナリスト、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長、BOSCH認定CDRアナリスト、JAF交通安全・環境委員会委員など。ドライビングインストラクターとしても、理論的でわかりやすい教え方に定評がある。

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