日本における海外との貿易の歴史は、江戸時代末期の1859(安政6)年に始まった!
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日国同士が商品やサービスを売買し、相互に経済的に豊かになることを貿易という。普段はあまり意識しないが、輸入車や外国製のスマホを気軽に使えるのも、この仕組みがあるからだ。日本における貿易の歴史は、江戸時代末期に始まった。
6月28日は「貿易記念日」
生活の基盤を支える輸出入の重要性について広く認識を深めてもらうことを目的に、1963(昭和38)年に通商産業省(現:経済産業省)が制定した記念日。1859(安政6)年6月28日、江戸幕府がアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、オランダの5か国に対し、横浜、長崎、箱館(函館)で自由貿易を許可する布告を出したことに由来する。
財務省の「貿易統計」によると、2024年の日本の輸出額は約107兆円で、前年から6.2%の増加。2年連続で100兆円を超え、1979年以降で最高となった。自動車の輸出先国としてはアメリカが最も多く、2024年は約137.6万台で、金額では6兆円超。円安に加え、高価格帯のハイブリッド車などの販売が好調だった。ただし、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5兆円を超える赤字で、4年連続の赤字となっている。また、トランプ政権の関税措置や為替の影響も懸念され、今後の見通しは不透明だ。
日本の輸出の主力品目は、半導体等電子部品、半導体等製造装置、鉄鋼など。自動車や自動車部品はアメリカへの輸出が多いが、市場はアジアや中東、EUなど全世界へ広がっている。写真は輸出される自動車と運搬船
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