パトカーの赤色灯の光り方が変わる! 発光パターンで状況判断が可能に
2024年中に運用を開始予定警察庁は、パトカーに聴覚障害者に配慮した新しい警光灯(赤色灯)を導入すると発表した。周囲の音がうまく聞き取れない聴覚障害者は、パトカーが近づいても緊急時なのか、パトロール中なのかの判断が難しいため、緊急走行時と通常のパトロール時で光り方を変える。これにより聴覚障害者も、正しく状況を把握できるようになることが期待される。2024年度中に運用を開始するという。
新型赤色灯とこれまでの赤色灯の違いとは?
今回導入される新型赤色灯は 、発光パターンを変化させることで音が聞こえなくとも緊急時なのか、通常パトロール時なのかを視覚で判断できるようになる。その発光パターンは、以下のとおり。
・緊急時:外側から内側に向かって順に0.5秒周期で速く発光する(これまでと変わらず)。
・パトロール中など:1度光ったあとに、2秒周期で外側から内側へ徐々に発光する。
緊急時はこれまで通りピカピカと点灯し、パトロール時には蛍の光のようにゆっくりと点灯するという違いがある。今回の新型赤色灯導入は聴覚障害者だけでなく、耳が遠くなってきた高齢者ドライバーにとっても役立つと期待されている。赤色灯のパターンについては警視庁の公式YouTubeチャンネル(下)を参照。
- ※ YouTube警察庁公式チャンネル より
2024年度中に全国各地で順次運用開始予定
これまでの赤色灯はいつでも同じ光り方をするため、走行しているパトカーが緊急時なのか、日常的なパトロールなのかを見ただけでは判断できず、改善を求める声が多くあった。今回の新型赤色灯導入によって判断しやすくなることが期待される。導入車両は、小型パトカーおよそ420台、交通事故処理車のおよそ99台。全国各地で順次運用開始する予定だ。
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