20代男性の多くがドライブに興味あり? 「ドライブに関するアンケート」の結果を公表
「若者のクルマ離れ」という言葉が2010年代後半から聞かれるようになり、2023年度乗用車市場動向調査では、若年層でクルマを所有していない層におけるクルマへの関心度、購入意向はともに減少傾向という結果も出ている。しかし、株式会社スマイルモアが行った「ドライブに関するアンケート」によると、結果は意外にも半数以上が「興味あり」だった。
20代男性の約半数はドライブに「興味あり」。ドライブを楽しむ理由は自由で便利だから?
オンデマンドなマウスピース矯正をサポートする同社が行った「ドライブに関するアンケート」によると、アンケートに答えた300人のうち、145人(48.4%)が、ドライブについて「興味あり」と回答している。
なお、回答の詳細は以下のとおりだ。
- 非常に興味がある:18.7%
- ある程度興味がある:29.7%
- あまり興味がない:16%
- 全く興味がない:35.7%
また、ドライブを楽しむ理由としては、以下のようなものが挙げられた。
- ストレス解消やリフレッシュのため
- 新しい景色や場所を探索したい
- 友人や家族との時間を楽しみたい
- ドライビング自体が好きだから
- クルマの性能を試したい
- 自由な移動手段として便利だから
このなかでも最も多かったのは、「自由な移動手段として便利だから」という理由だ。回答者300名中、118人(約39.3%)がこの回答を選択した。
公共交通機関が発達している都市部を除き、クルマが主な交通手段である地域も多い。そのような地域ではクルマがあれば行動範囲が広がるため、ドライブに魅力を感じる人も多いのかもしれない。
2023年度乗用車市場動向調査では、若年層でクルマを保有していない人のクルマへの関心度、購入意向はともに21年度より減少傾向と発表されている。しかし、若年層のなかには、クルマへの関心が高い層もいることが可視化される結果となった。
ドライブを楽しみたいが、費用面で心配ごとも…
その一方で、「ドライブに対して感じている不安や懸念は何ですか? 」という質問には、以下のような答えが寄せられた。
- 交通渋滞や駐車の問題
- ガソリン代やその他の費用
- 事故やトラブルのリスク
- 運転中の疲労やストレス
- 天候や道路状況の影響
- 車両のメンテナンスや故障
なかでも、「ガソリン代やその他の費用」が心配と答えた回答者は300人中131人(43.6%)と突出している。
ガソリン価格は高値が続いており、2024年現在レギュラーガソリンはは1Lあたり175円前後で推移している。ガソリンが高くなる理由は原油価格・為替レート・税金など様々な理由が挙げられるが、もう少しクルマが維持しやすい価格になるのであれば「若者のクルマ離れ」も解消されるかもしれない。