「御竜印」の画像

クルマで巡ろう! 福井県での御朱印と恐竜のコラボレーションイベント「御竜印」

福井県神社庁では、2024年3月16日に北陸新幹線が福井・敦賀まで延伸開業したのに合わせ、同日より「御竜印」の提供を開始している。

「御竜印」は、「恐竜王国福井」の象徴である恐竜と御朱印をコラボしたコンテンツとして制作。「御竜印」巡りに参加する34社(7月1日より39社)の神社に所縁のあるものと、恐竜を合わせて描かれており、神社の歴史を垣間見られる。

目次

御竜印巡りに参加する34社へはクルマでの移動が便利

御竜印巡りに参加する34社

北陸新幹線の福井・敦賀延伸開業に合わせた記念イベントのため、福井駅周辺に御竜印を受けられる神社が集中しているものの、公共交通機関でのアクセスが不便な神社もある。北陸自動車道や舞鶴若狭自動車道など、主要な自動車道からのアクセスが比較的容易なため、クルマでの御竜印巡りが便利だ。

また、2023年10月28日の中部縦貫自動車道(中部縦貫道)九頭竜IC開通も祝したイベントのため、中部縦貫道周辺にも御竜印巡りに参加している神社がある。

御竜印に参加の神社は?どんな恐竜が描かれている?

神社ごとの御朱印になる恐竜

御竜印に参加している34社は、福井・坂井エリア、奥越前エリア、丹南エリア、嶺南エリアの4エリアに分布している。

福井・坂井エリアの参加神社は、八幡神社や金刀比羅神社など福井市内14社と、春日神社などの坂井市内3社、永平寺町の明神社の計18社だ。福井市の柴田神社は戦国武将の柴田勝家公が祀られている神社で、大型恐竜のギガントラプトルに鉾を持たせ、北庄城境内の警備と観光案内を任務とする「カツイエラプトル」が御竜印に描かれている。

奥越前エリアの参加神社は6社で、日吉神社や清瀧神社などの4社が大野市内に密集。また、勝山市には神明神社・平泉寺白山神社の2社がある。神明神社は天照大御神をお祀りしている神社であるため、太陽と三階菱が描かれた「カチヤマネンシス」が御竜印だ。

丹南エリアは、越前市内にある太田神社・總社大神宮の2社、越前町にある金刀比羅山宮の計3社だ。金刀比羅山宮の御竜印には、神社を悪霊からお護りしている「コンピラサウルス」と、強力な神通力があるとされる天狗の葉団扇(はうちわ)があしらわれている。

嶺南エリアは敦賀市の金崎宮をはじめ、彌美神社や青海神社など7社が参加している。青海神社の御竜印は、神武天皇の水先人であった御祭神にちなみ、古代の亀アーケロンを青海の海竜「アオケロン」として描いている。

2024年7月1日に追加される御竜印に描かれる恐竜は?

2024年7月1日に追加される御竜印5社

すでに提供されている34社の御竜印に加え、2024年7月1日には5社の御竜印が新たに追加され39社となる。追加されるのは福井市の福井神社・安波賀春日神社・永平寺町の柴神社・越前町の劔神社・池田町の鵜甘神社の計5社だ。

福井神社は、福井藩の藩政改革に尽力し、明治維新では尊皇派の中心人物であった福井藩16代藩主の松平慶永公が祀られている。藩主の正装である冠を肉食の羽毛恐竜であるトロオドンにかぶせて描かれた「福井藩主のトノオドン」が御竜印だ。

また、安波賀春日神社は「お景さま」として親しまれている戦国大名の朝倉義景公と、福井県で発見された肉食恐竜「フクイラプトル」を掛け合わせた「フクイアサクラプトル」が描かれている。

「御竜印」は「恐竜王国福井」ならではの御朱印であり、近くに寄った機会にはぜひ、39社の御竜印をコンプリートしてみてはいかがだろうか。なお御竜印は初穂料500円で受けられる。

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