2023年も実施。秋の全国交通安全運動
期間は9月21日から30日までの10日間今年も「秋の全国交通安全運動」の季節がやってきた。具体的な活動として、警察署にタレントの一日警察署長が登場して交通安全を訴えたり、各地での交通取り締まりが強化されたりする。こうした光景を、毎年この時期になると報道等で目にするようになる。どういった目的で実施されているのか解説する。
秋の全国交通安全運動とは
この運動は、内閣府や警察庁などの各省庁、JAFなどの団体や教育機関、マスメディアが主催・協賛する運動だ。運動期間中、交通安全を重点的に普及・推進していく目的がある。
今回の重点目標として下記が掲げられている。
(1) こどもと高齢者を始めとする歩行者の安全の確保
(2) 夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶
(3) 自転車等のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
内閣府では「国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより,交通事故防止の徹底を図ることを目的としている」という。
今回の秋の全国交通安全運動では3つの重点目標が掲げられている。資料=内閣府
秋の全国交通安全運動実施の背景
今回実施される運動の趣旨・理由としてとして、上記(1)については、交通事故死者数全体のうち、幼児・児童の死者・重傷者は歩行中の割合が高く、とくに歩行中児童の死者・重傷者の通行目的では登下校が約4割を占める。また、歩行中の交通事故による死者数のうち高齢者の占める割合が高いこと。
(2)については、例年日の入り時間が急激に早まる秋口以降は、夕暮れ時や夜間に重大交通事故が多発。また、飲酒運転による事故や、あおり運転等の悪質・危険な運転による交通事故も後を絶たないためとしている。(3)では、自転車関連事故の割合が増加傾向にあるほか、電動キックボードなどに向けた新たな交通ルールが定められ、ヘルメットの着用についても努力義務となったことなどがあげられている。
運動を展開する各団体では、参加・体験型の交通安全教育や街頭キャンペーン、作文・標語等の募集を展開する。内閣府では、こうした従来の活動に加え、放送設備やオンライン会議システムによる交通安全教育などにも取り組んでいくとしている。
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