ネットで依頼したロードサービス業者のトラブル急増中! 20歳代は特に注意

車のトラブルでロードサービスを依頼する際、ウェブで検索したロードサービス業者に依頼したところ、事前に説明されなかった高額な費用を請求された――。そんな問い合わせが全国の消費生活センターなどに寄せられていることから、国民生活センターが注意を呼びかけている。

目次

2022年度のロードサービスに関する相談件数は、前年度の3.3倍に急増

インターネットで検索したロードサービス業者とのトラブルは、2022年度は773件で前年度の約3.3倍に急増している。契約当事者は20歳代や学生が多く、トラブルに慣れていないことから慌ててウェブで検索し、ロードサービス業者に依頼しているケースが多いのではないかと同センターはみている。

PIO-NETにおける「インターネットで依頼したロードサービス」に関する 相談件数の推移

2018 2019 2020 2021 2022
43 70 95 231 773
  • 「インターネットで依頼したロードサービスのトラブル」とは、自動車やバイクのパンク、バッテリー上がり、キー閉じこみなどに対してインターネットで検索したロードサービス(開錠サービスなど、必ずしもロードサービスではないものも含む)を依頼したものをいう。
  • 「PIO-NET」(全国消費生活情報ネットワークシステム)とは、国民生活センターと全国の消費生活センター等を オンラインネットワークで結び、消費生活に関する相談情報を蓄積しているデータベースを指す。消費生活センター等からの経由相談は含まれていない。相談件数等は2023年5月31日までのPIO-NET登録分。

20歳代・30歳代の問い合わせが多く、ロードサービス業者に平均で約90,000円を支払っている

ロードサービスの契約当事者は男性が約67%、女性が33%。年代別では20歳代が最も多く、全体の約3分の1を占める。

契約当事者の年代別件数

10歳代
以下
20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代
以上
82 455 293 209 137 57 44

契約購入(支払い)金額をみると、平均額は約88,000円。50,000円未満が最も多いが、500,000円を超す金額を請求された例もある。

契約購入金額の価格帯別件数

~50,000円未満 ~100,000円未満 ~500,000円未満 500,000円以上
489 470 328 13

事前説明のない「緊急対応費」や「祝日対応費」を請求されるケースも

相談事例によると、事前に説明されていない「緊急対応費」や「祝日対応費」を請求されたり、料金について十分な説明がないまま作業され、高額な料金を請求されたりするケースがあった。ほかにも、このような相談が寄せられている。

  • 事前説明のないキャンセル料を請求された
  • 費用を損害保険会社に請求できると言われて契約したが、認められなかった
  • 作業内容(原因診断)が不適切で直らなかった

ロードサービスを依頼する様子

突然に車のトラブルが起こっても慌てないことが大切だ(写真はイメージ)。

車のトラブルが発生したら、まずはJAFや保険会社へ連絡を

トラブルが起こった時は慌ててしまいがちだが、まずはJAFや損害保険会社、保険代理店に問い合わせを。また、普段から契約している自動車保険の内容をよく理解しておき、同じ車を運転する家族とも共有しておくことが大切だ。

ほかにも、このような対策が必要だ。

  • サイト等の表示や電話で説明された料金を鵜呑みにしないようにする
  • 請求された金額や作業内容に納得できない場合は、きちんとした説明を求める
  • トラブルになったときには消費生活センター等に相談を

自動車保険+JAFで「無料サービスの適用範囲拡大」

なお、JAFは一般の方、会員でない方であっても有償でロードサービスを行っている。ロードサービス料金の試算もできる(下リンク参照)ので確認しておこう。JAFと提携する自動車保険に加入していれば、JAF会員の無料サービスの範囲が拡大されるなど優遇サービスが適⽤されることも覚えておきたい

この記事はいかがでしたか?
この記事のキーワード
あなたのSNSでこの記事をシェア!