愛知県半田市の半六庭園で夏の風物詩「風鈴飾り」が始まった! 2024年8月18日まで開催
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愛知県半田市の半六庭園で夏の風物詩「風鈴飾り」が始まった! 2024年8月18日まで開催

愛知県半田市の観光スポットのひとつである半六庭園では、2024年7月6日から夏季の特別イベント「風鈴飾り」が開催されている知多半島道路半田ICからクルマで約14分の距離にある半六庭園は、緑深まる木々や半田運河から吹き抜ける風、涼しげな音色を奏でる風鈴など、夏のドライブにピッタリだ。

開催期間は2024年8月18日まで。開催時間は午前9時から午後5時までとなり、入園料は無料だ。家族や友人などと特別な夏の思い出を作ってみてはいかがだろうか。

目次

海運と醸造で栄えた半田市が1,000個の風鈴で彩られる

半六庭園

半六庭園は江戸時代に栄えた豪商、中埜半六家の邸宅内の庭園

半田市は、愛知県知多半島の中央部に位置し、江戸時代から海運業と醸造業で栄え、商業や製造業を中心に発展した町だ。半田市内に開削された半田運河沿いに位置する半六庭園は、江戸時代に海運業、酒造業で栄えた豪商、中埜半六家の邸宅内に造られた庭園。半六庭園は、回遊式の典型的な日本庭園と多種多様な植栽があるため、四季折々の美しい風景が楽しめる。また、半六庭園では年間を通してイベントが開催されており、毎年夏の風鈴飾りは恒例行事として市民や観光客に親しまれている。

2024年の風鈴飾りは、風鈴の数を2023年の500個から倍の約1,000個に増やした。さらに庭園の蔵内にも風鈴を設置し、土日限定で公開している。また、2024年6月に催された「風鈴絵付けワークショップ」で制作されたオリジナルデザインの風鈴も設置されているため、写真映えスポットとして来園者の目を楽しませている。

ノスタルジックな雰囲気漂う半田運河沿いを散策

半田運河

半田運河沿いは歴史的建造物が立ち並びノスタルジックな雰囲気が漂う

半六庭園が位置する半田運河沿いは、黒板囲いの蔵などの歴史的建造物が立ち並び、江戸時代の面影を残す観光地として人気だ。半田市は酒造業で栄えた町の名残があり、半田運河沿いに酒蔵がある。半六庭園の目と鼻の先には「酒の文化館」があり、酒造りの道具や資料が展示されている。酒の文化館は200年ほど前に建てられた酒蔵で、黒塗りの壁や白い漆喰窓が特徴的だ。

また、半六庭園から徒歩3分ほどで「ミツカン酢」で知られるミツカンが運営する博物館、ミツカンミュージアムがある。酢造りの歴史や食文化を学べる体験型施設だ。少し足を延ばせば、明治期に建てられたビール工場の赤レンガ建物が見られる。現在はビール造りの歴史をたどる当時の写真や模型を展示している常設展示室や、さまざまな企画展や発表会が催される企画展示室などとして運営されている。

半六庭園の風鈴飾りとあわせ、歴史や風情を感じ、往時に思いをはせながら運河沿いを散策するとよいだろう。

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