新時代に突入したKYOJO CUP 2026開幕戦! 元女王復活や若手の躍進、実力派の海外勢の参戦で大激戦に!?
富士スピードウェイで火花を散らす女性トップドライバーたち──富下李央菜選手が圧巻の初優勝!女性ドライバー限定レースとして節目となる10年目を迎えたKYOJO CUP 2026。シリーズは今、単なる育成カテゴリーではなく、“完成されたドライバー同士がぶつかり合う競技”として、新たなフェーズに入りました。全5大会・10レースはいずれも富士スピードウェイを舞台に開催され、条件差のない環境で、ドライバーの力量が容赦なく問われるシーズンとなります。1本のオーバーテイクがシーズン全体を左右し、毎大会がドラマのクライマックスとなるのが、KYOJO CUP 2026の大きな魅力です。
多彩な経歴の女性ドライバーたちが競う国内唯一のレース
2025年は第4戦で女王の座を決めた下野璃央選手。昨年は圧倒的な強さを見せていたが、今シーズンは新たな強豪選手も参加しており女王の座を守れるかも見どころのひとつ。開幕戦は6番手からのスタート。Finalの結果は7位と振るわず、第2戦以降の巻き返しに期待
国内のモータースポーツにはさまざまなカテゴリーが存在していますが、その中で唯一、女性だけで争われるレースシリーズが「KYOJO CUP」です。
自動車レースの主役は長らく、レーシングカーが担ってきましたが、それは日本の経済成長を支える自動車産業の技術進化を示してきた一方、モンスターマシンになればなるほど重要になってくる運転技術の高さと、それを持つレーシングドライバーがフォーカスされることはあまりありませんでした。
しかし、時代が変わり、現在ではレーシングドライバーの持つ能力に注目が集まるようになり、野球やサッカーと同じ、モーター「スポーツ」という認識が広まってきています。
富士スピードウェイを舞台に2026年は5大会全10戦で競う
そんな流れの中で、「運転技術を競い合うスポーツ」として、女性ドライバーに焦点を当てたレース「KYOJO CUP」は2017年に誕生しました。舞台は富士スピードウェイ。
2025年にはそれまで使用していたVITAという車両から本格的なフォーミュラカーへとスイッチ。すべての車両はKYOJO CUP事務局が一括で管理し、徹底したイコールコンディションのもと、ドライバーの腕だけで勝負が行われていきます。エントリーしている女性ドライバーは、幼少期からカートに乗ってきた熟練者から、大人になってからモータースポーツの世界に飛び込んだ人まで、多様なキャリアを持っています。
予選20分、スプリント&ファイナルで争われる2レース制
KYOJO CUPは、レースウイークの木曜日から走行セッションが設けられ、多くの走行機会を提供しています。予選は20分間の計時方式。この予選で、土曜日に行われる「KYOJO Sprint」(10周)のスターティンググリッドが決定し、翌日曜日に行われる「KYOJO Final」(15周)は、KYOJO Sprintの着順によってグリッドが決まります。
過去に2度女王に輝いた三浦愛選手が、ドライバーとして電撃復活!
2年間チーム監督として参戦していた三浦選手が、2026年からドライバーとして復活。三浦選手は過去に2度シリーズチャンピオンに輝いている元女王。かつてのような輝きを見せ女王に返り咲くことができるか注目されている(三浦選手はカーナンバー18)
今シーズンは全5大会10レースが予定され、獲得ポイントによってシリーズタイトルが争われます。開幕を前に2月から3回の合同テストが行われましたが、注目は2020年と2023年の2度女王に輝いた三浦愛選手の復活です。昨年までの2年間は自ら立ち上げたチームで監督としてKYOJO CUPに挑んできましたが、今シーズンは選手としてエントリー。公式テストではコースレコードを上回るタイムをたたき出し、全日本F3選手権でクラス優勝の経験を持つ実力者としてその存在感を見せつけました。
若手スターと海外経験者が加わり、勢力図はさらに拡大
フォーミュラワン・グループが創設した女性限定レースシリーズのF1アカデミーからKYOJO CUPに参戦してきたオーストラリア出身の若手ドライバー、ジョアンヌ・チコンテ選手。2026年の合同テストでいきなり1位を獲得するなど実力は十分。開幕戦は惜しくも2位で優勝を逃す
もちろん、昨年10戦中8勝で女王の座に着いた下野璃央選手も速さを見せましたが、昨年優勝争いを繰り広げた翁長実希選手、斎藤愛未選手も好タイムを並べ、今シーズンは独り勝ちとはいかない様子。また、ウィリアムズの若手ドライバー育成プログラム『ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミー』に日本人として初めて所属した若手注目株、松井沙麗選手や、F1アカデミー経験者のジョアンヌ・チコンテ選手など、新規参戦ドライバーからも目が離せません。
開幕戦はSprint、Finalともに完璧な走りで富下李央菜選手が初優勝!
2026年の開幕戦を制したのは参戦4年目の富下李央菜選手。Sprint、Finalともにポールスタートから完璧な走りを見せ、見事KYOJO CUP初優勝を飾った。本人は「これまでにないほど緊張して、本来の走りができなかった」と振り返っていたが、見事な走りで3年前の雪辱を果たした
5月9日(土)、10日(日)に2026年の開幕戦を迎えたKYOJO CUP。事情により2名が欠場し、18名によってKYOJO Sprint、KYOJO Finalの2レースが行われました。フォーミュラ車両での2年目のシーズンで各自がスキルアップしていることに加え、昨年より車両の最低重量が軽くなったこともあり、予選では18名中15名がコースレコードを上回る好タイムを記録。1秒差の中に12台がひしめく大接戦となりました。
その戦いを制しポールポジションを獲得したのは富下李央菜選手。2023年にKYOJO CUPに初参戦し、デビュー戦でポールポジションを獲得した逸材は、その時の雪辱を果たし、Sprint、Finalともに一度もトップを譲ることのない見事な走りで初優勝を飾りました。2位はF1アカデミー出身のジョアンヌ・チコンテ選手。KYOJO Sprint、翌日のKYOJO Finalともに2戦連続で2位表彰台を獲得。Finalでは三浦愛選手、翁長実希選手との激しいバトルを制した斎藤愛未選手が3位に入りました。
若手選手やニューカマーの活躍が目立つ一方で、経験豊富な実力者が見ごたえのあるバトルを演じた開幕戦。KYOJO CUP第2戦は、全日本スーパーフォーミュラ選手権との併催で7月18日(土)、19日(日)に行われます。富下選手の勢いを止める選手は誰か? 前年女王や実力派の海外選手、復活したベテランなど、注目選手の多い2026年の展開にワクワクが止まりません。
Finalの3位表彰台を獲得したのは斎藤愛未選手(カーナンバー36)。3番手以降はレース序盤から接戦が繰り広げられ、斎藤愛未選手が三浦愛選手、翁長実希選手との激しいバトルを制し3位入賞を果たした
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