モータースポーツ最終戦から目が離せない!
東京で開催のD1グランプリ、三重県で開催のスーパーフォーミュラJAF鈴鹿グランプリ、愛知県・岐阜県で開催のWRCをご紹介2023年シーズンのモータースポーツも終盤となってきた。今回は、国内開催の注目のカテゴリー最終戦をご紹介。有終の美を飾るのはどのチーム、どのドライバーか、ぜひその目で見届けてほしい。
スーパーフォーミュラ JAF鈴鹿グランプリが開催
スーパーフォーミュラはF1に匹敵するコーナリングスピードを持つといわれる"国内最速レース"だ。「世界で最もF1に近い」と評価する声も多い車体は全車共通で、ドライバーの腕の差が出やすい。前身のF2000が始まった1973年から50年。節目となる今シーズンも、個性豊かなドライバーたちが接戦を繰り広げている。
開幕前から注目されていたのは2021年、22年と連続王者の野尻智紀選手。しかし初戦を制したのは、ルーキーのリアム・ローソン選手だった。悪天候で練習走行が中止になるなか、いきなりの予選で3 位を獲得。勢いそのままでデビューウィンを飾った。
翌日第2戦では野尻選手がチャンピオンの意地を見せ勝利。第3 戦では昨年まで3位が最高位だった宮田莉朋選手が初優勝。以降第7戦まで、この3選手が優勝を奪い合う展開が続いている。
そんな今シーズンのスーパーフォーミュラを締めくくるのが、10月28日、29日に行われるJAF鈴鹿グランプリだ。2連戦なので28日に結果を残せなかったドライバーにも、翌日の展開次第で戴冠の可能性はまだ残る。選手にとってもファンにとってもエキサイティングな週末になりそうだ。
開催日:2023年10月28日(土)、29日(日) 開催地:鈴鹿サーキット
JAF鈴鹿グランプリで有終の美を飾るのは?
写真左から宮田莉朋選手、野尻智紀選手、リアム・ローソン選手
宮田莉朋選手は、神奈川県出身の24歳。2020年に若手が活躍するスーパーフォーミュラ・ライツでチャンピオンを獲得し、翌年からスーパーフォーミュラにフル参戦。スーパーGTでもタイトル争いに絡むなど速さを見せている、注目選手の一人だ。
野尻智紀選手は、茨城県出身の34歳で、スーパーフォーミュラには2014年から参戦しているベテラン。21年に初めての王座に就くと、翌年も連覇。第4戦は病気により欠場したが、もてぎで行われた第7戦で優勝。ランキング3位で迎える最終戦で3連覇を狙う。
リアム・ローソン選手は、ニュージーランド出身の21歳。F1チーム・レッドブルの育成ドライバーで、今年からスーパーフォーミュラに参戦。8月からは負傷したドライバーの代役としてF1デビューを果たしており、その速さと走りのクレバーさはワールドクラスだ。
JAF優待観戦券で鈴鹿サーキットパークも楽しめる!
JAF鈴鹿グランプリはJAF会員優待の対象だ。観戦券は20%割引。大人1名の通常価格は5,500円のところ、JAF優待なら4,400円で観戦可能。子ども、幼児も同様に20%割引となる。
そして、なんとこの観戦券の料金に、鈴鹿サーキットパークのパスポートが2日分含まれているのだ。レース観戦券を割引価格で購入すると、鈴鹿サーキットパーク内で子どもと一緒にさまざまなアトラクションも無料で楽しめるということになる。鈴鹿サーキットパークには、子どもと一緒に楽しめるアトラクションが約30種類もあり、家族全員での秋のレジャーにピッタリだ。
JAF鈴鹿グランプリ観戦券のJAF会員優待価格
大人(中学生以上) | 4,400円(定価5,500円の20%引き) |
子ども(小学生) | 3,120円(定価3,900円の20%引き) |
幼児(3歳~) | 2,000円(定価2,500円の20%引き) |
- ※観戦券料金に鈴鹿サーキットパークのパスポート2日分が含まれます。
鈴鹿サーキットパーク内のアトラクションも乗り放題なので、家族で一日中遊べる。とくにレースウィークは入園者も少なめで存分に楽しめる。
イベント盛りだくさんのJAFブースも出展!
2023年も会場にJAFブースを出展。「レーシングシミュレーターによるeスポーツ体験(ソフトはグランツーリスモ7を予定)」や「スロットカーレース」をはじめ、「子ども安全免許証」の発行など、こちらも大人だけではなく家族全員が楽しめるイベントが盛りだくさん。そのほか、ドライバーのサイン色紙や鈴鹿サーキットグッズ、JAFオリジナルトミカなどが当たる「JAF会員限定ナンバー抽選会」など、JAFブース恒例の会員特典イベントも用意。白熱したレース観戦とともに、サーキットでの貴重な体験を思う存分楽しめる。
JAFブース出展情報
出展日:10月28日(土)・29日(日)
場所:鈴鹿サーキット GPスクエア
愛知・岐阜の公道をラリーカーが駆ける
開催日:11月16日(木)~19日(日) 開催地:愛知県・岐阜県 ラリージャパン
ラリーはサーキットではなく公道が舞台。封鎖された峠道などを信じられないスピードで駆け抜けるSS(タイム計測区間)と、一般車に交じり法定速度で走るリエゾン(タイムを計測しない移動区間)が交互に設定され、いろいろなマシンを間近に見られるのが面白い。11月16日~19日に愛知県、岐阜県で行われるラリージャパンは、そんなラリー競技の最高峰・WRC(世界ラリー選手権)の最終戦。日本勢ではトヨタから勝田貴元選手が参戦し、ヤリスがベースのモンスターマシンで、ライバルたちと"公道最速″を競っている。チケットがお得になるJAF優待もあるので、ラリー好きはもちろん、そうでない人も非日常を楽しみに足を運んでほしい。
公道最速決定戦もJAF 優待で楽しもう
S席(1階) | 共通 | 15,000円→13,500円 | |
自由席(2~4階) | 大人 | 4,000円→3,600円 | |
子ども(3歳~中学生) | 1,500円→1,350円 |
大人 | 4,000円→3,600円 |
子ども(3歳~中学生) | 1,500円→1,350円 |
- ※両日程とも2歳以下は保護者1名につき1名膝上無料。ただし、席が必要な場合は有料。
D1グランプリ ドリフト王者がお台場で決まる
開催日:11月11日(土)~12日(日) 開催地:東京都 D1グランプリ
ドリフト王者を決めるD1グランプリ最終戦が、11月11日(土)、12日(日)にお台場の特設会場で開催される。普段はサーキットなどで行われるが、今回は特設ステージということで迫力満点。会場に響くスキール音やタイヤスモークはドリフトを知らない人でも熱狂間違いなしだ。なお2台が並んで走る追走(上写真左)と1 台で走る単走(上写真右)のそれぞれ1位にはJAFカップが授与。タイトルが決まるこの一戦。チケット情報はウェブサイト から確認を。
JAFモータースポーツサイト「モータースポーツを知る・楽しむ」
「JAFモータースポーツサイト」では、モータースポーツのさまざまな楽しみ方を紹介しています。