東京アウトドアショーのBougeRVブースに展示された「冷えMistPro タンク付きミストファン」。黄色いノズルからミストが噴射されている
編集=大森弘恵

過酷な夏の車中泊旅を救う! 東京アウトドアショーで見つけた最新ギア7選

ポータブルエアコン、換気ファン、冷蔵庫など猛暑対策に役立つ注目アイテムを厳選!

猛暑の車中泊に役立つアイテムが「東京アウトドアショー2026」に勢ぞろい。会場に並んだ膨大なアウトドアプロダクトのなかから、ポータブルエアコンやベンチレーションファン、ポータブル冷蔵庫など、夏の車中泊旅を助けてくれる最新ギアを探してきました。

目次

暑さを吹き飛ばす最新車中泊ギアを探しに出発

クルマに載せたルーフトップテントの写真

スノーピークは新作のルーフトップテントやキャンプギア、アパレルを展示して世界観をアピール

千葉・幕張メッセで開催された「東京アウトドアショー2026」は、アウトドアライフとアクティビティ、そして人々を自然の中に連れて行ってくれるモビリティの最新情報が集まる人気イベントです。

会場内にはスノーピークやナンガ、SOTOといった世界的アウトドアブランドはもちろん、NPO団体や食品メーカー、そしていすゞやマツダ、スズキといった自動車メーカーも出展。いろいろな遊び方を提案していました。

クルマのラゲッジを開けてベッドキットが設置されている写真

モデリスタブースで展示されていたカスタムカー「ノア “MU”」

車中泊もそのひとつ。

今回はポータブルエアコンやポータブル冷蔵庫など「真夏の車中泊旅」に欲しい最新プロダクトをピックアップしてきました。

窓用エアコンの技術を応用したポータブルエアコン

コロナのポータブルエアコンの展示写真

アウトフィールド(OUTFIELD)「ブリーズボックス」(5万9800円)

夏車中泊の新定番といったらやっぱりポータブルエアコンです。

コロナのアウトドアブランド、アウトフィールドのポータブルエアコン「ブリーズボックス」は、窓用エアコンの技術を応用して2つの熱交換器を搭載。冷風側と排熱側を完全に分離し、かつ最適レイアウトにすることで冷風を10m先まで届けてくれるパワフルなポータブルエアコンになりました。

消費電力は180W(始動電流7A)で1,000Whのポータブル電源では約5時間使用可能となっています。

ポータブルエアコンのドレンホース

製品にはドレンホースが付属している

本体は約12kgでまずまず持ち運びやすい重さ。ボックス形状で車内に置きやすいデザインです。本体を車内に設置するなら、排水を受け止める容器を用意しましょう。

ポータブルエアコンのダクトホース

ダクトは2本付属していて、冷風側と排熱側どちら側でも取り付けられる。気になる音は、LOW運転時で約40dB

冷風能力は最大850W。約10℃低い空気が車内の奥まで届きます。

抽選販売なので抽選時期をこまめにチェックしておきましょう。

デリカオーナーに吉報! 5分で車内換気が完了するベンチレーションファン

デリカの窓に取り付けられたベンチレーションファン

37CAMP「デリカD:5専用ベンチレーションファン」

車内ににおいや湿気がこもると夏車中泊の不快指数は120%! これを防ぐために市販のUSBファンを窓に取り付ける人は多いのですが、ここで問題となるのが雨の吹き込みです。

IGT規格テーブルに取り付ける「ユニットシンク」で知られるアウトドアブランド、37CAMPは現在開発中の三菱デリカD:5専用換気システムを展示していました。

「雨が入り込まないようにするためのレインガード(カバー)を調整して、全体にデザインを整えたら完成。もうそろそろ発売できると思います」とのこと。

風量は6段階切り替えで、消費電力は最大3W。吸気と排気の切り替えもできるそうで、デリカ用が完成したら要望の多い車種用にも取り組みたいと意気込みを語ってくれました。

ユニットコンテナとユニットシンクの展示画像

「ユニットコンテナ」(2万7500円)と「ユニットシンク」(3万6300円)、「水タンク」(9,900円)の組み合わせで車中泊カーが快適になる

37CAMPのお家芸とも言える「ユニットシンク」を組み込んだ「ユニットコンテナ」とともに、専用ベンチレーションファンを取り入れれば、デリカでの車中泊がいっそう快適になりそうです。

ダナーコラボの空調服なら運転時の邪魔にならない

空調服の展示

ダナー×空調服「エア・コン ショートスリーブ(air con SHORT SLEEVE)」(3万2780円)

ブーツブランド、ダナーと衣服内に空気を取り込む空調服がコラボした「エア・コン ショートスリーブ」は、1着に付属するファン2個に対して通気口が4つ。

空調服のファン部分

ファンの取り付け位置を選べる

だから普段は蒸れやすい背中側にファンを取り付けていても、バックパックを背負うときは前よりにファンを移動できるのです。

前よりにファンを取り付けるとシートと干渉しにくいので、エアコンが効きづらいクルマに乗り込むときも冷風を浴びながら運転可能。

風を送ってもシルエットが美しいので、そのまま買い物や観光に出ても違和感がありません。

ベストタイプの空調服数着がハンガーに掛けられている写真

ベストタイプもある

ブラックとオリーブの2色展開で、半袖タイプのほかにベストタイプもラインアップ。ファンはもちろん、バッテリーも付属しているので購入後すぐに着用できます。

背負えるポータブル冷蔵庫っていいかも

リュックタイプのポータブル冷蔵庫の展示

ICECO(アイスコ)「GOPack12」

ポータブル冷蔵庫ブランドのICECOは、背負って持ち運べる「GOPack12」を展示していました。

ポータブル冷蔵庫は大きくて重いイメージがありますが、こちらの本体は約7.1kg。タテ型なので狭い場所にも置きやすく、冷気が逃げにくいというメリットがあります。

リュックタイプのポータブル冷蔵庫のバッテリー部

庫内を-6〜10℃に保つ。消費電力は488Wh/24h

本体は防水TPU生地に包まれています。鋭利なモノには注意が必要ですが、思った以上にタフな印象。同社の薄型ポータブル電源を取り付けられるのも気が利いています。

リュックタイプのポータブル冷蔵庫の庫内

容量12.8Lの1気室

1気室ですが、氷や保冷材を入れなくてもいいので、まるまる食品や飲み物の保冷に使えます。これってやっぱり便利です。

アルミ製ポータブル冷蔵庫2モデルの写真

オールアルミ製の「APL35」(10万9000円)

グッドルッキングなオールアルミ製ポータブル冷蔵庫は、マグネットで取り付けられるバッテリーやソーラーパネル、スライドレールなど多彩なオプションを使えるのが魅力。

会場ではジープとコラボしたスペシャルな「APL35」も展示されていました。どちらもカッコいい。

ポータブル冷蔵庫の庫内写真

2つの部屋は温度帯を変えられる

庫内は2つの部屋に分かれていて、それぞれの温度帯を-20〜20℃の範囲で変えられます。

長期にわたる夏の車中泊旅であればこのクラスが使いやすそう。

夏旅で人気者になれそうなフローズンドリンクメーカー

フローズンドリンクメーカーの使用写真

アルピクール(Alpicool)「HBS-1901」

中国発のポータブル冷蔵庫&クーラーブランド、アルピクールは一風変わったプロダクトを展示していました。それが「HBS-1901」。

タンクにジュースを入れておけば、シャリシャリのフローズンドリンクになるというもの。

正直、旅のマストアイテムというわけではありませんが、ランチや朝食にシャリシャリドリンクを出されると、家族や友達のことを見直すこと間違いなし。

BougeRVのサーキュレーターはひと味違う

アウトドア用サーキュレーターの展示写真

BougeRV(ボージアールブイ)「冷えMistPro タンク付きミストファン」(1万2980円)

高機能なのにリーズナブルなポータブル冷蔵庫やクーラーで知られるBougeRVのブースには夏にうれしいギアがずらり。普通の冷蔵庫やクーラーでもいいですが、夏旅にもう少し手軽なミストファンに注目しました。

「冷えMistPro タンク付きミストファン」は持ち運び用のケースが約8Lのタンクとなるのでチマチマ給水する必要がありません。

ポータブルサーキュレーターの稼働写真

コードレスファンは約80度自動首振り機能付き。ミストは4モード、風量も3モードに切り替えられる

タンクの中に氷を入れておけばミストもひんやり。湿度が上がるので窓全開にして日陰にするなど車内での使用は工夫が必要ですが、気化熱のおかげでしょう、かなり楽になります。自然な涼しさを手に入れたい人に最適な製品です。

暑さをやわらげるひんやりアイテムを探そう

近頃の夏は、少々標高を上げたくらいでは避暑地にならないほど暑さが厳しくなっています。高原のRVパークを目指す車中泊旅でも、ひんやり過ごすための製品を手に入れておく方が安心です。イベントで見つけたひんやりアイテムを参考に、自分のスタイルにあったものを見つけてください。

大森弘恵

おおもり・ひろえ フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドアと旅で、ときどきキャンピングカーと料理の記事も。身軽なソロキャンプ歴は約40年、愛車はヤマハ・WR250R

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