生ウニ、生牡蠣、モウカの星に幻のおはぎ! 美味三昧、食べ歩きの仙台旅
牛たん、ずんだだけじゃない! ディープな魅力を求めて宮城県仙台市へ「杜(もり)の都」という愛称で親しまれる緑豊かな宮城県仙台市。海、山、大地の美しい自然に恵まれた仙台は、食材の宝庫だ。仙台の名物といえば、牛たん、ずんだ、笹かまぼこなどをイメージしがちだが、必須グルメは何といっても海の幸。ご当地ならではのグルメを堪能し、緑にあふれた仙台の景色を楽しみながら、クルマを走らせた……。
仙台の台所をそぞろ歩き
ご当地の美味“モウカの星”って?
JR仙台駅から徒歩約5分の場所に位置する「仙台朝市商店街」。地元宮城の新鮮な食材を中心に取りそろえる約70店舗が東西約100mの通りに立ち並び、地元の人たちや国内外からの観光客でにぎわう人気のグルメスポットだ。少し歴史を紐解くと、この仙台朝市は、昭和20(1945)年、空襲で焼け野原となった仙台駅前に多くの露店が立ち並び、そこに誕生した「青空市場」が起源だという。終戦から今年でちょうど80年、その間も仙台の台所として、仙台朝市は多くの人たちの胃袋を喜ばせているのだ。
朝9~10時頃にはほぼすべての店舗がオープンするという情報を得て、10時前に仙台朝市商店街に到着。ウニ、牡蠣、ホヤなどの東北ならではの食材が並ぶ鮮魚店では、食べたいものをセレクトして、その場でさばいてもらえる店もある。活気のある商店街をそぞろ歩いていると、こがね海産物さんで、「モウカの星」という初めて見る食材を発見。……これは、いったい、何? 聞けば、気仙沼の珍味で、「モウカザメ(別名ネズミザメ)の心臓」だという。そうか、気仙沼はサメの水揚げ量が日本一で、中華料理でも使われるフカヒレも有名だもんなぁと思いを馳せていると、お店の店員さんから「モウカの星は刺し身で食べるんだよ。ゴマ油をつけて食べると絶品。新鮮じゃないと食べられないから、貴重だよ!」と教えてもらった。モウカの星の横には「モウカパイプ」も陳列されている。これはサメの心臓の管で、串焼きで食べるのだという。「これは仙台朝市ならではだな」と、モウカの星とモウカパイプをチョイス。さらに、オススメされたアナゴの刺し身と夏が旬だというイセエビの刺し身もいただくことに。モウカの星はサクサクした食感で、臭みは一切なし。ゴマ油と塩を付けて食べるからか、爽やかなレバ刺しといった感じがした。モウカパイプの串焼きも、やわらかい焼き鳥のよう。アナゴの血に毒性があるため、生きたうちに血抜きをしないと刺し身では食べられないという貴重なアナゴの刺し身も初体験。白身でサッパリしているのかと思いきや、脂がのっていて美味。夏が旬だというイセエビの刺し身は、甘みがあり、もったりした食感。すべてぺろりと平らげ、他の店に移動することに……。
モウカの星は6切れで850円。モウカパイプは串焼きで1本350円。どちらも新鮮でなければ食べられないため、仙台朝市ならではの珍しい食材だ。蒸しホヤ100g650円や赤エビ1本280円なども魅力的……
どの食材を食べてみようか、目移りしてしまうほど、さまざまな海産物であふれる。その日の朝に海から揚がったばかりの新鮮なオススメ食材は、店員さんが丁寧に教えてくれる
モウカの星(刺し身)、モウカパイプ(串焼き)、アナゴの刺し身、イセエビの刺し身を食べてみることに。珍しい食材を前に、早速「仙台に来たぞー!」とテンションも上がる
店のすぐ横にある立ち食いスペースで、さばきたての新鮮な食材に舌鼓
●こがね海産物 /仙台市青葉区中央3ー8ー5 新仙台駅前ビル1F Tel.022-266-7448
仙台ならではの海産物を楽しんだ後は、デザートが食べたくなってきた。ずんだ、みたらし、クルミ、ゴマなどのお団子が並ぶ「登米っ子 一源」さんのショーケースを眺めていると、沼エビのお餅を発見。これもなかなか珍しい。東北ではご飯の代わりにお餅を食べることが多いという。お餅に沼エビや納豆をのせて、醤油をかけて食べることはよくあるそうだ。お祝いの席や法事などでも出されるとか。せっかくなので、沼エビのお餅をいただくことに。つきたてでやわらかいお餅に、エビの食感が面白い。口中にエビの香ばしい風味が広がり、とてもおいしい。塩のみの味付けだというが、十分に濃厚なエビの味を堪能することができた。
これでもか!というほど沼エビがのっている登米っ子 一源さんの杵つき餅「沼エビのお餅」。手のひらほどの大きさのお餅が2つで300円。仙台朝市の買い食い巡りにもピッタリ!
店員さんにオススメを聞いてみたら、やっぱりずんだやクルミのお団子が人気だというが、東北以外から来たのなら「沼エビのお餅」や「納豆のお餅」は珍しいと思うから食べてみたら? と教えてもらった
登米(とめ)市にある菅源米店より仙台朝市に出店。米店ならではのつきたてのお餅やお団子は、米の風味が存分に味わえるうえ、つきたてなので驚くほどやわらかい
●登米っ子 一源 /仙台市青葉区中央4ー3-28 仙台朝市内
おなかにまだ余力があるため、もう少し何かを食べたいと仙台朝市の通りを歩いていくと、昔ながらのコロッケ店で、多くの人たちが買い食いしているのを発見。「こういうお店が近所にあれば、毎日でも買うのに」と思いながら、ショーケースをのぞいてみると、「夏限定・枝豆ころっけ」が目に留まった。仙台名物のずんだの原料は枝豆だ。そして、枝豆の旬は夏。これは絶対においしいに違いないと確信し、枝豆ころっけを買ってみることに。店員さんから「この枝豆ころっけは、先週から始まったばかりだよ」と言われ、いよいよ“今ここで食べるべき逸品”を見つけたと確信をした。店の横にあるイートインスペースで揚げたてのホクホクコロッケをパクリ。これはおいしい……。ほのかに甘いジャガイモのなかに、サクサクと歯切れ良く、大きく味の濃い枝豆がゴロゴロと入っている。仙台朝市に行くことがあれば、ぜひ季節限定のコロッケを食べてみてほしい。枝豆以外もきっとおいしいに違いない。
「ころっけや」と書かれたオレンジのレトロな看板がかわいい齋藤惣菜店。安くておいしい揚げ物をたくさん取りそろえている。店の奥に揚げ場があり、常に揚げたてを提供
「夏限定・枝豆ころっけ」は1個150円。「じゃがじゃがころっけ」(90円)に砂糖と塩を利かせた枝豆をIN
メンチカツやロースかつ、ひれかつ、ハムカツなど、多種多様な揚げ物が並ぶ。一番人気は北海道産男爵イモを使った「じゃがじゃがころっけ」だが、ハムチーズも人気があるそう
●齋藤惣菜店ころっけや /仙台市青葉区中央4ー3ー27 Tel.022-267-1569
伊達政宗公が仙台市を見守る
青葉山公園へ
13代270余年にわたり、仙台藩を治めてきた伊達氏の居城があった青葉山公園。伊達政宗公騎馬像が仙台の街を高台から見守っている
仙台の偉人と言えば、筆頭に上がるのは伊達政宗。関ヶ原の戦いの後、政宗は1601年に居を仙台に移し、城と城下町の建設を始めた。ここに政宗を藩祖とする仙台藩(宮城県と岩手県南部)が誕生した。県外の人や歴史に詳しくなければ、「伊達政宗って何をした人?」と思うかもしれないが、要は仙台を作った人なのだ。仙台で伊達政宗が愛され続けるのも、納得だ。
そんな政宗が築城した仙台城があったのが、青葉山公園だ。現在、城はなく、石垣が残るのみだが、広瀬川や青葉山の豊かな自然に囲まれた大きな公園となっており、公園内にある五色沼は日本のフィギュアスケート発祥の地としても知られている。JR仙台駅から青葉通を真っすぐ約2㎞、クルマを走らせる。青葉山公園内に入り、天守台へ向かってクルマを進め、一番上の青葉城本丸会館有料駐車場に駐めるとすぐ、CG映像で復元された仙台城がみられる青葉城資料展示館や伊達政宗公騎馬像、史跡仙台城跡(青葉城跡)、仙台城本丸跡にアクセスできる。
伊達政宗公騎馬像が見下ろす先には仙台市街が広がり、広瀬川の向こう側に市役所や県庁、JR仙台駅を確認することができる
想像よりも立派で荘厳な雰囲気を醸し出す伊達政宗公騎馬像。その大きさにちょっとビックリ⁉ この騎馬像の前で撮影する観光客がたくさんいた
視界の先に白くて大きな観音様が見える。これは仙台大観音といい、仙台市制100周年を記念して建立されたもので、観音像としては日本一、仏像としては牛久大仏(茨城県牛久市)に次ぐ2番目の大きさになるという
●青葉山公園 /仙台市青葉区川内
仙台市泉区実沢中山南にある高さ100mの仙台大観音。その存在感から、メディアやSNSでは「ラスボス」と話題になることも。実は観音様の胎内は拝観することもでき、最上階に登れば、仙台市内が一望できるとか……
一生に一度の大願を叶えてくれる?
定義如来西方寺
正式名称は浄土宗極楽山西方寺。「定義(じょうぎ)さん」と呼ばれ、約800年もの間、多くの人たちに愛される平家ゆかりの庶民信仰のお寺だ
青葉山公園から北西へクルマで約50分、国道48号から県道263号に入り、大倉ダムを過ぎて、仙台市の山間に位置する定義さんへ向かった。ココが有名なのは、何といっても仙台が誇る人気芸人・サンドウィッチマンが、何度もいろいろなバラエティー番組で揚げたての“三角定義あぶらあげ”を紹介しているから、ということもあるだろう。県外からやってきた土地に無知な筆者からすると、この三角定義あぶらあげを食べたいからやってくる人が多いのではないかと思っていたが、調べてみると、有名なパワースポットでもあることが判明。そもそも西方寺は、壇ノ浦の戦いに敗れた平家の一族、平貞能(たいらのさだよし)がこの地に身を隠し、500年後その末裔によって開山されたお寺だという。この貞能が名前部分を読み方は同じ定義と改名し、人々が親しみを込めて「じょうぎさん」と呼んだことがその名の由来だとされている。
昔より東北一円から多くの参拝者が訪れ、宗派を超えて、人生の大願や年の節目の無事を願いお参りする“心のよりどころ”だという定義如来西方寺。大本堂には、一生に一度の願いも叶えてくださるという御本尊である阿弥陀如来の宝軸(秘仏)が祀られている。特に縁結び、子宝、安産祈願にご利益があるとも言われているそうだ。広い境内で、ゆっくりと歩みを進めながら自らの“大願”を考え、大本堂の阿弥陀如来様に一生懸命祈願するのだった……。
立派な常香炉。100円でお香を購入し、ここで身を清め、心持ちを整える。お香の良い香りに癒やされる
総青森ひば白木造りの荘厳な大本堂。本堂内には幅6m八角形の天蓋があり、金色とステンドグラスの美しさは圧巻
静寂に包まれた大本堂。 阿弥陀如来様に“一生に一度の願い”をして、「なむあみだぶつ」を唱える
平家の家紋でもあり、西方寺の寺紋でもあるアゲハ蝶が描かれた絵馬。境内でよく虹がかかる風景を目にすることから「虹かかる絵馬」として、学・夢・美・勝・健康・開運・感謝という7色7種類で願い事が書き込めるようになっている
●定義如来西方寺 /仙台市青葉区大倉上下1 Tel.022-393-2011
定義山参りの定番!
1日1万枚売れる絶品ふかふか油揚げを食す
定義名物「三角定義あぶらあげ」は厳選した丸大豆で昔ながらの手作り。揚げたての香ばしい油揚げをその場で食べるのが人気だ
西方寺で大願を祈った後は、「これこれこれ!」(笑)。サンドウィッチマンがよくテレビで紹介していることから、一度は食べてみたかった「三角定義あぶらあげ」を食べに、「定義とうふ店」に移動した。西方寺から歩いてすぐの場所に位置している。この定義とうふ店は定義如来様への精進料理用の豆腐製造をするために、明治23(1890)年に創業。創業当初から大豆100%の油揚げ用豆腐を三角形にして、一枚一枚手揚げをしてきたという。冷蔵保存4日間、冷凍すると約2か月OKだという。購入する際、レジの奥に揚げている様子が見えるのだが、先に低温の油でじっくりと火を通した後に、高温の油で仕上げている。この二度揚げによって、中身はふっくらと、外側はカリッとしたおいしい油揚げとなっているという。手のひら大の油揚げは、何といっても揚げたてで食べるに限る。イートインスペースのテーブルにはかけ醤油と七味にんにくが置いてあり、サーブされた油揚げにかけて食べる。サクサクの衣に、しっとりとした豆腐部分は3cmはあろうかという肉厚っぷり。大豆の旨みが十分感じられ、にんにくが利いた七味と醤油がベストマッチ! めちゃくちゃおいしい!!! 1つ食べきるとそれなりに満腹感もあったが、隣にいた50代くらいの男性は、2つをペロリと平らげていた。
店員の庄司さんによると、「3~4枚食べる方もいるんですよ」と笑っていた。「昔は西方寺参りの方などが寄って、油揚げを食べていってくれることが多かったのですが、2007年にサンドウィッチマンさんがM-1グランプリ王者になって以降、よくメディアで紹介してくださるようになり、全国的な知名度が上がりました。GWや秋の行楽シーズンなどは1日1万枚売れます。揚げたてを購入され、その場で食べていく方が多いですが、持ち帰り用の4枚入りも人気で、ご自宅で食べる方、近所に配る方、お中元やお歳暮、贈答用に使われる方などが購入してくださり、午前中で売り切れることもあります。電話かFAXで地方発送も承っていますよ」(庄司さん)
これだけ有名な唯一無二の油揚げは「三角定義あぶらあげ」だけだろう。仙台旅行には欠かせない、仙台中心地からクルマで50分かけても食べたい必須グルメだ。
揚げたての三角定義あぶらあげには、生豆にゅう(カップ1杯130円)が相性抜群。大豆の優しい香りが鼻に抜け、とても飲みやすく美味。揚げたての三角定義あぶらあげは1枚150円。お持ち帰り用・お土産用として4枚入り600円でも売られている
油揚げ用に脱水した大豆100%豆腐を三角にカットし、一枚一枚、店舗で揚げている
手のひら大のボリュームのある油揚げは、1つ食べきるとそれなりにおなかいっぱいに。腹持ちもよく、ヘルシー♡
平日でもひっきりなしに人が訪れる。土日や9~10月の観光シーズンだと、揚げたての油揚げを求めて、行列になるそう
●定義とうふ店 /仙台市青葉区大倉下道1ー2 Tel.022-393-2035
仙台の奥座敷
秋保温泉で川を望む露天風呂
秋保温泉・ホテル華乃湯の貸切露天風呂で、名取川を望む雄大な自然に癒やされる。貸切露天風呂は平日1時間2,500円、土日祝日1時間3,000円(別途1人あたり日帰り入館料1,200円)
定義山から南へ30分ほどクルマを走らせると、山深い秋保(あきう)温泉街にたどり着く。ここは仙台都心部からもクルマで30分ほどの場所に位置している。山あいには名取川が流れ、川と並行する秋保通りを進んでいくと、川を挟んだ両側にホテルや旅館が立ち並ぶ。仙台の奥座敷としても人気の温泉地だ。
秋保温泉の歴史は、なんと古墳時代にまで遡る。第29代欽明天皇が秋保の湯で皮膚病の一種を癒やしたと伝えられ、この時に“名取の御湯”という称号を賜ったという。仙台開府の祖・伊達政宗も秋保の湯を愛し、伊達家の入湯場として、代々大切に守られてきたそうだ。
そんな秋保温泉にあるホテル華乃湯に、日帰り入浴をしに行った。広いホテル内を歩き、早速「藤の湯」という貸切露天風呂で汗を流すことに。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉の等張性中性高温泉で、効能は筋肉痛、神経痛、きりきず、やけど、皮膚病、婦人病、疲労回復など。入浴すると包み込むような湯の力に「神の湯」と呼ぶ常連客も多く、自家源泉はかけ流しのため湯の温度は高い。つまり、あっつあつの湯なのだ。湯が熱い人は加水してよいと書いてあったため、一生懸命加水して、やっと入れる温度に……。湯船からは開放感あふれる川沿いの景色が広がり、のんびりと癒やされた。長湯はできなかったわりに、体の芯からポカポカで、血の巡りが良くなり、代謝がアップしているような感覚さえ覚えた。夏より秋~冬に来たかったな……と本音がポロリ。
正面玄関を入ると、明るい光が差し込む華やかなロビーラウンジが広がる。豪華で高級な雰囲気に、一気に非日常の世界に入り込んだ気持ちに……
渓流沿いの湯めぐりを楽しめる温泉旅館。内湯「長寿の湯」男女、山沿い露天「水芭蕉」男女、川沿い露天「天下取りの湯」男、川沿い露天「月下美人の湯」女、貸切露天風呂「楓」「藤」がそろう。宿泊者はオールインクルーシブで、効能豊かな自家源泉の温泉やこだわりの創作バイキングなどを楽しめる
●秋保温泉 ホテル華乃湯/仙台市太白区秋保町湯元除33ー1 Tel.022-397-3141
【JAF優待】
全国からファンが殺到!
現地でしか食べられない“幻のおはぎ”とは
秋保温泉に来たからには、必ず寄らねばならない場所がある。それは「主婦の店さいち」だ。地元の人たちから愛される地域密着型の小さなご当地スーパーだが、手作りの「秋保おはぎ」が大人気で、全国からこのおはぎを求めて、人が集まるという。現在では平日3,000~5,000個、土日6,000~7,000個を売り上げるというが、最高で1日2万5000個も売り上げたことがあるという。味はあんこ、ごま、きなこ(すべて2個350円)、納豆(3個525円/10~5月末の季節限定商品)の4種類だ。あんこは2個入りに加え、3個入り、6個入り、10個入りのパックもある。
主婦の店さいちの佐藤浩一郎社長に話を聞くことができた。この主婦の店さいちは、大正時代に米や酒などを扱う佐市商店として創業し、1979(昭和54)年から現在のようなスーパーマーケットになったという。
「そもそもおはぎは、私の母が『田舎に戻ってきた子供や孫におはぎを食べさせたい』と近所の人から頼まれて作ったものでした。せっかくだから店でも売ってみようと店頭に並べると、徐々に近所の方々の評判になり、30年ほど前には旅行雑誌に掲載されました。そこからテレビや雑誌などメディアに取り上げられ、大手スーパーなど500社以上が視察や研修に訪れるようになったのです」
添加物を一切使わず、味や作り方にこだわったおはぎや惣菜が人気だ。惣菜は特別なメニューではなく、どれもが家庭でおなじみの味だという。ただ、おはぎも惣菜も手作りのために日持ちがしない。現地でしか購入できないが、だからこそ全国から購入希望者がわざわざ買いに来る。17年ほど前より木・金・土曜日限定でJR仙台駅でも秋保おはぎを売っているが、昼過ぎには売り切れてしまうことも頻発しているという。メディアで取り上げられるだけではなく、SNSの投稿も増え、注目度は増すばかり。「絶対にさいちのおはぎを食べる!」という気合いを入れ、いざ!!!
季節限定の納豆味はなかったものの、あんこ、ごま、きなこの3種類をGETし、特別に控室で食べさせていただくことに……。あんこはどこか懐かしく、素朴で滋味深い味わい。ほどよい甘さでいくつでも食べられそうだ。佐藤社長が言うように、「田舎に帰ったときに、こんなおはぎがあればうれしいなぁ」としみじみ感じるようなおはぎだ。ごまは思った以上にごまのインパクトが強く、ごま好きの筆者にはたまらないおはぎ。甘さ控えめで、何個でもパクパクいけそうだ。きなこは普通の黄金色のきな粉ではなく、青ばたきな粉という少し緑がかった色をしている。青ばたというのは青大豆のことで、香ばしさのなかにも特有のフレッシュさを感じるきな粉だ。これまた甘さ控えめで、独特の味わいのきな粉がおいしい。ごまもきなこもたくさんすぎるほどかかっているので、余ったごまやきなこは自宅でお餅を焼いてつけて食べたり、牛乳に混ぜて飲んだりしたいくらいだ。評判のおはぎを実際に3種類も食べられた。どれもまた食べたくなるような素朴で飽きのこないおいしいおはぎに大感激して、主婦の店さいちを後にした。
惣菜で一番人気は五目煮などの煮物で、30年ほどずっと人気商品。10種類以上のすべての食材を別々に煮込んで味付けするという。量も値段もさまざまなものを用意しているが、家族みんなで食べられる800~1,500円の大容量パックがよく売れているそう
地元の方々の日々の食卓を彩るお惣菜から、ご当地感のある食材を使ったもの、オリジナルのスイーツなどがずらりと並び、見ているだけでも楽しい
手作り惣菜は多種多様なものが並ぶ。人気の五目煮はそれぞれの食材にしっかりと味がしみ込んでいて美味◎。おはぎで使用しているあんこを使ったあんこサンドや秋保でんがくという味噌焼きおにぎり、仙台名物の牛タンを使った牛タンコロッケなど、ご当地ならではの惣菜も
あんこがたっぷりのおはぎは、1個あたり約120gと、かなりボリューミー!
人気のおはぎは、なんとぬいぐるみのカプセルトイも店内で販売。あんこ、きなこ、ごま、納豆の4種(すべて1個500円)。どれもふわふわでかわいい!
「お客様に喜んでもらいたくておはぎも惣菜も作っている」という佐藤社長。さいちが「心の経営」と呼ばれ、多くの企業が注目しているゆえんでもある
●主婦の店さいち /仙台市太白区秋保町湯元薬師23 Tel.022-398-2101
迫力の奇岩群
磊々峡で秋保の歴史に思いを馳せる
磊々峡は、名取川が秋保石の大地を浸食して作った奇岩が並ぶ峡谷。夏は緑が映えるが、秋は紅葉が美しいという
せっかく秋保温泉街に来たのだから、散策をしようと磊々峡(らいらいきょう)に行ってみた。主婦の店さいちからは徒歩約10分、クルマだと3分ほどの場所にある。磊々峡は仙台市「杜の都・仙台 わがまち緑の名所100選」にも選ばれ、名取川に浸食された巨岩奇石が美しい峡谷だ。磊々峡の駐車場である秋保・里センターにクルマを止め(無料)、秋保温泉入り口の交差点にかかる覗橋(のぞきばし)の脇から川沿いの散歩道に入る。この覗橋が磊々峡と呼ばれるエリアのちょうど真ん中で、この橋を挟んで上下約1kmの長さにわたり、深さが20mにも達する渓谷美が続いている。約700mの散歩道は高低差もそこまでなく、往復すれば軽い運動にもなる。ゆるやかに下っていくと、奇面巌(きめんいわ)や時雨滝(しぐれたき)、天斧巌(てんおのいわ)などと名付けられた岩場や滝も確認できる。木々が生い茂り、日陰になっているうえ、水辺で少し涼しく、夏でもオススメのスポットだ。老若男女が手軽に秋保の雄大な自然を感じられるため、秋保温泉に行くならぜひとも立ち寄ってみてほしい。
木々の間からの木漏れ日と巨大な岩と川の織り成す自然のハーモニーがふらりと立ち寄った人たちの心を浄化する
秋保温泉入り口の交差点(覗橋)に「磊々峡入口」と書かれた看板がある。この散歩道を下っていけば、美しい峡谷を見ることができる
●磊々峡 /仙台市太白区秋保町湯元
現存する日本最古のハンバーガーショップ
牛肉100%のこだわりと歴史の味
秋保温泉街を後にして、県道132号を走り、国道48号に入る。仙台きっての歓楽街・国分町へ向かった。約30分ほどクルマを運転すると、ビルが立ち並ぶ国分町通と虎屋横丁が交差する国分町の“ど真ん中”と言ってもいい場所にある「ほそやのサンド」に到着した。ほそやのサンドの創業は、戦後1949(昭和24)年にさかのぼる。現オーナーの細谷正弘さんの父・正志さんが下士官クラブのマネージャーとしてハンバーガーの味付けを学んだことで、山形県東根市にあった米軍キャンプの前に店を構えたことが始まりだ。朝鮮戦争が始まり、米兵が次々と戦地へ赴くなか、1950年に仙台に店を移し、営業を続けてきた。創業当初から牛肉100%にこだわり、ハンバーガーは1個400円。今や130万個のハンバーガーを提供しているという。米軍関連で働いていた人などが店を構え、長崎県佐世保市や神奈川県横須賀市などではご当地バーガーが有名な場所もあるが、現存するハンバーガー店としてはほそやのサンドが日本最古と言われている。
長年、仙台の地で営業し続け、地元の人たちに愛されるほそやのサンド。店名の通り、サンドイッチやスパゲッティ、ステーキなども提供するが、人気は何といっても「ほそやのハンバーガー」(400円)と「チーズバーガー」(450円)。早速、両方注文してみた。フワフワ、モチモチのバンズは地元のパン屋と相談して作った特注品。牛肉100%パティは牛肉ならではの味わいがガツンと力強く、とてもジューシーだ。ここに、ハンバーガーは特製ソースと生の玉ねぎが入り、チーズバーガーは特製ソースと濃厚なチェダーチーズとレタスが入る。どちらもシンプルではあるが、バランスが良いバーガーで、1つペロリと食べてしまえるほどの軽さがある。飽きがこないため、何個でも、何度でも食べたくなる味だ。これこそが長年愛され続ける秘訣なのだろうと改めて感じられた。
ランチにもおやつにもピッタリのハンバーガー&チーズバーガー。テイクアウトをする人も多く、全国からファンが訪れるのだそう
年季の入った外観は、昭和レトロな雰囲気を醸し出し、それがまた良い味となって、歓楽街の中でも独特の存在感を示している
●ほそやのサンド/仙台市青葉区国分町2-10-7大内金英堂大内ビル1F Tel.022-223-9228
“自社潜水漁”の輝くウニ、牡蠣、ホヤ…
海の宝を満喫!
自社潜水漁で獲った身入りも味も一級品の北紫ウニ。最高の鮮度で提供される至高の逸品に悶絶……!
仙台の北東に位置する女川の海で、ウニ・アワビ・なまこの自社潜水漁、牡蠣・ホヤの自社養殖とこれらの加工販売、小売り・飲食を手掛ける片倉商店。その飲食部門のひとつが「南三陸金華山 片倉うに屋」だ。宮城県庁や青葉区役所などのすぐ近くに店を構えている。店名に“うに”を掲げていることもあって、自社潜水漁で獲った「生うにお造り盛り合わせ」(3,300円)や「生うに丼(並盛)」(3,000円)が人気のお店だ。ウニに関して言えば、有限会社片倉商店では、主たる漁場である金華山、出島と近隣海域で、ウニの漁期である2~9月に100~120tを水揚げしているそう。水揚げから工場出荷まで徹底した温度管理に加え、工場での熟練者による丁寧で正確な作業により、いつでも高品質なウニを提供できるというわけだ。
この旅で何より楽しみにしていた三陸産のウニをたらふく食べようと、さっそく実食! あらかじめこちらのお店に伺うことが確定していたため、最初に訪れた仙台朝市でもウニだけは我慢していたのだ。生うにお造り盛り合わせは、殻付きのウニが10ピース鎮座する大迫力の一皿。ビニールの手袋をしてトゲトゲした殻付きのウニを手に取り、スプーンですくい、ゆっくりと一口パクリ。すると、一気に濃厚なウニの香りが鼻を抜けていく……! 粒立ちが良いのになめらかで、一切の雑味もなく、旨みだけが濃縮されている。こんなにたくさんの鮮度抜群のおいしいウニを食べられるなんて、幸せの極致だ。
この片倉商店は女川オイスターファームという牡蠣の養殖事業にもこだわりがある。「フローティングメッシュバスケット方式」という養殖方法を採用しており、カゴを浮かせた状態で植物性プランクトンが豊富な海面近くで育てるため、海面の波で一つ一つの牡蠣がコロコロと転がり、形が均一で強い牡蠣に育つのだという。牡蠣を一つずつバラバラの状態でカゴに入れて育てる養殖法を「シングルシード方式」というが、この養殖法は日本の牡蠣養殖業界ではたった1割ほどだという。そんなこだわりの牡蠣もいただくことに。「シングルシード牡蠣」は6ピースで1,680円。旨みが強いため、レモンをかけ、お好みで胡椒を振りかけて食べる。サクサクとした歯切れの良さと、フレッシュな牡蠣の濃厚な味わいに驚かされた。確かに醤油もポン酢も薬味もいらない。レモンのみでも十分だが、胡椒をプラスすると、牡蠣の旨みがさらに際立つ気がした。これまで食べてきた生牡蠣のなかでも、絶品中の絶品だ。
漁期が11~2月末の金華山天然あわびや女川産塩蔵なまこは季節ではないためなかったが、女川産のホヤがあるということで、「へそほや」(500円)を注文してみた。ホヤを縦にしたときに、上を口だとすると、下の方がヘソと呼ばれる希少部位。ホヤは苦手な人も多いが、このヘソなら食べられるという声も多いという。実はホヤの独特の風味と歯ごたえが苦手な筆者だが、へそほやを食べてみると、フルーツのようなジューシーな味わいで、香りもよく、プリッとした歯ごたえでおいしい……! これは日本酒に合いそうなおつまみだ。ホヤの概念が覆った驚きの一品だった。
他にもいろいろと注文し、最後に生うに丼まで平らげて、満腹満足で最後の仙台グルメを堪能したのだった。
粒立ちが良く、磯の香りが濃厚な北紫ウニ。ほのかな甘みもありクリーミーでなめらか。まさに絶品……! 自社潜水漁で獲って、加工し提供するウニだからこそ、輸送の際の保存に必要なミョウバンなどの添加物は入っておらず、新鮮なままダイレクトなウニの旨みを味わえる
生ウニに生牡蠣にへそほやなど、十分たらふく食べたが、せっかくなので最後の締めに生うに丼も注文してしまった。一日でこんなにウニを食べることは、今後二度とない気がする……。幸せな一日だ
「女川産ハーブ育ちの銀鮭サーモンのお刺身」(800円)と「サーモンフライ」(820円)もいただいた。刺し身は濃厚な脂の旨みがピカイチ! サーモンフライは鮭本来の風味が凝縮していて、自家製タルタルソースとの相性もバッチリ♡
地元女川の海で自社養殖しているこだわりのシングルシード牡蠣は、6ピース1,680円、12ピース3,300円。オゾン水による殺菌システムを導入しており、安全安心で新鮮な牡蠣が提供されている
地元女川の海で自社養殖した香り・ミネラル豊富なホヤ。希少なへそだけを加工した「へそほや」が食べられるのも、地元ならでは
生うに丼は小盛(2,500円)と並盛(3,000円)があるが、当然並盛を注文。いくらおなかいっぱいになっても、ウニはどれだけでも食べられます。一日のウニ飽和量を超えた気がするほど、ウニをいただきました!
宮城県庁など仙台の官公庁が集まるエリアからも近く、定食や丼を提供するランチは行列ができるほどの人気。夜も混み合うことが多いため、来店の際は予約がオススメ
●南三陸金華山 片倉うに屋
/仙台市青葉区上杉1-4-13 Tel.022-302-7314
※価格はすべて取材時(2025年7月)のもの。天候・時期によって変動があります。
山に海にと仙台グルメをとことん食べ尽くした1泊2日の旅だった。食べることが大好きな筆者が、今回の旅で一番印象に残っているのは、珍味であるサメの心臓「モウカの星」だ。こんなに臭みがなく、サクサクとした食感で爽やかな刺し身だとは思わず、当初のイメージとのギャップが激しい食材だった。ずっと苦手だと思っていたホヤを食べられたのも、うれしい思い出だ。新鮮で臭みがないからこそ食べられたのだが、それも養殖加工業の方々の努力のたまものだ。海の恵みと人々の努力に感謝したい。
南三陸のリアス海岸は昆布やワカメなどが豊かな藻場で、この豊富な餌があるからこそ肉厚で旨みを蓄えたウニやアワビなどが育つ。仙台の東北に位置する石巻や女川も、周辺の豊かな森林からミネラル豊富な栄養分が注ぎ込まれ、多くの植物性プランクトンが生息している。だからこそ、ここで牡蠣やホヤの養殖が盛んに行われ、仙台の中心地にも毎日新鮮な海産物が届き、消費者に提供されるのだが、そんな知識も仙台のグルメを調べるうちに身に付いたことだ。三角定義あぶらあげやさいちのおはぎなど、現地に行かねば食べられない特別感のある逸品たちにも出会えた。旅の思い出にもなるし、土産話にも最適だ。名取川が秋保石の大地を浸食してできた峡谷である磊々峡では、雄大な自然の力に驚かされ、仙台開府の祖である伊達政宗も愛した秋保温泉では、源泉かけ流しの熱い湯にヒイヒイ言いながらも、身も心も癒やされた。
仙台は都心部でも楽しめる上に、少しクルマを走らせれば、珍しく貴重なグルメを堪能でき、緑豊かな自然を感じられる。季節が変われば、旬の食材も景色も変わる。また違う時期に、改めて仙台を訪れても楽しめそうだ。
仙台中心地から仙台港へ向かう国道45号の脇道を走っていると、左右に美しい田園風景が広がる。青々とした稲が風にたなびき、爽やかな気持ちでドライブを楽しめた
今回のごきげんロードマップ
A.仙台朝市 B.青葉山公園 C.定義如来西方寺 D.定義とうふ店 E.秋保温泉 ホテル華乃湯 F.主婦の店さいち G.磊々峡 H.ほそやのサンド I.南三陸金華山 片倉うに屋
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宮城県仙台市ドライブガイド
1.鳳鳴四十八滝(ほうめいしじゅうはちたき)
仙台市中心部からクルマで約30分。広瀬川上流にある大小の滝群から成る景勝地。水音が伝説の鳥「鳳凰(ほうおう)」の鳴き声に似ていることが名の由来だとか。遊歩道の先に展望台があり、鎌倉山を背景に滝と自然が織りなす絶景を四季折々に楽しめる。
仙台市青葉区作並棒目木
Tel.070-1143-6633(作並・定義地区観光案内所〈湯のまち作並 観光交流館ラサンタ内〉)
写真提供=杜の都・仙台令和版わがまち緑の名所100選・鳳鳴四十八滝
鳳鳴四十八滝
2.小滝沢橋(めがね橋)
戦前の昭和14(1939)年に建造された石造りの橋で、市の指定有形文化財。石材は地場産の秋保石が使われ、2連アーチの形から「めがね橋」と呼ばれている。現在は立ち入り禁止だが、現小滝沢橋近くの展望スペースから重厚な佇まいを眺めることができる。
仙台市太白区秋保町馬場駅
Tel. 022-214-8892(仙台市教育委員会 文化財課)
写真提供=仙台市教育委員会
小滝沢橋(めがね橋)
3.仙台大観音
高さ100m、仙台市郊外の大観密寺境内に建つ日本一の観音像。仏像としては牛久大仏に次いで2番目に大きい。遠くからでも際立つ存在感から、SNSなどで「ラスボス」と呼ばれ話題に。胎内には仏像や十二神将などが安置され、拝観もできる。
仙台市泉区実沢中山南31-36
Tel.022-278-3331
仙台大観音
4.中国菜館まんみ 泉中央店
近年、仙台名物として定着した「マーボー焼きそば」。その元祖といわれている人気の中華料理店。外はパリパリ・中はもちもちの麺に、程よい辛さの熱々マーボーがたっぷりかかってボリューム満点! その他の中華メニューも充実している。
仙台市泉区泉中央1-22-3
Tel. 022-371-9111
中国菜館まんみ
7.ZUNDA ZUNDA CAFE 仙台一番町本店
ずんだ餅専門店「あおばずんだ本舗」直営のカフェ。枝豆に甘みの強い茶豆を加えて粗くすり潰した自慢のずんだは、濃厚な風味と粒々の食感が特徴。ずんだ餅はもちろん、人気のシェイクやパフェなど、ずんだ尽くしを楽しめるメニューを用意している。
仙台市青葉区一番町4-4-27 豊川ビル1階
Tel. 070-1184-7159
ZUNDA ZUNDA CAFE 仙台一番町本店
8.富貴寿司
虎屋横丁にある昭和23(1948)年創業のお寿司屋さん。三陸の白身魚を中心に特製のたれで漬けこんだご当地グルメ「仙台づけ丼」の元祖としても有名。地産地消にこだわった握りやちらし、海鮮丼、牡蠣など、仙台で地物の魚介を堪能したいときにおすすめ。
仙台市青葉区一番町4-4-6
Tel. 022-222-6157
富貴寿司
9.九重本舗玉澤 本店
仙台藩伊達家の御用菓子司として店を構え、2025年で創業350年。伝統の飲用菓子「九重(ここのえ)」や定番の「杜のゆべし」、冬季限定の繊細な飴菓子「霜ばしら」は特に有名で、幻といわれるほどの人気。併設のカフェでは「炙(あぶ)りゆべし」など限定メニューを味わえる。
仙台市青葉区一番町2-3-33 第八藤榮サンモール一番町1F
Tel. 022-399-8880
九重本舗玉澤
12.ちゅんちゅん堂 仙台城跡本店
羽を広げたすずめの愛らしいビジュアルが目を引く「仙台すずめ饅頭」。仙台すずめ踊りや伊達家の家紋など、すずめは仙台ならではのモチーフでお土産にも最適。本店ではSNSで話題の「ちゅんちゅんソフト」や「揚げすずめ」も味わえる。
仙台市青葉区川内1 青葉城本丸会館
Tel. 022-238-0002(問い合わせ先:生鮮館むらぬし)
ちゅんちゅん堂
13.仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール
アニメ「それいけ!アンパンマン」の世界を再現した東北唯一のテーマパーク。有料フロアのミュージアムでは、アンパンマンが登場するステージやキャラクターグリーティングを毎日開催。入場無料のショッピングモールには、限定フードやグッズが並ぶ。
仙台市宮城野区小田原山本丁101-14
Tel. 022-298-8855
仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール
14.スマイルグリコパーク
楽天イーグルスの本拠地「楽天モバイルパーク宮城」のレフト側後方にある遊園地。芝生エリアから観戦でき、スタジアムを見下ろせる日本唯一の観覧車やメリーゴーラウンドなど遊具も充実。ホーム試合がない日はビジョンカーでビジター戦の放映も。
※開園日はウェブサイトで要確認
仙台市宮城野区宮城野2-11-6
Tel. 022-298-5300
スマイルグリコパーク
16.仙台うみの杜水族館
海や水辺の生きもの約300種を展示。三陸の海を再現した大水槽が圧巻で、マイワシの群れが魅せる神秘的な演出も見どころ。東北最大級のスタジアムではイルカやアシカのパフォーマンスを毎日開催するほか、オタリアやペンギンとのふれあいイベントも大人気!
仙台市宮城野区中野4-6
Tel. 022-355-2222
仙台うみの杜水族館
17.日和山(ひよりやま)
「日本一低い山」として知られる標高3mの日和山。仙台港南側の蒲生地区にあり、東日本大震災の津波で削られ現在の高さになった。階段6段ですぐ山頂! 仙台市高砂市民センター(※)では記念の登頂証明書を発行している。
※2026年3月末頃まで休館。休館中の発行については下記電話またはウェブサイトで要確認
仙台市宮城野区蒲生町87
Tel. 022-258-1010(問い合わせ先:仙台市高砂市民センター)
日和山
18.アクアイグニス仙台 藤塚の湯
藤塚地区の復興のシンボルとして誕生した、癒しと食の複合施設「アクアイグニス仙台」。温泉棟に内湯や露天風呂、サウナ、貸切風呂を備え、地下1,000mから湧く自慢の温泉(塩化物・炭酸水素塩泉)を楽しめる。屋上には360度パノラマの展望台も。
仙台市若林区藤塚松の西33-3
Tel. 022-355-4030
アクアイグニス仙台 藤塚の湯
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