「住みたい田舎No.1」島根県飯南町で過ごしたニッポンの夏。爽快ドライブと、森の恵みを全身で堪能
ご当地グルメ盛りだくさん! ワニ料理と奥出雲和牛に舌鼓旅の舞台は「住みたい田舎No.1」という島根県の中南部に位置する飯南町(いいなんちょう)。神が降り立ったという伝説の山々に囲まれた地には、優しい景色と清らかな風、そしてたっぷりの「うまいもの」がありました。連載「ごきげんロードトリップ」は、旅へのほのかな期待を抱くあなたを「ごきげん」にする、すてきな旅のイメージを提案します。
「住みたい田舎No.1」の実力を探ろう
ニッポンの田舎が好きだ。すごく好きだ。ニッポンの田舎には、独特の柔らかさがある。豊かに茂る植物がふんわりと大地を包み込み、森が澄んだ空気をもたらし、そよぐ風は清らかで、川のせせらぎはコロコロと響き、人々は優しい。
島根県飯石郡飯南町には、そのすべてがある。ひと言で言えば、柔らかい地だ。そして僕に限らず、みんなそういうニッポンの田舎が好きなのだ。「住みたい田舎ベストランキング」(2021年・宝島社発表)で、中国地方の第1位に選ばれたのがその証拠である。大好きなニッポンの田舎。しかも四季の中でもっとも好きな夏。飯南町を訪れることは、僕にとって必然だった。
ヤマメと出雲そばで、小学生の自分が蘇る
「その地を深く知りたければ、そこに住む魚と触れ合いなさい」。この格言の作者は、僕だ。たった今、作った。水辺があって、魚がいるなら、そりゃあもう、釣ってみるに限る。水や魚に触れると、その土地がスッと心に入り込んでくるからだ。
……と言って、本格的な渓流釣りはなかなか荷が重い。「志都の里 やまめの渓(たに)」に足を運ぶ。ヤマメの釣り堀があり、釣った魚を塩焼きにしてくれるのだ。「こう暑いと、なかなか釣れないんですよ」という受付スタッフの言葉をよそに、ヤマメはすぐに練り餌に食いついてくれた。
ピシッ! アワセが決まった。竹竿を力強く曲げるヤマメの躍動感を楽しみながら、「魚がすごく素直だ。きっと素直な土地柄なんだろうなぁ……」。ヤマメの塩焼きにワイルドにかぶりつきながら、そう思う。そしてこの後、飯南町をドライブしながら、この印象が正しかったことを随所で確認することになる。
ウキが沈んだ瞬間にピシッと竿を立ててアワセれば、簡単に釣れる。釣ったヤマメはリリースできず、1尾300円でお買い上げ。釣りすぎには要注意だ(笑)。●志都の里 やまめの渓 島根県飯南町志津見351-1(営業日はリンク先にて要確認)☎0854-73-0002
釣ったヤマメは、炭火で塩焼きにしてもらえる。そもそも釣り堀の周辺には、香ばしい塩焼きの煙が豊かに漂っているのだ。そんな香りに包まれていたら……。竿を握る手に力が入ったのは、正直なところ、食べたいからだった。
もくもくと立ちのぼる煙と、炭のはぜる音が食欲を刺激しまくる。こうなると、もはやヤマメだけでは足りない。隣接する「志都の里 うぐいす茶屋」で、「うぐいす割子」をオーダーしてしまった。
出雲そばは、殻の付いたそばの実をそのまま挽く「挽きぐるみ」という製粉方法が特徴だ。「うぐいす茶屋」では、朝一番に職人が手打ちしている。少し黒っぽい色が、そば本来の野性味を感じさせてくれる。ヤマメの塩焼きとのマッチングは最高だ。
ワイルドに頭からヤマメにかぶりつき、音を立てて出雲そばをすする。野趣にあふれた食事に、自分の中の小学生が呼び覚まされる。ニッポンの正しき田舎で、ニッポンの正しき夏を過ごしながら、あの頃に返る。この旅、もはや最高としか言いようがない……。
どんなに暑くても、夏はもっとも好きな季節だ。特にこうして自然の中に身を置き、真っ青な空と真っ白い雲を眺め、セミの声が聞こえてくるだけで、わくわくする。いくらおじさんになっても、夏を素直に喜びたい。
ちょっとしたコツを掴めばすぐに釣れてくれる、飯南町の優しいヤマメ。漢字では「山女魚」と書くだけあり、体側面のパーマークが美しい魚だ(1日遊漁料500円、ヤマメ1尾につき300円)。
「挽きぐるみ」で製粉された出雲そばは、そばの実本来の味わいが楽しめる。手打ちならではのコシのある喉ごしと、しっかりとした味わいが特徴。うぐいす割子(1,000円)。
「ワニを食べる」というチャレンジ
「飯南町はワニ料理が名物だ」と耳にした。……ワニ? オーストラリアやアメリカやタイなど、ワニを食べる国は少なからずあるが、日本でワニを食べるという話はあまり聞いたことがない。
ワニ料理を提供しているという「道の駅 とんばら」に向けて車を走らせると、「レストハウスやまなみ」には確かに「名物ワニフライ定食」の文字が燦然(さんぜん)と輝いていた。そうか、ニッポンはいつの間にかワニを定食でいただく国になっていたのか……。
ワニのフライにちょっと特製ソースを付けて、口に運ぶ。上質な白身だが、味は濃厚だ。ほどよい弾力と滑らかな食感が楽しい。ソースに潜ませたショウガの風味とのマッチングも絶妙である。これがワニ……。
じっくりとワニを味わいつつ、改めてしっかりとメニューを読む。……ん!? そこには驚愕の事実が記されていた。「島根県をはじめ、広島県など中国地方の中山間地では、サメのことをワニと呼びます」。ああっ、爬虫類のワニではなく、海を泳ぐサメのことでしたか!
冷凍技術や輸送技術が今ほど発達していなかった昔、塩を振らなくても保存がきくサメは、山間部でも刺身で食べられる貴重な海の幸だったそうだ。そう知ると、今、口の中にあるワニフライのありがたみが増す。
モウカザメ(ネズミザメ)という種類で、東北などでも食されることが多いおいしいサメだ。地元の方は「独特な香りがちょっとあるんだけど、それが病みつきになる」と言っていたが、臭みもクセもほとんど感じられず、素直な味わいだ。
いやしかし、ここはやはり、サメよりワニと言いたい。そういえば出雲の国が舞台とされている神話「因幡の白兎(しろうさぎ)」に登場するサメも、ワニと呼ばれていたではないか。歴史的価値があるとも言えそうなワニフライを、ただ食欲任せにガシガシと食べていた自分が恥ずかしい。
落ち着いて辺りを見渡すと、「道の駅とんばら」の隣には、出雲大社のしめ縄を作っているという「大しめなわ創作館」があるではないか。歴史的価値のあるワニを食したからには、歴史的価値のあるしめ縄作りの見学に行ってみよう。……ひとまず食後のデザートとして、「ラムネMILK堂」でアイスを食べてから。
「大しめなわ創作館」では、実際のしめ縄作りが見学できる。天井が高い伸びやかな空間で、熟練した人の手によって緻密に編まれていくしめ縄。静謐(せいひつ)で、厳かと言いたくなるほど深みのある時が流れている。ここは、神々と人々の接点だ。
ワニ=サメが出てくる「因幡の白兎」に登場するのは、神様の兄弟たちである。そのワニをいただいてから、しめ縄作りを見学する。飯南にいると、神様がとても近しい存在のように感じられる。
地元の方は「クセがあるでしょう?」と言うが、上質で滑らかな白身がサクサクと揚げられたワニフライは素直においしい。ワニフライ定食(1,150円)。
常時10種類以上のテイストが用意され、新鮮な素材の味や豊かな香りが楽しめる特製アイスクリーム。上より時計回りにラムネMILK、海×山マーブル、藻塩ミルク(各320円)。
●森のカフェ ラムネMILK堂/島根県飯南町花栗48
☎0854-72-1720
レストハウスの裏手には愛らしいヤギの姿も。
出雲大社神楽殿の大しめ縄をはじめ、全国各地の神社のしめ縄を制作・奉納している施設「大しめなわ創作館」。
しめ縄にまつわる資料が多数展示されているほか、制作工房の見学やしめ縄作りを体験できる。
●大しめなわ創作館
/島根県飯南町花栗54-2
☎0854-72-1017
ラムネ銀泉で温まり、冷えたラムネを飲む
地域に愛されながら、遠方からのファンも訪れる頓原天然炭酸温泉ラムネ銀泉。写真の貸し切り風呂には、昔懐かしい五右衛門風呂が。源泉そのままの約15℃の水風呂は、ラムネの名にふさわしいさっぱり感だ。
「道の駅とんばら」から車で約5分の至近距離に、「頓原天然炭酸温泉 ラムネ銀泉」がある。炭酸ガスがたくさん含まれているから、ラムネ銀泉。わかりやすいことこの上ない、ストレートなネーミングがいい。源泉は無色透明だが、約3週間かけて透明→グリーン→イエローグリーン→イエロー→オレンジと湯色が変わるそうだ。
興味深い! さっそく扉を開けると、スタッフの方に「お客さん、今日はイエローグリーンですよ!」と弾んだ声をかけられた。そのノリのよさに、思わず「やった!」。……何が「やった!」なのか自分でもよくわからないが、何となくトクした気分になりつつ湯船で体を解き放つ。
窓越しの陽光を受けて、お湯の中に無数の小さな泡が見える。源泉は約15℃。浴槽のお湯は加温されて38〜40℃と、温泉にしてはぬるめだ。試しに源泉そのままの水風呂に体を浸けると、まさにラムネ気分。爽やかな入浴感なのに、炭酸ガスの効能で体の奥底から温まるという、不思議な体験ができた。
風呂上がり、腰に手を当てて飲むのは、もちろんラムネだ。久々に手にしたビー玉入りのガラス瓶が懐かしい。瓶の水色と弾ける炭酸は、僕にとって夏そのものだ。泡とともにキラキラと浮かび上がってくるのは、やっぱり小学生の自分だ。ラムネを一気に飲みすぎて、むせそうになる。鼻の奥で夏の香りがする。
ぬるい湯にゆったり浸かると、炭酸ガスが皮下の血行を促進。内側からポカポカと温まる。だからこそ、風呂上がりはコレ。特製ラムネ「頓原の銀泉」(150円)は、お土産としても人気だ。
●頓原天然炭酸温泉 ラムネ銀泉
/島根県飯南町頓原1070
☎0854-72-0880
【JAF優待】
森の癒やし効果を倍増してくれる森林セラピー
飯南町の人々はしばしば「何もない所なんですけど……」と、苦笑いしながら言う。だが、僕はまったくそうは思わない。ここには抜けるような青い空と、清々しい白い雲と、深い緑の森がある。僕に言わせていただけるなら、何もないどころか、すべてが揃っている。
その飯南の森に分け入り、フレッシュエアを存分に浴びられるのが、「森林セラピー」だ。なだらかで包容力のある山容で、飯南町の人々の暮らしをずっと見守ってきた琴引山。その南山麓に位置する島根県県民の森が、森林セラピーの舞台である。
森林とセラピー。これほど相性のいい組み合わせもない。森林の中に身を置く森林浴に癒やし効果があることは、昔からよく知られている。飯南町では国立研究開発法人・森林総合研究所による調査が行われ、森林浴に一定の癒やし・リラックス効果があることが科学的、医学的にも認められている。
森林セラピーは、その効果をさらに高めるためにガイドさんが一緒に森を歩き、その人に合ったサポートをしてくれるというものだ。今回ガイドをしてくださったのは、三重野美子さん。飯南町の出身で根っからの山歩き好きとのことで、山のことには信じられないぐらい詳しい。
知りたがり屋の僕に合わせて、「これがヒノキですよ」「こちらはツチアケビ」「ほら、サンショウウオがいたわよ」などいろいろ教えてくれるので、楽しくて仕方ない。一歩ごとに何かを発見しては教えてもらえるから、ちっとも先に進まない。こののんびりしたペースは、まさに僕好みだ。
「どのようにガイドするかは、相手を見て決めています」と三重野さん。僕の場合は知識欲を満たす形のサポートをしていただいたが、人によっては静かに森を満喫するなど、あくまでも参加者に合わせてくれる。フルオーダーメイド型ガイドが本当に素晴らしくて、木々から降り注ぐフィトンチッド(樹木が発散する香りの成分)の癒やし効果が倍以上に高まったことを感じる。
途中、ハンモックを体験させてもらったが、浮遊感覚が気持ちよすぎて、本気で爆睡した。リラックスの極みである。短時間でも質の高い眠りに落ち、目覚めて見上げれば高い木々に囲まれているのだ。人生最高級の目覚めだった。
「見る・聴く・嗅ぐ・触る・味わう」に加えて、「眠る」までも。全身で森を満喫し、癒やされる。
プログラムが充実している森林セラピー基地にのみ授けられる、2つ星認定を受けている。日本では2か所だけだ。
●飯南町森林セラピー/(一社)飯南町観光協会
☎0854-76-9050
「森のお弁当」(1,100円)は、特産の奥出雲和牛を惜しみなく使った炊き込みご飯。
具材の出汁が染み込んだモチモチのお米と、地域のお母さんたちが丹精こめて作った旬の惣菜のマッチングは、おいしすぎて言葉を失うほど。
スタイリッシュに楽しむサウナとアウトドア
向こうから生き生きとした笑い声が聞こえてきた。サウナから飛び出してきた若者たちが、ドボーン、バシャーンと川に飛び込んでいる。クリアな川の水を飛び散らせて夏を満喫する彼らの、海パンいっちょ姿が眩しくて、甘酸っぱい。
「Sauna park camp Morinosu」は、いわゆるニッポンの田舎とは一線を画す垢抜けた景色の中、存分にサウナを楽しめる施設だ。フィンランド式の本格的サウナ「CUBIC SAUNA」、女性専用の「OTOME SAUNA」、そしてアウトドアムード満点「TENTO SAUNA」が伸びやかなスペースに点在する。
海パンいっちょで川に飛び込む若者たちが象徴的だが、サウナも今やすっかり健全な温浴法として定着した。イマドキは「体と心がととのう」と言いながらサウナを楽しむサウナ女子も増えてきたし、全国のサウナを巡るサ旅、すなわちサウナ旅も静かに流行中だ。
そこへきて、この「Sauna park camp Morinosu」はサ旅の目的地として最高峰と言っても差し支えない。デザイン性も機能性も優れたサウナの数々は、温浴効果の高さはもちろんのこと、景色のグレードまで高めている。僕などは数年前に行ったアメリカ・ヨセミテ国立公園を思い出したほどだ。
施設内にはキャンピングトレーラーも用意されており、宿泊も可能だ。室内は想像以上に広くて快適で、設備も充実している。テント泊よりはずっとラクで、グランピングよりはワイルドさが味わえる。何よりアメリカンなテイストが、ヨセミテのような景色にバシッとハマッていてカッコいい。
夜は、このトレーラーの脇でバーベキューをしながら満天の星空を眺めたい。もしかしたら遠くからオオカミの哀しげな遠吠えが聞こえてくるかもしれない。いや、もちろんニッポンの田舎に残念ながらオオカミはいないが、奥深く清らかな神々の森で過ごしていると、「もしかしたら」がリアルに迫ってくる。
薪ストーブを使う本格的なフィンランドサウナは、じんわりと優しく体を温めてくれる。
サウナで気持ちいい汗をたっぷりかき、外に出れば飯南の森と小田川のマイナスイオンに包まれる(CUBIC SAUNA 利用料3,000円~)。
●Sauna park camp Morinosu
/島根県飯南町小田
☎080-1639-2762
宿泊できるキャンピングトレーラーは、3名用、5名用、7名用の3台が設置されている。
トレーラーの中は、驚くほど広く感じられる。専用プライベートテントサウナ付きで、存分に「ととのえる」ことが可能(CAMPING TRAILER宿泊利用料2名28,000円~)。
あまりに美味! 食べ終わりたくない奥出雲和牛
おいしいステーキをいただくことは、人生において最大級の幸せである。今まさに220gの奥出雲和牛サーロインステーキが焼き上がり、目の前でジュウジュウと音を立てている……。
交通量も信号も少ない飯南町は、ドライブ天国だ。スーッと思いのままに走り続けられるストレスフリーな時間は、車という乗り物を操ることの喜びを改めて強く感じさせてくれる。
欲望のままに……と言うとかなり語弊はあるが、こうも気持ちいい時間を過ごしていると、ありのままの自分でいいのではないか、と思えてくる。だから奥出雲和牛のノボリを見かけた僕は、スーッと「ステーキハウス 萠美野(もえびの)」の駐車場に車を寄せた。
「腹が減ったら肉を食う」。この格言の作者は、言うまでもなく僕だ。平穏無事な飯南町のドライブも終盤を迎え、ここらでひとつ山場を設けようという魂胆である。ミディアムレアで焼かれた奥出雲和牛のサーロインステーキなど、言うことなしに決まっている。
ジューッと音を立てているステーキにナイフを立て、フォークに刺し、口に運ぶ。舌にのせる。ひと噛みした瞬間に、生きていることの喜びに打ち震える。ジョワッと広がる肉汁。上質な脂の甘さと深いコク。凝縮された旨み。胃が縮小気味のおじさん的には欲張りすぎたかな、と思えた220gのサーロインステーキは、ノンストップですっぽりと我が体内に収まった。
奥出雲和牛はもちろんのこと、飯南米こしひかりも旨い。あまりにも幸せすぎて、食べ終わるのがもったいない。上質な映画がフィナーレを迎えたときのように、終わってほしくない。この時間がずっと続いてほしいと心から願う。
いかに素材が優れていても、その味を生かし切れるかどうかは調理次第。奥出雲和牛サーロインステーキ(単品220g 6,120円)。
手際よくサッと焼かれたミディアムレアのステーキは、表面はしっかり焼き上がり、中は絶妙な火の通り。
●ステーキハウス 萠美野/島根県飯南町上赤名1664
☎0854-76-2983
「終わってほしくない」。これは飯南町を巡りながら、常に感じていた思いだった。ヤマメ釣りをして、ワニフライを食し、ラムネ銀泉にたっぷり浸かり、森を歩いてフィトンチッドを浴び、サウナを楽しむ元気な若者たちを眺め、旨みがあふれる奥出雲和牛をいただき、飯南町の土地と人々の柔らかさに触れ、「ずっとこのままであってほしい」と素直に思っていた。
八百万(やおよろず)の神と山と風に守られながら、道を踏み外すことなく、行き過ぎることもなく、まっすぐに自然と向き合いながら生きている飯南町の人々の営みを、ひとりの旅行者として僕は存分に味わった。飯南町にコンビニは1軒しかない。でもここには、残すべきニッポンの正しい田舎の姿がある。
今回のごきげんロードマップ
A.志都の里やまめの渓/うぐいす茶屋 B.道の駅頓原/レストハウスやまなみ C.森のカフェ ラムネMILK堂 D.大しめなわ創作館 E.頓原天然炭酸温泉 ラムネ銀泉 F.飯南町ふるさとの森(森林セラピー) G.Sauna park camp Morinosu H.ステーキハウス 萠美野
「ごきげんロードトリップ」掲載自治体のご紹介
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2023年9月11日(月)~11月30日(木)、飯南町内の入浴施設「頓原天然炭酸温泉 ラムネ銀泉」「加田の湯」「琴引ビレッジ山荘」にて、受付時にJAFスマートフォンアプリクーポンを提示し「JAF Mate Online 9月号を見た」とお伝えいただいた方は、入浴料200円引き。
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※新型コロナウイルスなどの影響により、掲載の内容が変更・中止となる場合がございます。事前にご確認のうえ、ご利用ください。
取材協力=島根県飯南町
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琴引山
島根県飯南町ドライブガイド
3.ミセス・ロビンフッド
風見鶏が目印の洒脱な建物で楽しむ、薬膳・野趣料理のお店。地産地消にこだわり、飯南の旬の野菜がふんだんに使われているサラダプレートが魅力の日替りランチ・おまかせのコースは、味はもちろん、見た目も美しい。 島根県飯南町上来島1205-1 ☎︎0854-76-9277 ミセス・ロビンフッド
4.道の駅 赤来(あかぎ)高原
元気いっぱいに飯南町をアピールする道の駅。毎朝並ぶ手作りパンや手作り雑貨などが盛りだくさん。地元の方たちの温かさと、地域の空気感に満ちた、人々の楽しい交流スペースだ。 島根県飯南町下赤名880-3 ☎︎0854-76-9050
5.森のホテル もりのす
深い山々へと続く静かな一本道にあるホテル。澄み切った森の空気と清らかな水、そして地元の豊かな食材をグリルスタイルで存分に堪能。上質な大人の休日をたっぷり味わえる。 島根県飯南町小田842-2 ☎︎0854-76-3119 森のホテル もりのす
6.志津見(しつみ)ダム
堤上の橋がないことで実現した、流線型のスッキリとしたフォルム。その端正な美しさがダムファンの心をつかむ。ダム内部や堤体の見学、地域のイベントに合わせた巡視艇体験などもできる(要事前連絡)。
島根県飯南町角井1891-20 ☎︎0854-73-0222
志津見ダム管理支所
7.賀田城跡
南北朝時代にはすでにあったと言われている松本山に築かれた中世の山城の跡。城道も明確で、山頂付近には当時の堀切や土塁など、山城の構造がよい状態で残されている。 島根県飯南町下来島 ☎︎0854ー76ー3357(加田の湯)
8.cafe and Gallery 鐘や
築100年の旧旅館が、オシャレなカフェ&ギャラリーに。長きにわたり地域に愛された風情ある建物で、味と香りと安全にこだわったおいしい食と、心を豊かにするアートを満喫。 島根県飯南町野萱805 ☎︎0854-76-2438 cafe and Gallery 鐘や
9.赤来高原観光りんご園
大事に育てられたりんごとブルーベリーを、自分たちで果物狩り。りんご狩りは9月上旬〜11月中旬頃、ブルーベリー狩りは8月上旬〜9月上旬頃(ブルーベリー狩りは要予約)。 島根県飯南町下赤名2814 ☎︎0854-76-3344 赤来高原観光りんご園
10.東三瓶(ひがしさんべ)フラワーバレー
約10haの広大な土地に、春はポピー、秋はコスモスが咲き乱れる。秋の紅葉も見事。「やまめの渓」「うぐいす茶屋」が併設されており、季節に応じたグルメイベントも開催。 島根県飯南町志津見 ☎︎0854-73-0088(志都の里クラインガルテン) 東三瓶フラワーバレー
11.いいなんキッチン ミエル
おいしいパンが人気の店。飯南町ならではの美しい水で練り込まれたパンに、手間ひまかけて育てられた地元の野菜をふんだんに用い、オシャレに焼き上げている。 島根県飯南町下赤名880-3 道の駅 赤来高原 ☎︎0854-76-2007
12.赤名酒造
飯南町の水と米を用いて純米酒を醸造する、町内唯一の酒蔵。SNSで積極的に情報発信し、フルーティーな「絹乃峰」を中心に新たな日本酒ファンを増やしている。店舗で販売も。 島根県飯南町赤名23 ☎︎0854-76-2016 赤名酒造
13.琴引山
大国主大神が弾いた「琴」が眠るという言い伝えがある標高1,014mの霊峰。山頂付近には安産や乳幼児の病に霊験あらたかとされる「琴弾山神社」があり、県内外からの参拝者が多く訪れる。 島根県飯南町頓原
14.大万木(おおよろぎ)山
島根県と広島県の県境に位置し、島根県の「県民の森」に指定されている標高1,218mの山。地元では「タコブナ」と呼ばれる山頂近くの荘厳なブナの木は一見の価値あり。 島根県飯南町
15.吉川吉盛堂(きっかわきちせいどう)
ふんわりとした皮、甘さを抑えた生地、そして自家製餡の相性は抜群。いくら食べても飽きない「利久饅頭」が名物の和菓子店。自家製ミルクプリンやケーキなど、洋菓子も人気。 島根県飯南町赤名26 ☎︎0854-76-2023
16.赤穴(あかな)瀬戸山城跡
出雲、石見、備後国の境界に位置したことから、交通の要衝として重要視された歴史があり、多くの山城ファンを魅了するスポット。現在も当時の石垣や曲輪(くるわ)が見られる。 島根県飯南町下赤名 ☎︎0854-76-3944(飯南町教育委員会)
17.女亀山(めんがめやま)
日本神話に登場する女神「玉依姫」(たまよりひめ)が住むと伝えられおり、山頂付近には西日本屈指の大径を誇るブナの自然林も。標高は830m。島根県自然環境保全地域に指定されている。 島根県飯南町上赤名