2024年度の自賠責保険料は2023年度から据え置きに

金融庁は、2024年度の自賠責保険料を2023年度から据え置くと発表した。自賠責保険料の支払額と収入の収支が想定通りに推移していることによるもので、自家用普通自動車の2年(24か月間)契約の場合の保険料は、23年度と同額の17,650円となる。

目次

そもそも自賠責保険とは?

自賠責保険とは自動車や原動機付自転車(原付)、電動キックボードなどのすべての車での加入が義務つけられている保険だ。これに加入していなければ車検が通らず、公道を走行できない。仮に自賠責保険に加入していない車を公道で運転した場合、1年以下の懲役、または50万円以下の罰金、違反点数6点(免許停止)という重い処分が科せられる。

自賠責保険料金の決まり方と保険料の推移は?

自賠責保険料・ 共済掛金の推移

自賠責保険料は「自動車損害賠償責任保険基準料率」に基づいて算出されており、毎年の社会的状況を把握して適正な料金設定になるように検証されている。

自賠責保険料が最高額だった1985年から1991年までは、自家用車の2年契約保険料で41,850円だった。それ以降は減額と増額を繰り返しながらも最近では減額される傾向にあり、2023年4月以降からは過去最低額の17,650円となっている。背景として、自動車の安全性能が向上した点や、交通事故数が年々減少傾向にある点が挙げられるという。

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