徳島移住・観光ならここ! 未来を感じる神山町、上勝町、勝浦町の全貌。 絶品ジビエと苔の絶景をめぐるドライブ
徳島県・神山町、上勝町、勝浦町の魅力を現地体験レポート徳島県の神山町、上勝(かみかつ)町、勝浦町は、移住者に人気の町として知られている。いったいなぜこの場所が人を惹きつけるのか? そこにはどんな人がいて、どんな風景なんだろう。緑豊かな山間に田畑の広がる3つの町をめぐる旅は、豊かなグルメと先進的でユニークな施設に出会う一風変わったドライブになりました。
道の駅 ひなの里かつうらで極早生(ごくわせ)みかんを味見
県道16号沿いに見えてくる「よってネ市」の看板。道の駅の物産館の隣に、産直市「よってネ市」がある
「よってネ市」で極早生みかんを試食。まだ青いうちに収穫するので「青切り」とも呼ばれる。甘みと酸味が際立つ
物産館には、地元の名産品が並ぶ。ゆずとだいだいの自然交配種“ゆこう”の果汁や恐竜関連グッズ、地元中学生が考案したシロップやドレッシングも売られていた
勝浦みかんストレートジュース(180mL、350円)。飲んでみると味が濃く、疲れた体がリフレッシュする爽やかさ
10月から3月にかけては、勝浦みかんを求めるお客さんでにぎわう。関西方面から買い付けに来る客もいるのだとか
●道の駅 ひなの里かつうら /勝浦郡勝浦町生名月ノ瀬4-1 Tel.0885-44-0112 【JAF優待】
もし自分がどこかの町へ移住するとしたら、何を基準に選ぶだろうか。自然環境や物価の水準、利便性など条件はいろいろ思いつくが、なにより一番大事なのは、その土地が自分を快く受け入れてくれるかどうかではないだろうか。そんなことを考えながら、徳島阿波おどり空港からクルマを走らせ、最初に立ち寄ったのは、道の駅 ひなの里かつうら。毎年2月から3月にかけて、隣接する勝浦町人形文化交流館
で3万体以上のひな人形を飾る「元祖ビッグひな祭り」が開催されることで知られる道の駅だ。現在はひな祭りだけでなく、町内で恐竜の化石が見つかったことから、四国を代表する恐竜の聖地にもなっている。
道の駅と同じ敷地内に隣接する産直市場「よってネ市」では大量のみかんとすだちが売られていた。どんな季節に訪ねても何かしらの柑橘類が豊富に並んでいるという。冬にはトマトみかんなども並ぶと聞き、思わず「トマトみかん?」と聞き返してしまった。「そういう名前の朱色のみかんがあるんです」、店長の桑村明美さんが教えてくれた。極早生みかんを試食させてもらうと、甘さと酸味がともに強く、柑橘系の爽やかさが口いっぱいに広がった。
並ぶのは、もちろん柑橘類だけではない。多様な野菜、イチジク、栗、ザクロ、渋柿など山のものは何でも出る。訪れる人に「ここの産直市は優しい」と評判だそう。値段も接客も、お客さんに優しいのが人気の理由だ。
道の駅には、地元の中学生が考案したシロップやドレッシングなど、他では買えない商品が並び、恐竜グッズももちろん充実していた。
四国遍路の寺、「お鶴さん」で知られる第20番札所鶴林寺にお参り
霊鷲山(りゅうじゅざん)の扁額(へんがく)がかかる鶴林寺の山門。霊鷲山はインドで釈迦が説法をしたと伝わる山。中には仁王像ならぬ鶴の彫刻が鎮座する
本堂の両脇にもさりげなく鶴の像が。探せばもっと他にも鶴のモチーフが隠れているかも
本堂への階段。かつて歩き遍路をしたときのことを思い出す。ここまで山道を上ってきて最後にこの階段。これがなかなかきついのだ
お遍路さんは般若心経と真言を唱えるが、今回はただ黙って旅の安全を祈った
本堂横に建つ三重塔は江戸時代後期のもの。徳島県で唯一の三重塔として、県の重要文化財に指定されている
●第20番札所鶴林寺
/勝浦郡勝浦町生名鷲ヶ尾14 Tel.0885-42-3020
鶴林寺は、四国遍路第20番札所。弘法大師空海が、雌雄2羽の白鶴が老杉(ろうさん)に舞い降りて、小さなお地蔵さんを守護しているのを見て感動し、この地を鶴林寺と名づけたと伝わる。
細い山道を対向車に注意しながら上ったところに、「霊鷲山」の扁額がかかった立派な山門があった。鶴林寺だ。ここが面白いのは、山門を守護しているのが一般的な仁王像などではなく、鶴の像であること。鶴の像は本堂の両脇にもあって、左右で、くちばしを閉ざしている鶴と、くちばしを開いている鶴が対になっていて、狛犬などと同じように阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)として表現されていた。
本堂の隣には三重塔もあり、それらが深い森に囲まれていて、心が和む。私は数年前にお遍路をしたことがあるけれど、やはり町なかにあるお寺よりも、山寺や森の中にあるお寺のほうが心安らぐのを感じた。境内にいるだけで厳かな気持ちになる。
ご住職に最近のお遍路さんの傾向について尋ねると、個人で参拝される人が増えたとのこと。かつてはバスツアーなどでやってくる団体が多かったが、今は個人参拝が主流で、海外からの来訪者も増えたそう。それだけ巡りやすい環境が整ってきているのかもしれない。
そういえば、お遍路で思い出したが、日本好きで10回以上旅行に来ている海外の友人が、一番好きなのは四国と言っていた。理由は人が優しいから、と。お遍路には、旅人をもてなすお接待文化がある。それも移住者を快く受け入れる土壌になっているのかもしれない。
ゴミゼロ運動の拠点、上勝町ゼロ・ウェイストセンター“WHY”を見学する
ゼロ・ウェイストセンターのゴミステーション。クルマでゴミを捨てに来た町民がぐるっとUターンしやすいように設計されている
ゼロ・ウェイストセンターの建物は驚くほど窓が多い。町でいらなくなった窓を集めてリユースした結果、独特な建物ができあがった
希望者には、「STUDY WHY」といって、スタッフがゼロ・ウェイストセンターの理念と概要を説明してくれるプログラムがある
ゴミは持ち込んだ町民自身が43分別する。それぞれ、1kg処理するのにどれくらいお金がかかるか、あるいはリサイクルすることでどれだけ利益が出るかが表記されていて、ゴミ問題への意識が自然に高まる
くるくるショップには、町民が使わなくなったもののまだ使える品々が並んでいる。欲しい人は寄付をすれば持ち帰ることができる
●上勝町ゼロ・ウェイストセンター、HOTEL WHY / 勝浦郡上勝町福原下日浦7-2 Tel.0885-46-1117
今回の旅にあたって気にかかっている、この地域に県外からの移住者が多い理由だが、ひとつには豊かな自然に囲まれた環境の魅力があるだろう。加えて来訪者を快く迎えるお接待文化も関係があるかもしれない。
さらにそれ以外の大きい理由として、町をあげての人口確保の試みが功を奏していることがあげられそうだ。それぞれの自治体が、若い世代や子育て世代を呼び寄せる施策や教育環境の充実などのほか、IT企業の誘致や、アートの分野での地域づくりなど多様な分野で取り組んでいる。そうした先進的な風土が人を惹きつけるのではないか。
上勝町のゼロ・ウェイストセンターもそんな新しい取り組みのひとつ。あらゆるごみをリサイクルし、焼却ごみや埋め立てごみをゼロにするために作られたごみ収集所である。現段階でのリサイクル率は80%を達成し、全国でもトップクラス。全国平均が20%以下であることを考えると、ものすごい率だ。いったいどんな施設なのか見学させてもらった。
ここでは生ごみ以外のごみを43分別して収集している。43分別と聞くと、たじろいでしまうが、面倒なようでも、年末年始以外は毎日持ち込めることや、分別の仕方が丁寧に表記されているので、「これはプラスチックごみなのか、それとも違うのか」と悩むことがなくストレスが少ないこと、もういらないけどまだ使えるものを引き取ってくれることなど、便利な点も多い。高齢などでクルマの運転ができない家庭などには運搬の支援もしている。
ごみステーションの隣は、くるくるショップと呼ばれるリユースショップになっていて、天井から空き瓶で作ったシャンデリアが下がっているのが印象的。そのほか誰でも使えるホールや企業研修なども可能なコワーキングスペースなど、山の中にあるとは思えない都会的なスポットとなっている。見学しているだけで、未来への希望を感じるようなスポットだった。
HOTEL WHYに滞在して、未来への明るい気持ちに包まれる
宿泊したHOTEL WHYの建物。客室は4部屋が放射状に並ぶ。設計は建築家の中村拓志氏
HOTEL WHYのフロント。天井から空き瓶をリユースしたシャンデリアが下がる
チェックイン時、部屋で使う石鹸を、自分が1日で使う分だけカットして持ち込む。無駄をなくすため、必要なものを必要な量だけという理念が貫かれている
ウェルカムドリンクにあたる、上勝阿波晩茶とローストしたコーヒー豆。各自飲める分を容器に移し替えて部屋に持っていく
HOTEL WHYの中央は石が敷かれた庭になっている。客室のドアには電子ロックがかかる
客室はメゾネットタイプで、あちこちの窓から光が入る。廃棄されたベッドをアップサイクルしたソファや、端切れ布をつなぎあわせたカーテンなど、ゼロ・ウェイストのコンセプトを堅持しながらも清潔でやすらぐ室内が特徴
ロフトにも光はいっぱい降り注ぐ。どこにいても木のぬくもりが感じられる
ゼロ・ウェイストセンターにある施設のなかで、何といってもユニークなのは、今夜の宿でもあるHOTEL WHYだ。
面白いのは施設を上空から見ると「?(クエスチョンマーク)」の形をしていること。「?」の上部のカーブした部分に、ゴミステーションがある。そして「?」の下の点の部分が、ホテルになっている。ごみ収集所に隣接するホテルって、大丈夫なんだろうか、臭かったりしないのか、と気になるところだが、ゼロ・ウェイストセンターでは生ごみは収集しておらず、各家庭において電動生ごみ処理機やコンポスターで処理しているそうなので、見学中も嫌な臭いは一切しなかった。
WHYというホテル名の由来は、日常の消費生活に対して疑問を持ってみる、という意味だそう。建物の形と連動したネーミングが面白い。
ひとまずチェックインを済ませると、室内はオシャレなロッジ風で、リゾートホテル並みに清潔だった。窓の外にはデッキがあって、谷を見下ろす絶景を眺めることができる。
妙に居心地がいいのは、ホテルの居住性だけでなく、ゼロ・ウェイストセンターを見学したことで、未来への期待感のようなものに包まれていたからかもしれない。
山奥の隠れ家焼肉店、喫茶いくみで石焼き焼肉パーティー
石焼き焼肉(2名以上で要予約)は1人前5,500円。徳島産の牛肉と阿波地鶏に野菜、さらには豚肉と白菜の鍋もつく
熱々に熱した石の上で肉を焼く。網で焼くより焦げにくく、じっくりと火が入る
自然石は平らでなく多少傾いているため、肉や野菜が落ちないよう注意しながら焼く
1970年代~80年代を中心に、懐かしいレコードがところ狭しと並ぶ店内
映画『人生、いろどり』のロケで使われた店内は、撮影当時とほとんど変わらないまま使用している。アンティークや音響機器、ギターなどは店主の趣味
●喫茶いくみ
/勝浦郡上勝町生実谷口11-1 Tel.0885-45-0511
HOTEL WHYには食堂などの食事施設がないので、夜は同じ町内の喫茶いくみへ焼肉を食べに行く。ここは店主が古い民家を利用してやっている食事処で、頼めばホテルまで送迎してくれる。
ほとんど民家のない山の中にその店はポツンとあった。中に入って驚いたのは、1970年代~80年代のレコードがどっさり陳列されていたこと。ゴダイゴ、アリス、イエロー・マジック・オーケストラ、洋楽ではジャーニーや、TOTOなどもある。壁には田原俊彦や宮崎美子のポスター。BGMはキョンキョンのレコードがかかっていた。
今どきの昭和ブームにのっかっているのかと思いきや、店主によれば映画のセットとして使われたことがあり、その時のまま使っているのだそう。ご本人はハードロックが好きで、アイドルなどのレコードは、お客さんが面白がって置いていったものだとか。
囲炉裏を囲んで、阿波地鶏や地元産の牛肉を石の上で焼く。まさに自分が子供だった頃のレコードを聴きながら食べる焼肉は、妙にリラックスできた。かつては海外で起業していたという店主の昔話なども聞けて、楽しい夜になったのである。最後はランチで出しているというオリジナルカレーも食べさせていただいた。これがスパイスの利いた本格カレーで、わざわざ県外から食べにくる人もいる理由がよくわかった。
ささやかだけれどゼロ・ウェイストに貢献したHOTEL WHYの朝
朝食は野菜たっぷりのカミカツヌードル(春雨)を自分で作る
阿波尾鶏の出汁が効いたカミカツヌードル。朝食にふさわしく、重すぎないさっぱりしたスープがおいしい
生ごみは各家庭でコンポストなどで処理する。ホテルの宿泊者は、翌朝、自分が出した生ごみをキエーロと呼ばれる設備で、黒土の中に埋める
43分別と聞くと大変そうだが、案外そうでもない。これはプラなのか不燃物なのか、といったゴミ捨て時にありがちな悩みは、細かい分別によって逆に解消される
HOTEL WHYの朝食は、事前に材料をもらっていた春雨スープを自分で調理。その際に出たごみや滞在中のごみを、さっそく隣のごみステーションで分別した。すぐにごみを捨てられるのはすっきりする。生ごみは収集していないので、敷地の奥にあるキエーロという装置に捨てに行く。日光の当たる風通しのいい場所で、黒土を掘って中に捨てるだけなのだが、夏場は5日もすれば土中の微生物によって分解されるという。ずいぶん簡単で、臭いも漏れることなく、それでごみが減らせるなら自宅でもやってみたくなった。
滞在して思ったのは、43分別というと手間がかかりそうだが、実際やってみるとさほど大変でもなかったこと。なによりいつでも捨てに行けるのがいいし、生ごみが消えるのも面白く、有意義なだけでなく楽しさもある取り組みだなと思ったのだった。
地産地食にこだわり滋味豊かなランチを提供する
かま屋で、極上ランチ
かま屋のランチ(1,980円)。カリフォルニアのオーガニックレストラン“Chez Panisse”の元シェフ、ジェローム・ワーグとともに、メニュー会議を行い、内容は毎月変わる
家の近所にあれば絶対毎日通いたいおいしさ。定食というより、コース料理の趣
店の中央にカウンターキッチンが設けられ、神山の素材をいかした昔ながらの料理法を覗き見ることができる
店長の大野美砂さんと、統括責任者の笹川大輔さん。ふたりとも県外からの移住者だ。この町での暮らしがとても気に入っているという
かま屋の外観。常連さん以外にも、徳島市内からわざわざやってくるお客さんも増えているそう
●かま屋
/名西郡神山町神領北190-1 Tel.070-8428-2005
上勝町ゼロ・ウェイストセンターから県道16号を東へクルマを走らせ、山を大きく迂回する形で神山町に入った。あたりは森と田畑の穏やかな風景が続き、どこを走っても常に気持ちがリフレッシュされるようだ。神山町の中心部に入ると、「かま屋 食堂・パン・食品」と描かれた白い平屋の建物が見えてきた。
入ってみると、大きな窓から入る光が店内に満ちた開放的でリゾートのカフェのような居心地のよさ。地元食材を使ったランチを提供している。食材は基本、化学肥料や農薬不使用、または減農薬で、「甘い、糖度が高い=おいしい」ではなく素材本来のおいしさを追究しているのだそう。ランチを注文すると、まるでコース料理のような定食がやってきた。どれも少し口にしただけで丁寧に作られているのがわかる。ローストサラダにかけられたオニオンソース、スープに香るレモングラス、タピオカ粉ですだち鶏を揚げたサクサクのフライドチキン。どれも滋味豊かな、という形容がしっくりくる。味付けが力技ではなく、じわりと腑に落ちるおいしさ。毎日ここで食べたいと思ってしまった。
テーブルには、毎月のかま屋の産食率が書かれたカードが置いてあり、地産地食へのこだわりが見える。
実は、かま屋は地産地食を目標に掲げる食堂というだけでなく、人口減少や耕作放棄地の問題、働く場所の不足など、地方の課題に広い視野で取り組むプロジェクトの一環として運営されている。農業を活性化し、雇用もつくり出すことで、町と人を元気するのが目標だ。実際、スタッフは当初の十数人から、60人近くに増えているのだそうだ。
絶品のパンと、ユニークな食品。
店内に入るだけで気分があがる、かまパン&ストア
かまパンで売っているのは、人気の「超やわ食パン」(594円)のほか、季節の野菜を生地に練り込んだパン、阿波美豚と旬野菜が入ったカレーパン(356円)、りんごの包みパイ(450円)など、どれも手の込んだパンばかり
店内に入ると、見るからにおいしそうなパンが並んで幸せな気分になる。日々の暮らしにおいしいパン屋は絶対必要だ
店内には、スタッフが選りすぐった各地の調味料やジャム、シロップ、缶詰なども販売されているが、どれも他であまり見たことのない品ばかりで、わくわくする
統括責任者の笹川大輔さんは、家族で東京からこの地に移住してきて9年目。東京は、そこで暮らしているという感じがしなかったが、ここにはそれがあると語る
かまパン&ストアの外観
●かまパン&ストア
/名西郡神山町神領北190-1 Tel.088-676-1077
かま屋と同じ敷地内には、かまパン&ストアがあり、地元食材を使ったパンが売られている。統括責任者の笹川大輔さんは、ニーズに応えて作るというより、地元食材でこういうの作ってみました、と提案するようなつもりで作っているので、「あんまり映えないんです」と写真写りを気にしていた。が、それは派手なパンがないというだけで、むしろどのパンも生き生きして、まさに、こういうのが食べたかったと思うパンが並んでいる。目玉商品のひとつ「超やわ食パン」を一口食べてみると、これがもうふわっふわでおいしい。買って帰って翌日に家でも食べたが、依然としてふわっふわだった。
ストアでは、各地へ出向いて取り寄せたこだわりの調味料や、神山の食材をもとに開発した数々のオリジナル食品も売られていて、どれもおいしそう。私は珍しい調味料を物色するのが好きなので、目移りして仕方がなかった。すだちとキウイのフルーツソースや、すだちときゅうりのシロップ、米ぬかに米粉を混ぜたおやつ「カミヤマメイト」、山椒とゆずをブレンドした塩など、思わずたくさん購入して予算オーバーしてしまったけど、後悔はない。楽しい!
道の駅 温泉の里 神山にて、特産品すだちのアイスでちょっと休憩
神山町はすだちの生産量日本1位。酸味が爽やかで果汁が多いのが特徴
7月後半から1月いっぱいぐらいまでが、すだちの季節。11月頃からは梅干しも店頭に並び始める
休憩ついでにシャーベットを食べる。焼き芋、レモンみるく、酒粕など試してみたい味がいろいろあったが、やはりここはすだち味(300円)で
神山町には移住者が多く、そんな人たちが作るお菓子や番茶といったお茶関連商品もどんどん生まれているという。写真は神山すだちサイダー
道の駅 温泉の里 神山の外観
●道の駅 温泉の里 神山 /名西郡神山町神領西上角151-1 Tel.088-636-7077 【JAF優待】
かま屋からもほど近い道の駅 温泉の里 神山でちょっと休憩。ここは、すだち関連の商品が豊富。すだちそのものはもちろん、神山すだちサイダーや、秋からは梅干しもよく出るという。旬感アイスというシャーベットがあり、すだち味を食べてみた。すだちのほどよい酸味がしみわたる。
徳島のご当地寿司! 田舎寿し なか山であめご寿司を頬張る
あめご姿寿司(時価・写真は1,350円)。ボリューム感がすごい。そのままかぶりつく人もあるそうだが、カットしていただくほうが無難か。すだちの香る厚みのある味わい
ショーケースには、あめごのほか、ボウゼ(イボダイ)、マメアジの姿寿司も。もちろん普通のお寿司も売っていた
風情のある田舎寿し なか山の外観
●田舎寿し なか山 /勝浦郡勝浦町三渓下川原72-32 Tel.0885-42-3847
勝浦川のほとり、県道16号と交差する場所に歴史を感じさせるこじんまりしたかわいいお店がある。田舎寿し なか山は、姿寿司が人気のテイクアウト専門のお寿司屋さん。姿寿司とは、魚をまるまる一匹使って酢飯をくるんだ豪快な寿司のこと。西日本では祭りのときなどによく供されるというが、西日本で生まれて育った筆者も知らなかった。
魚の骨と内臓を取り除き、塩漬けにした後、酢でがっちり締めたら、おにぎりほどもある酢飯をまるごと包み込んで作る。徳島では海魚のボウゼ(イボダイ)の姿寿司が有名だが、ここでは川魚のアメゴ(アマゴ)を使った姿寿司も提供している。
さっそくあめごの姿寿司をいただくことに。なにしろ一匹まるごとだから太くてとても口に入りそうにない。一口大に切ってもらって頬張ると、ゆずの香りがふんわり広がった。さすが徳島、ゆず酢で締めているのだ。たしかに味はお寿司だけど、あめごの身は厚みがあり、がっつり食べてパワーをチャージする感覚。一貫も食べると、それだけで満腹になりそうだ。
小さな店だがお客さんは引きも切らずやって来る。見ている前で、ボウゼの姿寿司を4貫も買っていった男性がいた。まさかひとりで食べるわけじゃないと思うのだが。
神秘的な苔の名所、山犬嶽ウォーキングに参加。
ふわっふわの苔の景色とヨガで、軋む体をリフレッシュ
杉木立のなかを歩いていくと、不意に苔に覆われた世界が現れる。神秘的な瞬間
苔の生い茂る世界は、どこか現実離れして桃源郷のよう。木漏れ日が、苔を艶やかに照らして美しい
山犬嶽の山中に苔のスポットがある。苔スポットまでは40分程度の山歩きが必要
山道は急な登りは少なく歩きやすい。本格的な装備は必要ないが、迷わないよう注意
山に入る前に簡単なストレッチがあり、戻ってくると地面にシートを敷いてヨガを教えてくれる。森林浴を兼ねているようなものだから、気持ちがいい
●山犬嶽 /勝浦郡上勝町生実山犬嶽 Tel.0885-46-0111
上勝町に苔の名所があるというので、訪ねてみることにした。上勝町の月ヶ谷温泉で定期的に開催されている山犬嶽(やまいぬだけ)健康ウォーキングに参加すると、現地を案内してくれるらしい。山犬嶽とは奇抜な名前だが、聞けば山の形がオオカミ(山犬)に見えるのが由来だとか。個人で行くにはわかりにくい場所のようだ。
総勢15人ほどの参加者とともに、2台のワゴン車に分乗して登山口へ向かったところ、道路がとても狭い。これはレンタカーで行かなくて正解だった。登山口から苔の名所までは徒歩で40分ほど。年配者も参加できるよう、途中こまめに休憩しながら登っていく。といっても、きつい登りはほとんどない。始まりは杉木立だったが、途中から、こんもりとした苔が一面に岩を覆い尽くす神秘的な風景に一変。参加者から「わあ」と声があがった。苔のついた岩はまるで、ふわっふわの抹茶のおまんじゅうのよう。山歩きの途中でこんな場所に紛れ込んだら、異界に来たと錯覚しそうだ。
実は私は苔が好きで、自宅の庭も苔の庭に改造したいと思っているぐらいなのだが、苔は優しく包み込んでくれそうな柔らかみと、同時に、目に優しい涼やかさが魅力だ。なんでも暑い夏などは、このゾーンに踏み入ると気温がぐっと下がるのがわかるらしい。これは何度でも通いたくなるスポットだ。
そして、このツアーが面白いのは、森の中でのヨガ体験が含まれていること。苔の世界を堪能したあとは、ツアーガイドがヨガインストラクターに変貌し、地面にシートを敷くと、森がヨガ道場に変わる。山を歩いたせいというより、歩く前からガチガチに固まっている体を、指示に従いながらほぐしていく。そうしてすっかりリフレッシュして帰路に就いたのである。
月ヶ谷温泉で歩いた疲れと汗を流してすっきり
大浴場で疲れを癒やす。実は山歩きはそんなに疲れなかったのだが、人生には少し疲れているので、それを癒やした
月ヶ谷温泉の旅館は、ここ月の宿だけ。豪華な旬菜料理が食べられる食事処もある
月ヶ谷温泉外観
●月ヶ谷温泉 月の宿 /勝浦郡上勝町福原平間71-1 Tel.0885-46-0203 【JAF優待】
山犬嶽健康ウォーキングには、月ヶ谷温泉の入浴と昼食が付いているので、山から戻るとさっそく温泉で疲れを癒やす。
月ヶ谷温泉は弘法大師ゆかりの湯。大師がこの地で修業中、霊峰月ヶ谷の岩場に薬師如来が顕現し、「この霊泉は万病を駆除する薬泉なり、これ如来の衆生救済のひとつなり」と告げたとされる。大浴場で肩まで浸かると、思わず「はあ~」と声が漏れた。昔は温泉と風呂の違いがよくわからなかった私だが、今ではすっかり温泉ファンだ。こわばった体を柔らかく包み込んでくれるのが温泉のいいところ。
泉質は単純硫黄冷鉱泉だが、硫黄の臭いはほとんどしない。湧出した冷泉をバイオマス燃料(チップ)を用いて加熱しているのだそう。チップを使うと重油を燃やすよりはるかに環境への負荷が小さいだけでなく、感心したのは、その際に出た余熱も給湯や暖房などに利用し、出た灰は農家や藍染めの工場で再利用していること。ゼロ・ウェイストの町は、温泉施設でも、リサイクルの理念が徹底されているのである。
山犬嶽健康ウォーキングツアー(温泉入浴、昼食付き)は要予約 6,000円
山歩きのあとは新鮮なジビエの猪すき焼きに感激!
野生猪肉すき焼き定食(2,145円)。ぼたん鍋でなく、猪のすき焼きは珍しい
醤油ベースの割下と、溶き卵で食べる。ジビエ料理はパワーが出る
狩猟解禁後の11月15日以降に提供が始まるぼたん鍋(猪鍋)定食(2,530円)。肉は野生の猪で、なおかつ、その骨で出汁をとっているというからパワフルだ
木のぬくもりが感じられる、落ち着いた雰囲気の店内。テラス席もあり、庭を眺めながらバーベキューが楽しめる
茅葺の小さな屋根が印象的な外観
●阿波地美獲 あおき /勝浦郡勝浦町中角大藪30-1 Tel.0885-42-3008 【JAF優待】
地元で人気のジビエ料理の店があるというので、そこで食事をすることにした。阿波地美獲(あわじびえ)あおきは、この地に店を構えて11年。猪、鹿、鴨、鮎など地元で獲れた食材を提供している。冬はぼたん鍋が人気だが、猪すき焼きというメニューに惹かれ注文した。猪ですき焼きとは初耳だ。店主の青木さんによると、一年中猪を食べられるよう開発したメニューだそう。
猪は脂がうまいといわれ、他の肉だと、つい敬遠してしまいがちな白い脂身がたっぷりついている。醤油ベースの割下が沁みた肉を、溶いた卵につけて口へ運ぶ。猪肉は牛肉にくらべて硬めなので、食べにくいかと思いきや、口の中でさくさくちぎれて食べやすく、肉と脂身の旨みががっつり味わえた。そしてジビエならではの、食べた瞬間から全身にパワーがみなぎってくる感覚。これは元気になる。定食につく鮎の甘露煮もいただいたが、これがまた、猪肉の味と絶妙に合うのだった。
メニューには、ほかにも鹿肉のカレーライスや、鹿肉丼、カモ鍋などの写真が並んで、どれもおいしそう。なかでも、猪の骨で出汁をとり、何種類もの味噌とニンニクなどを合わせた秘伝のタレで味わうぼたん鍋には、次の機会があれば絶対に挑戦したい。
ふと店の外を見ると、庭にヤギがいるのが見えた。「ヤギ料理も出すんですか」と尋ねると、「ああ、あれは癒やし」と青木さん。ペットなのだった。庭は4月になると芝桜に覆われ、とてもきれいだそうだ。
お接待文化と先進的な環境対策が同居する未来の町
緑豊かな、移住者に人気の徳島の3つの町。観光で巡っただけだけれど、その人気の理由の一端が垣間見えた気がする。ここには昔から来訪者を快く受け入れる文化があるだけでなく、ゴミ問題にとどまらない環境への負荷を減らす取り組みや、人口減少、高齢化、耕作放棄地、働く場所がない問題などに、自治体と民間が一体となって取り組もうとする意志がある。今回、ただ観光に来ただけの私にも、その意志が、どこか明るい未来を期待させる雰囲気となって景色の中に降り注いでいるように感じられた。たぶん現代人の心には、そうした前向きな明るさが心をくつろがせる要素となって、旅を彩り、支えてくれる力になるのだろう。
人任せだけではいけない。自分も明るい未来のために何かできることをしよう、そんなことを思いながら旅を終えたのだった。
今回のごきげんロードマップ
A. 道の駅 ひなの里かつうら B. 鶴林寺 C. 上勝町ゼロ・ウェイストセンター D. 喫茶いくみ E. HOTEL WHY F. かま屋 G. かまパン&ストア H. 道の駅 温泉の里 神山 I. 田舎寿し なか山 J. 月ヶ谷温泉 月の宿 K. 山犬嶽 L. 阿波地美獲あおき
「ごきげんロードトリップ」掲載自治体のご紹介
※JAF優待の内容や利用方法などの詳細は、記事内の各施設「JAF優待はこちら」をクリックしてください。JAFナビ
からも検索可能です。
※記載のデータは2025年10月現在のもので、料金は大人1名分(税込)です。変わる場合もありますので、お出かけ前にご確認ください。
取材協力=徳島県・神山町、上勝町、勝浦町
JAF会員特別優待を実施!
2025年12月28日(日)まで、「道の駅 ひなの里かつうら」の物産館にて商品を1,000円以上ご購入いただいた方、100円引きいたします。会計時にJAFアプリクーポンをご提示ください。
詳細はこちら
徳島県・神山町、上勝町、勝浦町の魅力たっぷり! ご当地名産品プレゼントに必要なキーワードはこれ!
ごきげんロードトリップで登場した徳島県・神山町、上勝町、勝浦町より、とっておきの名産品をプレゼント。応募にあたっては応募フォームにログインし、キーワードの入力が必要です。名産品プレゼントの詳細は、別公開となっている下記リンクにてチェックしてください。
プレゼント応募用キーワード
あめごずし
徳島県・神山町、上勝町、勝浦町ドライブガイド
1.徳島県立神山森林公園イルローザの森
総面積281万㎡の広大な敷地内に森林学習館や水遊び広場、バーベキューガーデン、遊歩道などが広がる公園。全長50mのすべり台など遊具で遊べる広場や生垣迷路など家族で楽しめる施設があり、展望広場からは徳島市街が一望のもと。
名西郡神山町阿野大地459-1
Tel.088-678-0114
徳島県立神山森林公園イルローザの森
2.神山温泉 ホテル四季の里&いやしの湯
慶応年間から続く神山温泉は塩分が多くぬめりのある独特の泉質で美肌の湯と評判。ホテル併設の日帰り温泉施設「いやしの湯」では、半露天風呂、イベント湯、サウナなどを完備。宿泊棟には宿泊者だけが利用できる温泉大浴場もある。
名西郡神山町神領本上角80-2
Tel.088-676-1117
神山温泉 ホテル四季の里&いやしの湯
4.大久保乳いちょう
高さ約38m、推定樹齢500年以上の巨木は町の天然記念物。枝から乳房のように垂れ下がる気根に祈願の布を結んで子供の成長を願ったことがその名の由来。晩秋には黄金色に色づいた木の下で大久保いちょう祭りが開催される。
名西郡神山町神領字西大久保
Tel.088-676-1118(神山町役場産業観光課)
大久保乳いちょう
5.四国山岳植物園 岳人の森
土須峠に自生していたシャクナゲを中心に希少な高山植物を保護、育成している民間の植物園。標高約1,000mの園内に宿泊棟やオートキャンプ場も併設、「観月茶屋」では本格的な日本料理が楽しめる。登山や渓流釣りの拠点としても便利。
名西郡神山町上分中津 土須峠
Tel.088-677-1147
四国山岳植物園 岳人の森
6.神通滝(じんつうだき)
鮎喰川(あくいがわ)上流の標高600m付近、自然が織りなす渓谷美のなかに姿を現す神通滝。高さ約30mから滝壺に一直線に水が流れ落ちる豪快な滝だ。1~2月の厳冬期には凍結して神々しい氷瀑の絶景が楽しめることも。
名西郡神山町上分字江田
Tel.088-676-1118(神山町役場産業観光課)
神通滝
7.殿川内渓谷
中部山渓県立自然公園に指定されている、勝浦川上流部の渓谷。新緑や紅葉など四季折々の自然に彩られる渓谷美が広がり、カメラを携えての沢登りも楽しいスポット。アメゴ(アマゴ)の渓流釣りのポイントも多い。
勝浦郡上勝町大字生実
Tel.0885-46-0111(上勝町役場産業課)
殿川内渓谷
8.慈眼寺(じげんじ)
四国別格二十霊場三番札所として多くの巡拝者が訪れる寺院。弘法大師が発見したという長さ100mほどの洞窟の狭い穴の中を、ろうそくの明かりを頼りに通り抜けていく穴禅定(あなぜんじょう)という貴重な修行体験ができる(要予約)。
勝浦郡上勝町正木灌頂瀧18
Tel.0885-45-0044
慈眼寺
9.RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store
クラフトビール醸造所を併設するコンセプトストア&レストランバー。“幻の柑橘”といわれる柚香(ゆこう)の皮など特産品を生かしたオリジナルビール、ビールと相性抜群のBBQディッシュが自慢。1日1組限定のキャンピングカー宿泊体験もおすすめ。
勝浦郡上勝町正木平間237-2
Tel.0885-45-0688
RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store
10.いっきゅう茶屋
1階は地元の農家さんたちがとれたての野菜や果物、お茶や手作りの加工食品など自慢の特産品を持ち寄り販売する産直市。2階は美愁湖(正木ダム)を望みながら地元野菜を使った食事が楽しめる食堂となっていて、ドライブ中の休憩にぴったり。
勝浦郡上勝町福原下日浦76-12
Tel.0885-46-0198
いっきゅう茶屋
11.KAMIKATSU WOOD BASE
2025年5月に上勝町内の木工製品の展示販売やDIY体験ができるショールームとしてオープン。端材を利用したセルフビルドコーナーや子供たちが遊べるプレイルームもあり、楽しみながら木材の魅力に触れることができる。
勝浦郡上勝町福原下日浦7-1
Tel.0885-46-0693
KAMIKATSU WOOD BASE
12.TONPUKU
“回復”をコンセプトに、地元の食材と旬の果実を生かしたクラフトジェラートのショップ。「阿波和三盆トンカ」、「山ノチャイ」、「はったいナッツ」など味わったことのない食材や組み合わせのジェラートと出会える。
勝浦郡上勝町福原平間62
Tel.080-2047-3878(※出られない場合あり)
TONPUKU
写真提供:ヤマザキノブアキ
13.カフェ・ポールスター
ゼロ・ウェイスト(ごみを出さない)活動に取り組みつつ、地元野菜にこだわったヘルシーな料理を提供するカフェ。ランチメニューの週替わり定食は目にも美しく味も抜群。居心地のよいモダンな空間に惹かれ、遠方から訪れる客も多い。
勝浦郡上勝町福原平間32-1
Tel. 0885-46-0338
カフェ・ポールスター
14.ペルトナーレ
上勝町産や徳島県産の新鮮な食材をシェフが見極め、創造的なイタリアンに仕立ててゲストをもてなす隠れ家的レストラン。古民家を改装した趣ある空間には宿泊できるヴィラもあり、秘境と美食を存分に味わう贅沢な時間が用意されている。
勝浦郡上勝町福原古川71
Tel.080-3165-7153
ペルトナーレ
写真提供=ヤマザキノブアキ
15.坂本八幡神社
創建から500年以上にわたり勝浦山総鎮守として信仰を集める神社。恐竜の御朱印や、季節の花を浮かべた花手水(はなちょうず)が人気。春には境内にたくさんの雛人形が飾られる。
勝浦郡勝浦町坂本宮平2
Tel.0885-42-4106
坂本八幡神社

16.星の岩屋・不動の滝
その昔、災厄をもたらす悪星を弘法大師が洞穴に封じ込めたという伝説から「星の岩屋」と呼ばれるようになった星谷寺(しょうこくじ)。境内に流れ落ちる不動の滝は裏側からも眺めることができ「裏見の滝」の別名も。紅葉の名所としても名高い。
勝浦郡勝浦町星谷野田尾126
Tel.0885-42-2552(勝浦町企画交流課)
17.前松堂(ぜんしょうどう)
明治40(1907)年創業の老舗和菓子店。昔ながらの素朴な味が守られている黒糖風味の蒸しパン「ほたようかん」、モチモチした食感が人気の「くずアイスバー」をはじめ、4代続く職人の技から生みだされる和菓子はどれも絶品。
勝浦郡勝浦町沼江西岡27-3
Tel.0885-42-3025
前松堂
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