【奈良】国道169号「高取バイパス」が10月31日全線開通! 渋滞緩和や吉野方面へのアクセス向上に期待
奈良・高取町の新たな道路ネットワークが完成。現道の混雑緩和や救急搬送を支えるルートへ奈良県は、一般国道169号高取バイパスの残る区間が2026年10月31日に開通すると発表した。高取町松山〜清水谷の2.0kmが供用を開始。2012年に部分開通していた1.4kmと接続し、全長3.4kmのバイパス全区間を走行できるようになる。現道の国道169号では、交通混雑が課題となっており、新ルートへの交通転換による混雑緩和のほか、吉野方面へのアクセス改善も見込まれている。
国道169号「高取バイパス」が全線開通。残る2.0kmがつながり全線3.4kmに
高取バイパスは、奈良県中部から吉野地域を経て熊野方面へ延びる奈良中部熊野道路(延長約130km)の一部。今回、高取町松山~清水谷間の2.0kmが開通する(画像=奈良県)
一般国道169号高取バイパスは、全長約130kmの奈良中部熊野道路の一部を形成する道路だ。国道169号の交通混雑の緩和などを目的に整備が進められてきた。
1998年度に事業化され、2012年4月20日には高取町松山側の1.4kmが部分開通した。今回開通するのは、高取町松山~清水谷間の残る2.0km。高取トンネルなどをはじめ、トンネルや高架橋を通る区間で、上下1車線ずつの暫定2車線、設計速度は時速60kmとなっている。
今回の2.0kmが開通により供用済みの1.4kmとつながり、全長3.4kmの高取バイパスが全線開通する。
国道169号の渋滞緩和へ! 京奈和道・御所IC方面へ交通を分散
高取バイパスは高取町松山~清水谷間の全長3.4km。今回、清水谷側の2.0kmが開通し、2012年に部分開通した松山側の1.4kmとつながる(画像=奈良県)
高取バイパスが全線開通すると、現道を利用している交通の一部が京奈和自動車道御所IC方面へ転換し、高取町大字観覚寺の交通混雑の緩和が期待されている。奈良県の試算では、主要渋滞箇所付近の混雑度は現況の1.23から、整備後には0.49まで低下する見込みだ。
高取バイパス整備による救急搬送時間の変化。大淀消防署から奈良県立医科大学附属病院までの平均所要時間は、現況の21分から整備後は19分になると試算されている(画像=奈良県)
現道の混雑が緩和されれば、救急搬送にも効果が見込まれている。大淀消防署から奈良県立医科大学附属病院までの平均所要時間は、現況の21分から整備後には19分となり、2分短縮する試算だ。混雑時では54分から30分となり、24分の短縮が見込まれている。奈良県は、搬送の円滑化や救命率の向上も期待している。
吉野方面への観光アクセス向上に期待。10月31日の開通時刻は後日発表
一般国道169号は吉野郡東部地域の観光地へのアクセス道路となっており、観光シーズンには著しい渋滞が発生することもある。高取バイパスの全線開通によって交通が分散すれば、こうした観光シーズンの渋滞緩和につながるとみられる。
また、吉野地域や東紀州地域から京奈和自動車道御所IC方面へ向かうルートの利便性が高まり、地域産業の活性化にもつながると見込まれている。なお、10月31日の開通時刻は現在調整中で、後日発表される予定だ。同日に高取バイパスの利用を予定している場合は、事前に奈良県の最新情報を確認しておきたい。
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