北九州高速道路5号線「枝光~牧山」間が開通! 北九州市を囲む環状ルートに期待!
災害時の避難ルートとしての活用も期待されている北九州高速道路(北九州高速)5号線の枝光~牧山間(2.7km)が2025年3月1日午後3時に開通する。これにより、周辺の幹線道路における渋滞緩和が見込まれる。さらに福岡市方面や山口県方面へのアクセスが向上し、物流の効率化や災害発生時における避難の迅速化などに貢献すると期待されている。
「戸畑枝光線」は物流と人流の効率化を図る環状型ネットワーク
戸畑枝光線 計画図
戸畑枝光線とは、北九州高速5号線の戸畑出入口と枝光出入口をつなぐ全長5.2kmの有料自動車専用道路である。アクセス向上による物流や人流の円滑化および災害に強い道路ネットワークの形成が目的。今回は枝光~牧山間が開通し、枝光入口(戸畑方面)は、ETC専用料金所として運用する。
2033年には残りの牧山~戸畑間(2.5km)が開通し、北九州市を囲む都市高速の環状ルートが完成する予定だ。北九州市や近隣の市町村における経済発展や、福岡市方面や山口県方面へのアクセス向上が期待できる。
アクセス向上による交通渋滞緩和・地域経済活性化に期待!
開通により、戸畑枝光線周辺の幹線道路では、交通渋滞の緩和やアクセス向上が期待されている。今回の開通で枝光~戸畑間の移動時間が約2分短縮され、全線開通時には約10分短縮すると予測されている。
製造拠点が高速道路や港周辺に点在する北九州市では、物流・人流の効率化が特に重要。しかし戸畑枝光区間が未整備区間で、途切れが生じていた。環状型高速道路の完成により交通ネットワークが強化され、企業進出や雇用促進につながるビジネスチャンス拡大と、地域経済の活性化が期待される。
災害時における道路ネットワークの形成による機能強化
もう一つのメリットとして、災害に強い道路ネットワークの形成による機能強化が挙げられる。北九州高速4号線は、2018年7月の豪雨による法面崩壊から通行止めになり、災害に対する脆弱性が課題となっている。一般道路で避難するとなると、混雑が予想されるため、避難ルートを新たに確保する必要がある。
戸畑枝光線が避難ルートとして活用されれば、北九州高速2号線を経由して山口県方面などへの移動が可能。道路ネットワークの機能が強化されると、ルートの選択肢が増え、災害はもちろん、救急搬送時においてもスムーズな移動が可能になるだろう。
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