トヨタ博物館にレトロなクルマが勢ぞろい! 「日本のクルマとわたしの100年」開催中
2024年9月7日から2025年1月13日までトヨタ博物館(愛知県長久手市)の企画展「日本のクルマとわたしの100年」が2024年9月7日から2025年1月13日まで開催されている。「日本のクルマと女性のかかわり」がわかる自動車史を5つのゾーンと車両9台で紹介する催しだ。 この企画展は、実際の車両を見ながら「クルマと女性のかかわり」という観点を通して多様性について考える、ほかでは体験できない機会となっている。
自動車史で振り返る「日本のクルマと女性のかかわり」
「日本のクルマとわたしの100年」では「日本のクルマと女性のかかわり」について、女性ドライバー誕生からの自動車史を5つのゾーンで学べる。1910年代には日本で初めて女性が運転免許を取得し、1950年代には女性がモータースポーツに参戦するなど、あまり知られていない女性とクルマにまつわる史実を学べるのも特徴だ。さらに女性ドライバーの増加を予想して特別仕様車が登場するなど、自動車の変遷も学べる。企画展ではゾーンごとに以下のテーマが用意され、それに合わせた車両が展示されている。
・ゾーン1
女性ドライバーの誕生
・ゾーン2
女性ドライバーの広がり
・ゾーン3
モータースポーツに挑む女性たち
・ゾーン4
女性をターゲットとしたクルマの一般化
・ゾーン5
女性エンジニアの活躍、そしてさらなる多様性の時代へ
このように順を追って、さまざまな人材が活躍する自動車業界における多様性の歴史を知れば、新しい気づきを得られるかもしれない。
各年代の名車がメーカーの垣根を超えて登場!
ダットサン 16型 セダン(1937年)(画像提供:トヨタ博物館)
各年代に登場した車両9台が展示されるのも大きな見どころの一つ。トヨタ以外にも、スズキ、ダイハツ、日産、マツダなど年代物の車両が展示されている。映画やドラマでしか見られないような、レトロなクルマを間近で見られるチャンスだ。車両を見ながら、クルマを運転した当時の女性たちに思いをはせるのも楽しいだろう。ゾーンごとに展示される車両(年代)は、以下のとおり。
・ゾーン2
ダットサン 16型 セダン(1937年)
・ゾーン3
いすゞ ヒルマンミンクス(1960年)
ダットサン フェアレディ 1200(1961年)
・ゾーン4
ダットサン ブルーバード 1200 ファンシーデラックス(1963年)
ダイハツ ミラ(1982年〜1985年)
スズキ アルト 麻美スペシャル(1985年)
トヨタ WiLL Vi(2000年)
・ゾーン5
マツダ デミオ(2014年)
レクサス UX250h(2021年)
マツダ デミオは、2024年10月2日から2024年10月8日までの間は展示されないため、9台すべての車両を見たい方は注意してほしい。
「わたしとクルマ」コーナー掲示写真を募集! 入場料半額になるチャンス!
企画展内に設置されている「わたしとクルマ」コーナーに掲示する写真の募集が、2024年9月7日から始まっている。募集期間は2024年12月1日まで。応募要件に沿った写真をL版サイズ以下に出力し、トヨタ博物館を訪れる当日にクルマ館1階の受付に提出する。応募要件は、クルマと自分が一緒に映っている写真であること、企画展示室での展示とSNSなどへの掲載を了承することの2つ。持参した写真は返却されないため注意してほしい。
特典として、持参した本人1名の入場料が半額になる(ほかの割引との併用不可)。お得に企画展を楽しめるチャンスでもあるため、応募してみてはいかがだろうか。
さまざまなクルマと人が暮らす社会の多様性について考えよう!
「日本のクルマとわたしの100年」を開催しているトヨタ博物館の情報は下記のとおりだ。会期中に年末年始と臨時休館期間があるので、注意してほしい。
●開館時間:午前9時30分から午後5時まで(入館受付:午後4時30分まで)
●休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(2024年12月26日から2025年1月3日まで)
※会期中の2024年10月28日から2024年11月2日までは臨時休館
●入場料:大人1,200円・シルバー(65歳以上)700円・中高生600円・小学生400円(税込・各種団体割引あり)
※会期中にあたる2025年1月4日から2025年1月8日までは小学生無料
※未就学児入場無料
●アクセス:名古屋瀬戸道路「長久手IC」より東名高速道路(東名)日進JCTを経由し西へ0.4km
●駐車場:普通車320台・G-Station(PHV・EV用充電スタンド)5台
※すべて無料
女性がクルマを運転するようになってから約100年。人と深く長いかかわりがあるクルマの歴史を楽しく学べる本企画展で、これからの社会をより良くするヒントを見つけよう!