今回の解答:駐車場の看板と前車の動き
前の車が交差点ではなく、手前にある店舗の駐車場で左折したため、危うく追突するところでした。前の車も左のウインカーを出しているので、自分と同じように交差点で曲がるものと思い込みがちですが、交差点の近くに駐車場や路地がある場合は、そこで左折する可能性を予測する必要があります。問題の場面では、道路の左側に駐車場を示す看板が見えていることから、それを見落とすことなく、前の車の動きに十分注意して、適切な車間距離を保って走行しましょう。
※交通事故総合分析センターのデータより作成。グラフは過去の数値
他車の動きを思い込まないよう注意しよう
追突事故の人的要因では、動静不注視が脇見運転の次に多くなっています(図)。動静不注視には今回のように、相手の存在に気づいていながら、その危険を正しく判断できなかったことで引き起こされるケースが少なくありません。