今回の解答:前方に見える「電車接近」の表示
右側に出て追い越そうとしたところ、前方から路面電車が向かって来ました。電車の速度が遅かったので、事故は避けられましたが、事前に路面電車の存在に注意しておく必要がありました。今回の場所は軌道がカーブしており、電車の接近が目視できませんでしたが、問題の場面を見ると、前方に「電車接近」の表示が出ていたので、こうした表示を見落とさないことが大切です。また、見通しが悪いところでは、電車が接近する際に警報音を流したり、警笛を鳴らしたりすることが多いので、そのような音にも気を配り、不用意に電車が通る軌道敷内(今回は黄色部分)に入らないようにしましょう。
路面電車と併走する道路では後方確認を念入りに
環境や渋滞への対策からLRTなどの路面電車が見直されていますが、導入している都市では路面電車と車が併走する機会も少なくありません。それに伴い、軌道敷内で右折待ちをして電車と衝突したり、後方から近づく電車に気づかず進路変更をして事故になったりするケースも起きています(図参照)。路面電車はすぐには止まれないので、ミラーなどで後方にも気を配るなど、周囲の状況に十分注意して走ることが大切です。
運転中に遭遇するさまざまな危険を映像で疑似体験。
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