横断歩道に駆け込む歩行者

今回の解答:傘を差した歩行者

左手前から男性が小走りで横断歩道を渡って来ました。気づかずに発進していたら事故になるところでした。問題の場面をよく見ると、フロントガラスの左端に男性が差すビニール傘が見えています。雨の日は車のピラー(柱)による死角に加え、フロントガラスにワイパーの拭き残しが生じて視界が悪化します(下図)。信号機のない横断歩道で一時停止した際には、目の前の横断歩行者だけでなく、死角から走りこんでくる歩行者や自転車の見落としがないか、慎重に確認してから発進しましょう。

雨の日に生じる運転席の死角

雨の日は歩行者も意識的に安全を確認しよう

雨の日は、歩行者の視線が足元に向きがちなことに加え、傘や雨具のフードによって視野が狭まり、周囲の安全確認が不十分になります。ドライバー側の見落としも増えるので、車が停止していても、ドライバーとアイコンタクトを取るなど、安全を確認してから渡りましょう。

運転中に遭遇するさまざまな危険を映像で疑似体験。