今回の解答:強風にあおられるトラック
トラックが急にはみ出して来ました。前方の風速表示板に「風速12メートル」の表示があるように、強風にあおられてはみ出したようです。今回の場合、表示板を見落とさないのはもちろん、車高が高いトラックは風の影響を受けやすい点を知っていることが大切です。そうすれば、事前に危険な動きも予測でき、落ち着いて対応できるからです。橋や高架は風が強いので、できるだけトラックやバスとは間隔を空け、並走しないようにしましょう。なお、高速道路には吹き流しもあります。吹き流しが真横を向いていたら、風速10m以上の強風が吹いていると考えられます。
強風の際は車高の高い車に注意しよう
強風の際は乗用車でも進路を乱されます。とくに車高の高いタイプは要注意。JAFユーザーテストでは、ワンボックス車が時速100kmで走行中に、最大で165cm横に流されました(図参照)。橋や高架に加え、トンネル出口や山間部の切り通しも風が強いので、速度を抑えて走りましょう。横風に流された場合、大きくハンドルは切らず、こぶし1個分くらいの修正をしましょう。