危険予知

高速道路のトンネルに入るところです

2022.08.05

監修=長山泰久(大阪大学名誉教授)

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交差点から飛び出す自転車

今回の解答:前車の急な減速

トンネルに入ったところ、前を走っていた青い車が減速したため、追突しそうになりました。青い車の前を走るトラックの速度も低下して、車間距離が詰まっています。トンネルは路肩などが狭く壁が近いため、速度感や圧迫感が増し、入り口で減速しがちです。さらに、急に暗い所に入るため、目が周囲の暗さに慣れず、見えにくさや不安感からアクセルを緩めたり、プレーキを踏んだりするドライバーも少なくありません。トンネルに入る際は前車の減速を予測し、車間距離に十分注意しましょう。

若年層と高齢者の暗順応の時間

トンネルでの注意

トンネル入り口では目が周囲の暗さに慣れるまで時間がかかります(暗順応)。暗順応までの時間は、高齢者ほど長くなります(グラフ)。目が慣れても暗いトンネル内では視認性が低下するので、自分はもちろん、周囲からも自車がよく見えるように、ヘッドライトを点灯することが大切です。

運転中に遭遇するさまざまな危険を映像で疑似体験。

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