今回の解答:左前方から来る自転車
左側の間隔に注意しながら通過しようとしたところ、高校生の陰から自転車が出てきて、ぶつかりそうになりました。右側通行と傘を差して自転車に乗ることは、どちらも道路交通法に触れる違反行為ですが、実際には少なくありません。もし事故になれば、ドライバー側の過失も問われるので、事前に危険を予測することが重要です。問題の状況で高校生越しにわずかに見える傘差し自転車の存在を見落とさず、その動きに十分注意しておきましょう。
資料=交通事故総合分析センター
若者の逆走自転車に注意しよう
自転車事故を通行位置で見ると、半数程度が右側通行中で、若年層ほどその傾向が強くなります。右側通行では車と対面するため、回避の余裕がなく、被害も大きくなります。自転車での傘差し運転は、制動距離と安定性が低下するうえ、道路交通法違反です。雨具を着用しましょう。