今回の解答:カーブの先から出てくる自転車
停車車両の横を通り過ぎようとしたところ、右カーブから出てきた自転車と危うくぶつかりそうになりました。問題の場面ではカーブの先の状況は直接見えませんが、道路の左端にあるカーブミラーに、自転車が走ってくる姿が映っています。今回のように歩道や路側帯のない道路では、歩行者は右側通行というルールがありますが、駐停車車両などを避けるため、道路の中央寄りに出ざるを得ない場合もあります。その際、反対側から左側通行の車や自転車などが同じように車を避けて進んできて正面衝突する危険もあるので、カーブの先や建物の死角などから出てくる車や自転車に十分注意しましょう。
雨の日は「死角」が増える
住宅街の狭い道路では車道と歩道等の境目がない所もあり、歩行者や自転車、車が行き交う中で事故の危険が高まる場面があります。歩行者や自転車の場合、特に雨の日は視線が足元に向きがちで、さらに傘や雨具のフードなどで視界が狭まり、普段より死角が増えます。意識的に周囲の様子を見回し、自転車ではいつでも止まれるスピードに落とすなど、さらなる注意が必要です。ちなみに、問題のようなカーブミラーでは左右が逆転して映ります。自転車が左右どちら側を走ってくるのか、車がどちら側のウインカーを出しているのかなど、実際の見え方をチェックしてみましょう。