歩道を自転車に乗って来る子供

今回の解答:女性の後ろから走って来る子供の自転車

女性が通過したので曲がり始めたところ、歩道から子供が乗った自転車が出て来て事故になるところでした。一見、歩道には男性の乗った自転車しか見えませんでしたが、問題の状況をよく見ると、植え込みの上に子供がかぶっている青いヘルメットの一部が見えていました。植え込みの高さによっては、体の小さな子供が完全に隠れてしまう危険性があるので注意が必要です。また、今回のように「男性の乗った自転車が来ないうちに」と急ぐ心理が働くと、わずかに見えている手がかりも見落としてしまうことが多いので、急がず慎重に曲がるようにしましょう。

事故直前の自転車の走行位置

  • 現在「住信基礎研究所」は「三井住友トラスト基礎研究所」に社名変更

歩道には死角がいっぱい!

歩道の自転車が、植え込みや電柱、建物などの死角に入り、ドライバーからの発見が遅れて事故になるケースが少なくありません。図は2002~2005年に東京の幹線道路(一部区間)で起きた事故の調査結果。車道より歩道を走る自転車との事故が多発しています。なお、標識で指定された歩道、子供や高齢者が乗る場合などを除いて、自転車は車道の左側を通行するのが原則です。

運転中に遭遇するさまざまな危険を映像で疑似体験。

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