危険予知

薄暮の時間、見落としがちな危険とは?

2022.10.12

監修=蓮花一己(帝塚山大学 学長)

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右折車との出会い頭事故

路地から右折してくる車

親子連れが渡り終えた後に発進したところ、路地から黒い車が右折してきて、あやうく衝突しそうになりました。右折車は、まだ女性が横断歩道を渡っていたので、こちらより先に出ようとしたようです。信号機のない交差点では、こちらが止まっている間に渡ろうと駆け込んでくる歩行者や自転車、横断歩行者と並んで車道を横切ってくる車も少なくありません。今回のように日没前後は視界が悪化するため、発進する前に横断歩行者の有無を再度確認し、通行の優先関係にかかわらず、周囲の車の動きに注意することが大切です。

ポイント:
秋冬は日没前後の事故に注意

問題の場面のような日没前後の薄暮時には、ヘッドライトのついていない車を見落としたり、相手との距離や速度を見誤ったりするなど、車両同士の出会い頭事故が多くなります。日没時間と帰宅時間が重なる秋から冬にかけては、歩行者の飛び出しによる死亡事故も増加する傾向にあり、特に注意が必要です。

運転中に遭遇するさまざまな危険を映像で疑似体験。

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