今回の解答:交差点を曲がってくる別の自転車

交差点の左側から、別の子供たちが乗った自転車が斜めにショートカットして曲がってきました。先を行く友達を急いで追いかけていたようです。こちらが一時停止でしっかり止まっていなければ、危うくぶつかるところでした。問題の場面で曲がってくる自転車は見えていませんが、先を行く子供の一人が後ろを振り返っている様子が見えています。交差点にいる親子連れも前の様子をうかがっているようです。「自転車が通り過ぎたので、もう来ないだろう」などと思い込まず、死角からの飛び出しなどを予測し、前もって減速した上で、多段階一時停止を行いましょう。

交差点では「思い込み」に注意しよう

自転車と車両の事故では、「相手が譲ると思った」「危険ではないと思った」などの動静不注視や、「相手がルールを守ると思った」などの予測不適といった、思い込み(判断の誤り)から生じる事故が多くなっています。出会い頭の事故が起きやすい交差点付近では、こうした思い込みをせず、一時停止を無視する、きちんと停止線で止まらないなどの危険な行為は絶対に避けましょう。

運転中に遭遇するさまざまな危険を映像で疑似体験。