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国内初! 高速道路をドライブ途中にヘリコプターで大空を遊覧!?

東北道・長者原SAでのヘリコプター遊覧

2023.09.22
2023.09.22
1年点検を受けると、だれにでもチャンス

NEXCO東日本と株式会社AirXは、東北自動車道(東北道)の長者原SA(ちょうじゃはらサービスエリア・宮城県大崎市)上り線を離着陸地とする「ヘリコプター遊覧プラン」を2023年9月14日から販売開始した。

高速道路のSAを離着陸地とする国内初の遊覧プラン!

今回の遊覧プランは、ヘリコプターやプライベートジェット、空飛ぶクルマなど、次世代エアモビリティの供給源となるインフラを構築する株式会社AirXとの連携により、国内初となる「高速道路のサービスエリアを離着陸地とするヘリコプター遊覧プラン」になる(NEXCO東日本調べ)。

ALT 遊覧フライトに使用する機体画像

フライトに使用されるヘリコプターは「ロビンソンR44」。環境に配慮された静粛性の高い機体だ。

フライト風景イメージ画像

上空から見た世界農業遺産「大崎耕土(おおさきこうど)」。通常では見られない景色を一望できる(写真提供:大崎地域世界農業遺産推進協議会)。

3分間の「体験コース」から50分のコースまで全4種

遊覧プランのコースは、東北道の長者原SAを離発着地として、気軽に大空を楽しむ3分間のフライトの「体験コース(1人3,900円~)」のほか、石巻や女川の復興状況が見られる50分の「復興コース(1人47,800円~)」など、全部で4種類が用意されている。実施期間は2023年10月7日(土)、8日(日)、9日(祝・月)、14日(土)、15日(日)の5日間を予定(天候により欠航となる場合もある)。1フライトに同時に搭乗できるのは3名、合計体重220㎏までとなる。

離発着地の長者原SA(上り線)までの交通費は、遊覧プラン料金には含まれていないので自己負担となるが、高速道路のドライブと大空の遊覧を同時に楽しめる機会は激レア。ぜひ体験してみてはいかがだろうか。

遊覧プランのフライト詳細

コース名 フライト時間
/飛行距離
フライトルート 価格
(1人あたり税込)
主な見どころ
体験コース 3分/7㎞ 長者原SA→化女沼一周→長者原SA 3名時3,900円/人
2名時4,900円/人
ラムサール条約※にも登録されている化女沼を鳥になった気分で一周できる。
世界農業遺産
上空コース
10分/22㎞ 長者原SA→内川親水広場→江合川→長者原SA 3名時10,800円/人
2名時13,800円/人
世界農業遺産として登録されている大崎耕土。動植物と共存した居久根林のある風景を上空から遊覧できる。
絶景・鳴子
温泉郷コース
30分/62㎞ 長者原SA→江合川→鳴子ダム→川渡温泉→池月→長者原SA 3名時31,600円/人
2名時37,600円/人
広々とした栗駒国定公園を流れる鳴子峡のダイナミックな景観を遊覧。
復興コース 50分/109㎞      長者原SA→石巻→女川→大川小学校→長者原SA      3名時47,800円/人
2名時54,800円/人
東日本大震災から12年。江合川、大崎平野を見ながら、復興道路として開通した三陸沿岸道路、石巻の堤防、高台移転を選択した女川など、復興の現在の状況や、追波川と震災遺構大川小学校の様子などを遊覧。
  • ※ラムサール条約は、正式には「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といい、破壊されやすい湿地の保全を各国が進めることを目的とした条約。
    ・上記価格に含まれるのはフライト料金のみ。長者原SA上り線までの交通費は含まれていません。長者原SA上り線までの移動は自己負担。
    ・フライトについては、原則、貸し切りでの運航。
    ・悪天候など、運航会社がフライト不可と判断した場合は欠航。その際の料金は全額返金(振込手数料を除く)。
    ・その他詳細については、予約の際にAirXサイトで要確認。
    ・申し込みは9月14日からフライト当日まで受け付けています。残席があれば、当日、現地での申込みも可能。

遊覧プランのフライトマップ

50分の「復興コース」では震災から12年が経過した被災地の現状を上空から見ることができる。

フライトプランの詳細・申し込みはこちら!

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