保温肌着チョモランマプロ「失敗は成功のもと」開発秘話
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精巧で、長く愛用できるメイド・イン・ジャパンの製品。その裏では、熟練の職人たちが知恵と経験と技を総動員し、日々研鑽を積んでいる。見えないところにまで手間をかけ、より高いクオリティを目指して心血を注ぐ匠たちの静かな矜持。この<匠The日本>では、モノづくりの神髄を感じさせる製品とつくり手にフォーカスする。
エベレスト登山隊の写真で大ブレイクを果たした「ひだまり肌着」
ページトップの写真は、1991年エベレストの5350m地点で『世界屈指の登山集団』とも称された群馬県山岳連盟のエベレスト登山隊が撮影したもの。この1枚が、驚異の保温力を持つ「ひだまり肌着」が大ブレイクするきっかけとなった。西風が吹きつけると、体感温度は零下20度近くまで下がる場所で、下着姿で全員が笑顔という光景に『なんだ!この写真は!』と、問合せが殺到。以来、エベレスト登山隊や漁業関係者など過酷な環境に身を置くその道のプロはもちろん、一般のユーザーにも長年愛されてきた機能性インナーの開発秘話と製品の魅力に迫る。
熱をかけ過ぎて収縮するという失敗から生まれた生地
健繊株式会社は、昭和52年(1977年)の創業当初から、人間の健康管理のキーポイントは“保温”であると確信。長年、培ってきたサポーター製造技術を駆使し、身体全体を温める「健康肌着」の開発に取りかかる。ある時、生地の加工時に間違えて熱をかけ過ぎて収縮してしまった。ところがよく見ると、ウェーブがかかりとても面白い風合いの生地に。これがひだまり肌着の暖かさの秘密である、三重構造キルトウェーブ加工編地開発の発端となった。
当時、エベレスト登山隊隊長だった八木原圀明さんは、今もひだまり肌着を愛用している。『それまで我々の使っていた下着だと、枚数を重ねて着るのでどうしても動きにくくなります。ひだまりを使うことによって上に着るシャツや服を減らせるので随分違いますよ。冬のヒマラヤといえども、天気が良い時は風がないと結構汗をかきます。普通の下着だと汗が溜まり、その後冷えたりするんですよね。ひだまりは、上手く汗を外に出してくれるので、とても助かります。山の上ではちょっとの汗でも低体温になり、危険な状況になることも。昔から、下着は一番重要だと感じていました。』と懐かしそうに語る。
特殊な乾燥機にかけて加工を施すことにより、編地はおよそ3/4に収縮。縦横斜め方向に伸縮するふっくらやさしい肌触りに。
ナイロンを縮ませ、空気層をプラスした三重構造特殊加工編地により保温力アップ。暖かさはダンロンⓇで肌側にキープし、冷えの大敵である汗や湿気は内側に溜めることなく外側へ放出。1枚で2~3枚分の重ね着効果を実感できる。
沖に行くときには必ず着用しているという、北海道えりも漁協の皆さん。『冬はいつも4~5枚重ねるので、作業しづらく苦労していましたが、ひだまりを着用してからは3枚くらいに減りました。動きやすく、肩も凝らず、疲れにくくなりましたね。冬の海は寒いとはいっても作業中は汗もかくので、その汗にも困っていました。ひだまりを着ていると不思議と汗冷えがありません。実は寝る時もパジャマ代わりに着ています。仲間にすすめるとすぐにひだまりファンになり、喜ばれましたよ』と笑顔で話す。
国内の熟練職人による丁寧な作業で、プロも認める品質に
ひだまり肌着の製造工程は、季節や状況に応じて柔軟に対応している。例えば、気温・湿度を考慮し、洗いの作業は、夏は短く冬は長めに。また、約7種類のミシンを駆使して縫製を行うなど、繊細かつ徹底したこだわりを発揮する現場から、高品質の肌着がつくられている。
糸を安定させるため1ヶ月半じっくり寝かせ、通常の倍の時間でゆっくりと編立。幅・膨らみを安定させるためさらに1週間寝かせる。編みあがった生地を洗った後、脱水。特殊な乾燥機で生地を縮ませ、ふっくらとした三重構造キルトウェーブ編地の完成。通常の生地の1/5の枚数を1反毎に重ねて裁断し縫製。検品・出荷まで、実に17工程にも及ぶ作業が丁寧に行われている。
最新の「チョモランマプロ」はここが違う!
まるで着る魔法瓶のような保温肌着、ひだまりシリーズの「チョモランマプロ」最新改良バージョンは、ネック部分を従来品より3cm長くすることでさらに保温力がアップ。より首周りが暖かく、ファスナーは直接あごに当たらないカバー付。肘周りと膝周りには、ゴム糸(スパンデックス)を編み込んだ伸縮性のある素材をプラス。抗菌防臭・消臭、静電気抑制。カシミヤのような肌触りで毛玉になりにくい。強度もデザイン性もアップした紳士ハイネックアンダーと紳士前開きタイツの2点は、アウターライクにも着用できる。「登山」「釣り」「スキー」「寒い冬の電車・バス停待ち」「スポーツ観戦」「ゴルフ」「ウォーキング」などでも活躍。また、汗冷えしにくいため「屋外で働く方」や「お風呂上がりの部屋着やパジャマ」としても愛用されている。
冷暖房が行き届いている現代生活。快適になっている反面、身体にとっては良いことばかりではない。寒さや冷えに対して身体は様々な反応をするが、もしも体温調節機能が壊れたら、たちまち体調をくずしてしまうことに。健繊は創業以来一貫して保温バランスを調整することができる製品開発に取り組んでいる。科学的な裏付けを持つ素材と、卓越した編地の開発力や高度な生産技術力を創造的に融合させ、温度変化・体温調節に特化した独自の「健康ライフ」を提案し続けている。春夏製品や一年中着用できるオールシーズンタイプも強化中。今後の製品からも目が離せない。
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