匠The日本

伝統の職人技でつくり上げる南部鉄器の「蚊遣りネコ」

~大人の工場見学「岩鋳」編~

2022.07.25

sponsored by JAF通販紀行

2022.07.25

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精巧で、長く愛用できるメイド・イン・ジャパンの製品。その裏では、熟練の職人たちが知恵と経験と技を総動員し、日々研鑽を積んでいる。見えないところにまで手間をかけ、より高いクオリティを目指して心血を注ぐ匠たちの静かな矜持。この<匠The日本>では、モノづくりの神髄を感じさせる製品とつくり手にフォーカスする。

昔ながらの夏の風物詩を今の暮らしに取り入れる「蚊遣りネコ」

日本の夏らしい風情を感じるアイテム、蚊遣器(かやりき・蚊取り線香用の灰皿)。今回お届けするのは、重厚感があり耐久性に優れた南部鉄器の「蚊遣りネコ」だ。丸まったフォルムと、気持ちよさそうな表情が愛らしい。南部鉄器特有のざらりとした質感は、落ち着いたインテリアにもマッチする。

昔ながらの夏の風物詩を今の暮らしに取り入れる「蚊遣りネコ」

南部鉄器のトップメーカーとして伝統と革新の技術を誇る株式会社岩鋳

岩手県の盛岡市や奥州市でつくられている南部鉄器。江戸時代中期に誕生した伝統工芸品で、鉄器ならではの重厚感や独特の美しい質感が魅力だ。「蚊遣りネコ」を製造する株式会社岩鋳(いわちゅう)は、今年創業120周年を迎えた、匠の技を継承する南部鉄器のトップメーカー。明治35年の創業以来、鉄器づくりの伝統を守り伝えながら、現代の暮らしにふさわしい製品の創造にも取り組んでいる。デザインから販売までの一貫生産体制を整備し、多種多様な製品を国内だけでなく海外へも輸出。欧州ではIWACHUが南部鉄器の代名詞にもなるほど、世界各地で愛用されている。

南部鉄器のトップメーカーとして伝統と革新の技術を誇る株式会社岩鋳

匠の技を駆使した、一つひとつ丁寧な製造工程

岩鋳のモノづくりは徹底した品質管理のもと、職人の手仕事で進む。はじめに製品と同じ形状の金型に砂を突き固めて形状や模様を写し取り、鋳型をつくる。その鋳型内にできた空洞部分に、溶解炉で約1,500℃に溶かした鉄を注ぎ込み、鉄が凝固した頃合いを見て鋳型を壊してゆく。鋳型から取り出したばかりの状態は鋳バリが付いているため、グラインダーで研磨し除去する。「蚊遣りネコ」は透かし部分が多いので、とくに念入りに研磨。表面がなめらかになったら、一つひとつ着色する。こうして鋳肌際だつ重厚な南部鉄器らしい色合いのネコが仕上がる。

匠の技を駆使した、一つひとつ丁寧な製造工程

熟練の職人が手がけた南部鉄器の「蚊遣りネコ」

ネコ好きのデザイナーの発案で誕生した「蚊遣りネコ」。熟練職人の手作業によって丁寧に仕上げられた製品は、どっしりとした鉄器製なので安定感があり、ぶつかっても動きにくく安心。蚊取り線香は、市販品に付属している線香立てを使用する。電源コード用の通し口があるので、電気蚊取り線香を入れての使用も可能だ。「昼寝をしているネコが鯛の夢を見ている様子」をイメージしたという、丸みを帯びた愛くるしいフォルム。癒しのオブジェとしても人気で、夏以外の季節にはインテリアのアクセントに。ネコが好きな方への贈り物としても好評を博す。

熟練の職人が手がけた南部鉄器の「蚊遣りネコ」

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