2018年08月20日 13:00 掲載

写真ビストロ SNAP×SNAP 【オートモビルカウンシル2018】
「テスタロッサ」、「512BBi」、「ディーノ」など、フェラーリを集めてみた!


JAFメディアワークス IT Media部 日高 保

80年代に人気を博したスモールフェラーリ!

 最後に紹介するのは、1980年代から1990年代にかけて生産されたフェラーリ。まずは、「328GTB」だ。当初、フェラーリはV12エンジンを積むことを必須としたが、そこに新風を吹き込んだのが先ほど紹介したV6エンジン搭載の「ディーノ」シリーズで、そこからスモールフェラーリの流れが始まっていく。

 その後、エンジンはV8となり、「ディーノ 208/308GT4」が登場。それを引き継いだのが「308」で、さらにその後継モデルとして1985年に登場したのが「328」だ。名称は、排気量3.2Lの8気筒を意味する。

 今回オートスペチアーレが展示したのは、クローズドボディの「328GTB」。「B」はベルリネッタ(berlinetta)、つまり(小型の)2ドアクーペのことで、ほかに着脱式ルーフ(タルガトップ)型の「328GTS」があった。「S」はオープンカーを意味するスパイダー(spider)のこと。ちなみにこの排気量+気筒数で表す名称の後にGTB/GTSをつける習わしは、現代のV8フェラーリまで踏襲されている。

 1989年まで生産され、スモールフェラーリの名車「348」にバトンタッチした。

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「328GTB」1989(平成元)年式。生産最終年の最後期モデルだ。「512BB」に通じる、70年代的なフェラーリ風味の「328GTB」のデザインは、カロッツェリアのピニンファリーナが担当した。この展示車両の価格は2100万円(税別)。オートスペチアーレ・ブースで撮影。

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「328GTB」のスペック。全長×全幅×全高:4255×1730×1128mm、ホイールベース:2350mm、トレッド(前/後):1485/1465mm。車重:1263kg。エンジン型式:F105C型、エンジン種類:水冷V型8気筒DOHC、排気量3185cc、最高出力:270ps/7000rpm、最大トルク:31.0kg・m/5000rpm、最高速度:時速263km、時速0→100km:6.4秒。サスペンション:前後共ダブルウィッシュボーン

台数限定モデル「348GT コンペティツィオーネ コルサ」

 「328」の後継モデルとして1980年代末から1990年代半ばまで生産されたのが「348」だ。「348」もまた排気量と気筒数を表した名称となっている。デザインを手がけたカロッツェリアのピニンファリーナは、「テスタロッサ」をイメージさせるサイドスリットを「348」にも設けたことから、「リトル・テスタロッサ」と呼ばれ、スモールフェラーリの中でも屈指の人気を獲得した。

 そんな「348」を、レース用としてレーシングコンストラクター兼チューナーのミケロットがフェラーリ公認で開発したのが、「348GT コンペティツィオーネ コルサ」だ。10台強しか製造されなかった超限定車種である。今回オートスペチアーレが展示したのは1994(平成6)年式だ。

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「348GT コンペティツィオーネ コルサ」。ボンネットには大サイズのエアアウトレットがあったり、リアには大型ウイングが装着されていたりと、流麗なデザインが特徴のフェラーリとしては少々無骨で違和感のあるデザインなのは、レース用に改造されたため。展示車両の価格は6000万円(税別)。世界に約10台しかないフェラーリ公認レースモデルとしてはお買い得な方かも!?

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「348GT コンペティツィオーネ コルサ」のスペック。全長×全幅×全高:4230×189×1170mm、ホイールベース:2450mm、トレッド(前/後):1502/1578mm。車重:1180kg。エンジン種類:水冷V型8気筒DOHC、排気量3404cc、最高出力:320ps/7200rpm、最大トルク:33.0kg・m/5000rpm最高速度:未公表、時速0→100km:未公表。サスペンション(前/後):/ダブルウィッシュボーン。