2018年02月27日 15:50 掲載

写真ビストロ SNAP×SNAP 「ハチロク」ことAE86「スプリンタートレノ」
アニメ新劇場版・オフィシャルカーを激撮!!


ハチロクは「カローラ」の系譜に連なるクルマ!

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真横から見たところ。ファストバックスタイルがよくわかる。ファストバックとは絶対的な定義ではないが、トランクルームがなく、ルーフからリアエンドまで運転席後部のライン(このハチロクの場合はリアゲート)がつながっているデザインのことをいう。

 さて、ハチロクがトヨタ車の中でどのような系統に位置づけられるクルマだったのだろうか? まずはどのような流れの中で誕生してきたのかを振り返ってみよう。

 ハチロクは、1966年に誕生したトヨタの国民車「カローラ」の系列に含まれる。68年になって、若者向けとしてファストバックスタイルを持つスポーティー・クーペの「カローラ スプリンター」をグレードのひとつとして追加。それが「スプリンター トレノ」の初代だったのである。なお、スプリンターとは「短距離走者」の意味を持つ(カローラは、「花の冠」の意味)。

2代目から独立して「スプリンター」となった!

 70年になると、2代目はトヨタオート店用として「カローラ」から独立させることになり、「スプリンター クーペ」が誕生する(ファミリーカーとして「スプリンター セダン」などもあった)。同時にカローラ店用には、「カローラ スプリンター」をベースとしたスポーツモデル「カローラ クーペ」が新設される。これは「スプリンター」の兄弟車で、劇中でも「スプリンター トレノ」と「カローラ レビン」が兄弟車と語られていたことを覚えている人も多いだろう。その関係性は、販売チャネルがふたつに分かれたこのときにスタートしたというわけだ。

 そして74年に誕生した3代目になると、「トレノ」と「レビン」の名が誕生する。「スプリンター」の内、1600cc・水冷直列4気筒DOHCエンジン「2T-GR」を搭載した最上位グレードに「トレノ」の名が与えられた。ちなみにトレノとは、スペイン語で「稲妻」という意味である。

 一方「レビン」の方は、1600cc・水冷直列4気筒DOHCエンジン「2T-GEU」を搭載した「カローラ クーペ」の最上位グレードに与えられた。レビンもまた、英語で「稲妻」の意味である。そして、どちらにも「GT」のバッジが貼られることとなった。

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ハチロクを真後ろから。当時、トヨタはDOHCと書いて「ツインカム」とルビをふるなど、そのままDOHCという言葉を使わない傾向で、ハチロクにも左のランプの上の「APEX」の右に「TWIN CAM 16」と記されている。

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ダブル・ハチロクはこうして生まれた!