2017年10月20日 12:00 掲載

写真ビストロ SNAP×SNAP ロータリーピュアスポーツ!
マツダ「RX-7」の最終型
3代目・FD3S型


ボディはよりワイドかつ低重心化

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初代と2代目はどちらかというと直線が主体の外見をしていたが、3代目になって曲線的なデザインに大きく変更された。

 開発スタッフは、「RX-7」のデザインを踏襲することへのこだわりはなく、初代から2代目にモデルチェンジした際も「スポーツカー」としての走りなどを追求した結果として、デザインを大きく変更した。さらに、2代目から3代目へのモデルチェンジにおいても同様で、初代、2代目が直線的だったのに対し、曲面で構成された外見となったのである。

 3代目は2代目と比較して全長、ホイールベース、全高は減ったが、70mmほどワイドボディとなり、初めて3ナンバー車となった。これは運動性能の向上を図るための変更だ。より姿勢を低くして低重心化することで、コーナリングでの安定性を求めたのである。

 また3代目のボディに関しては、パワーウェイトレシオで5.0kg/psを切るべく、軽量化も大きな目標として掲げられた。2代目が最終形の最も高性能なグレードでも5.7であったことから、5.0切りは果敢なトライだったといえよう。軽量化は「ゼロ作戦」と名付けられ、まずボディは、大きな荷重がかからない部分の肉抜きを実施。さらに、ペダル類などにもアルミを採用するなどして、徹底的に軽量化を追求している。その結果、3代目はデビュー時点でパワーウェイトレシオ4.9を達成し、最終的には4.5にまで到達したのである。

 サスペンションも3代目は方式を一新し、前後共にオールアルミ製のダブルウィッシュボーンを採用、バネ下重量を軽減させた。

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サスペンションは、2代目の前がストラット方式・後ろがラテラルロッド付きのセミトレーリングアームから、3代目では前後共にダブルウィッシュボーン方式に変更した。さらに、自然な操縦性を実現することを目的とした「4輪ダイナミック・ジオメトリー・コントロール」機構が採用された。

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1992年式「タイプR」のスペック