写真ビストロ SNAP×SNAP 空前絶後のスーパーカー
「カウンタック」を、
今更ながら徹底解説!

2017年08月29日 16:28 掲載

1974年、遂にLP400が販売開始

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まさに難産の末に産み出されたといっていい、「カウンタック LP400」。しかし、このカウンタックが存在しなければ、"スーパーカー"と呼ばれるカテゴリーのクルマは、今とはまた違ったデザインになっていたかも知れない。

 カウンタックは排熱処理の問題などで開発が進まないところにもってきて、さらなる不運が襲う。ランボルギーニが経営危機に陥ってしまったのだ。

 それでも何とか開発は続けられ、遂に1973(昭和48)年のトリノモーターショーで市販モデル「カウンタック LP400」が披露される。ただし5Lエンジンの開発は断念されて4Lとなり、最高出力も375馬力となった。そして1974(昭和49)年に実際に販売が始まった。

 なおLP400の最高速度は、当時のスーパーカー好きの少年たちの間で流行ったカードなどには時速300kmと記されていたが、現在ランボルギーニは公式に時速309kmとしている(時速0→100kmは公式に5.4秒)。ただし古い資料によれば、当時の海外の著名な自動車専門誌が実測したところでは、出ても時速280km台だったという話もある。

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デザイン重視のあまり、後方視界があってなきがごとしであることがわかる真後ろ・ローアングルからの眺め。ただし、このわずかな隙間に合わせれば、バックミラーに後方の眺めは映る。しかし、車庫入れなどではあまりにも死角が多いため、シザーズドアを開けて身体を半分乗りだし、直接後方を見ながらバックしないとならなかった。しかし、それが"カウンタック使いの正しい姿"などとまでいわれており、その姿勢での車庫入れに憧れた人も多かった。

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カウンタックの発音では海外では通じない!?