2017年07月18日 23:00 掲載

写真ビストロ SNAP×SNAP 【エンジンをじっくり見る!】
日産「R35型GT-R」専用
「VR38DETT」の生産試作型!


たった5人しかいない「匠」がすべて手組みしている!

 R35型は高い技量を持った職人たちによってハンドメイドで製造されており、調整が行われている。例えば、ボディ剛性を実現するための溶接もロボットだけでなく細部が職人の手によって行われているし、ブレーキローターの制動性能を上げるための「焼き入れ」も選ばれた6人のテストドライバーによる慣らし運転でハードブレーキングして行われている。

 VR38DETTに関しても同様で、たった5人しかいないエキスパート=「匠(たくみ)」によってすべて手組みで組み立てられているのだ。

 この匠によるハンドメイドというコンセプトは、日本のものづくりの技術を注ぎ込もうという考えが採り入れられているからである。

 さて、今回紹介しているVR38DETTが生産試作型であることを冒頭で述べた。その証拠は、エンジンを組み立てた「匠」の名前が記されたプレートが貼り付けられてないことである。

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GT-R NISMOのVR38DETTエンジンに取り付けられた匠の名が入ったプレート。同エンジンを組み立てられる匠は世界で5人しかいない。

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日産自動車大学校のVR38DETTエンジン。このように、ネームプレートがあるべき部分にシリアルナンバーしかなく、通常のエンジンではないことが見て取れる。

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はたして生産試作型とは? そしてVR38DETTエンジンのスペック!