2017年02月02日 21:48 掲載

写真ビストロ SNAP×SNAP 91年ル・マン24時間レースで
総合優勝を果たした
マツダ「787B(55号車)」


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オレンジとグリーンのボディが鮮烈なマツダ「787B」55号車。現在、唯一のル・マン 24時間レースを制した日本車だ。

 マツダ「787B」は、1990年にデビューしたマシン「787」をベースに、新開発された700馬力の4ローター自然吸気エンジン「R26B型」エンジンを搭載するなどの改良が施され、当時存在したレギュレーションのグループC規定に則したプロトタイプ・レーシングカー。翌91年の第59回ル・マン24時間耐久レースにて、マツダおよびマツダスピードが足かけ18年、13回目の挑戦の末に悲願の総合優勝を果たした(マツダは日本メーカーとして最も早くから同レースに挑戦した)。

 メインスポンサーがレナウンで、同企業のブランドである「チャージ」もリアウィングなどに大きく記されたことから、「チャージ・マツダ」などとも呼ばれた。

 なお2016年現在、同レースで総合優勝を果たした日本車はなく(16年はトヨタ「TS050 HYBRID」が残り5分でまさかの失速)、また、ロータリーエンジン搭載車としても初めて、なおかつ唯一の総合優勝を果たすなど、唯一無二の車両として日本のモータースポーツファンに記憶されている。

 また、マツダは長い時間をかけて挑戦し続けたこと、また独特のロータリーサウンドなどもあって、海外のモータースポーツファンからも高い評価や尊敬、そして人気を勝ち得た。

 91年の同レースに787Bは2台、18号車と55号車が投入され、展示車両の55号車が優勝。ドライバーはF1で優勝経験のあるジョニー・ハーバートを筆頭に、フォルカー・バイドラー、ベルトラン・ガショーとF1経験者がそろえられた。

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787Bを正面から。

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マツダ「787B」の勇姿をさらにお見せする!