2020年03月24日 16:20 掲載

交通安全・防災 4車種追加で全9車種に! 予防安全・最新ランキング【JNCAP2019】


神林 良輔

第7位:N-BOX(ホンダ)【追加】

合計129.2:点(91.6点)ASV+++

対車両:32点 対歩行者:72.6点(昼間:22.6点/夜間・街灯あり:39.5点/夜間・街灯なし:10.5点)
車線逸脱:16点 後方視界:6点 高機能前照灯:1.4点 踏み間違い:1.2点

試験に用いられた車種(車両型式):G Honda SENSING(JF3)
センサー方式:ミリ波レーダー・単眼カメラ
安全運転支援システム名:Honda SENSING

画像10。ホンダの2代目「N-BOX」。2017年9月に発売され、2019年10月にマイナーチェンジが実施された。

画像10。ホンダの2代目「N-BOX」。2017年9月に発売され、2019年10月にマイナーチェンジが実施された。

 2017年9月に発売されたホンダの2代目「N-BOX」は、新車販売台数で毎年1位を獲得し続けている人気車種だ。その要因のひとつが、ホンダの軽自動車として初めてHonda SENSINGを搭載したこと。同システムの8種類の基本機能に加え、2代目「N-BOX」は同社初となる「後方誤発進抑制機能」も加えられた。こうした安全面の強化により、2代目「N-BOX」は2017年度の予防安全で79点満点中の76.6点を獲得し、20車種中の5位となったのである。

 そして2019年10月に実施されたマイナーチェンジでは、衝突被害軽減ブレーキとリアワイドカメラの性能が高められた。衝突被害軽減ブレーキは、横断自転車に対応。さらに、街灯のない夜間の歩行者検知の性能向上も図られた。一方のリアワイドカメラは、画素数が従来の30万から100万へと大幅増強。より明確に後方の視認が可能となったのである。そして再度性能評価試験を受け、2020年1月14日に129.2点を獲得したことが追加で公表された。

第8位:ロッキー(ダイハツ)【追加】

合計:73.6点(52.2点)ASV++

対車両:31.7点 対歩行者:12.9点(昼間:12.9点/夜間・街灯あり:装備なし/夜間・街灯なし:装備なし)
車線逸脱:16点 後方視界:6点 高機能前照灯:5点 踏み間違い:2点

試験に用いられた車種(車両型式):G(A200S)
センサー方式:ステレオカメラ
予防安全システム名:スマートアシスト
※ OEM供給車のトヨタ「ライズ」も同一性能

画像11。ダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」。日本国内では22年ぶりにその名が復活し、2代目となる。

画像11。ダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」。日本国内では22年ぶりにその名が復活し、2代目となる。

 2019年11月に発売されたダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」。その名は、かつて1990年代に発売されていた小型クロスカントリー4WDと同じもので、22年ぶりの復活となった。そして第9位にランクインした「タント」に続く、ダイハツの新たなクルマづくりコンセプト「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」により開発された2車種目である。

 予防安全システム「スマートアシスト」と運転支援システム「スマートアシストプラス」は、メーカーオプション機能も含めると17種類もの機能を備える。2代目「ロッキー」で追加された機能として、「ブラインドスポットモニター」と「リヤクロストラフィックアラート」の2種類がある。ブラインドスポットモニターは、斜め後方の死角となる部分に他車が接近したらドアミラーに警告灯が点いたり、ブザー音で知らせたりする機能。リヤクロストラフィックアラートもドアミラーの警告灯とブザー音で知らせてくれる機能で、駐車場からバックで出る際などにドライバーをサポート。バックの際、左右後方から接近してくるクルマは、ドライバーからは確認しづらい。リヤクロストラフィックアラートは、そんなクルマの存在を知らせてくれるのである。

第9位:タント/タント カスタム(ダイハツ)【前期】

合計:72.0点(51.1点)ASV++

車両:31.6点 対歩行者:11.4点(昼間:11.4点/夜間・街灯あり:装備なし/夜間・街灯なし:装備なし)
車線逸脱:16点 後方視界:6点 高機能前照灯:5点 踏み間違い:2点

試験に用いられた車種(車両型式):タント カスタム X(LA650S)
センサー方式:ステレオカメラ
予防安全システム名:スマートアシスト
※ OEM供給車のスバル「シフォン/シフォンカスタム」も同一性能

画像12。ダイハツ「タント」。OEM供給車にスバル「シフォン」がある。

画像12。ダイハツ「タント」。そのドレスアップモデルが「タント カスタム」。

 2019年7月に登場したダイハツの4代目「タント」は、「DNGA」コンセプトにより開発された第1弾である。メーカーオプションも含めると、予防安全機能「スマートアシスト」と、運転支援機能「スマートアシストプラス」は合計で15種類の機能を搭載している。

 スマートアシストのうち、軽自動車初採用の機能が、自動防眩型前照灯「ADB(アダプティブ・ドライビング・ビーム)」だ。一方のスマートアシストプラスでは、駐車支援システム「スマートパノラマパーキングアシスト」が軽自動車初となる。同システムは、駐車枠の左右の白線を検知して音声と画面ガイドを加えつつ、ステアリング操作をアシストし、並列・縦列駐車をしてくれるというもの。これによりドライバーは、シフトレバーおよびアクセルとブレーキの操作と、周囲の安全確認に専念できるのである。


 今回は2019年度の前期発表後に追加された4車種を加えた、全9車種による予防安全の最新ランキングを掲載した。なお衝突安全に関しては、現時点で追加は1車種のみ。ホンダの10代目「アコード」が発表され、100点満点中の88.5点を獲得し、全5車種中の第1位となった。

 例年のスケジュールからすると、JNCAP2019後期の発表は2020年5月末頃。そのときには予防安全も衝突安全もさらに数車種ずつ追加されて発表されるものと思われる。2019年度の最終ランキングは、その時点で改めて掲載する予定だ。

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