2020年03月24日 16:20 掲載

交通安全・防災 4車種追加で全9車種に! 予防安全・最新ランキング【JNCAP2019】


神林 良輔

ランキングの見方

 合計得点が141点満点であるが、100点満点に換算した得点(カッコ内の得点)に加え、評価試験の項目ごとの得点も掲載した。そのほか、試験に用いられたグレードとその型式、センサー方式、安全運転支援システム名なども合わせて掲載している。なお同点の車種に関しては、今回は追加車種を優先して先に紹介した。

 また試験を受けたクルマが、「先進安全自動車(Advanced Safety Vehicle)」として優秀である場合、以下の評価が与えられる。

●合計得点46点以上:ASV++(ダブルプラス)
●合計得点86点以上:ASV+++(トリプルプラス)

第1位:セレナ(日産)【追加】

合計:141.0点(100点)ASV+++

対車両:32点 対歩行者:80点(昼間:25点/夜間・街灯あり:40点/夜間・街灯なし:15点)
車線逸脱:16点 後方視界:6点 高機能前照灯:5点 踏み間違い抑制:2点

試験に用いられた車種・グレード(車両型式):セレナ e-POWER ハイウェイスターV(HFC27型)
センサー方式:カメラ
安全運転支援システム名:全方位運転支援システム
※ OEM供給車のスズキ「ランディ」も同一性能

画像4。2019年度JNCAPの予防安全で満点を獲得した日産「セレナ」(5代目・後期モデル)。

画像4。日産の5代目「セレナ」は、JNCAP予防安全において、2016年度に続いて今回も満点を獲得した。

 今回追加されたうちの1車種である5代目「セレナ」は、2016年8月に登場。そして同年度の防安全において、JNCAP史上初となる満点を獲得した(2016年度の予防安全は、4項目の試験が実施され、合計71点満点だった)。

 その後、5代目は2019年8月にマイナーチェンジが実施されて後期モデルに。デザインを一新しただけでなく、衝突被害軽減ブレーキなどの「全方位運転支援システム」を全車標準装備とした。全方位運転支援システムには、「アダプティブ LED ヘッドライトシステム」(自動防眩型前照灯)や「踏み間違い衝突防止アシスト」(ペダル踏み間違い時加速抑制装置)なども含まれており、前期モデルから安全面で大きく進歩。そして3月3日に2度目の満点獲得が追加発表された。

第1位:NX(レクサス)【前期】

合計:141.0点(100点)ASV+++

対車両:32点 対歩行者:80点(昼間:25点/夜間・街灯あり:40点/夜間・街灯なし:15点)
車線逸脱:16点 後方視界:6点 高機能前照灯:5点 踏み間違い抑制:2点

試験に用いられたグレード(車両型式):300h F SPORT(AYZ10型)
センサー方式:ミリ波レーダー・単眼カメラ
安全運転支援システム名:Lexus Safety System +

画像5。レクサス「NX」。若年層に好評を博したレクサスの中核モデルで、グローバル販売を牽引している1車種。

画像5。レクサス「NX」。レクサス初のコンパクト・クロスオーバーSUVとして、国内外ともに2014年に発売が始まった。

 "プレミアム・アーバン・スポーツ・ギア"をコンセプトに、レクサス初のコンパクト・クロスオーバーSUVとして開発された「NX」。若年層を中心にグローバルに好評を博し、レクサスの中核モデルとして世界的に販売台数を牽引してきた1車種だ。発売初年度となる2014年度の予防安全を受け、40点満点中26.9点を獲得した(2014年度の評価試験項目は2項目、合計40点満点だった)。

 2017年9月にビッグマイナーチェンジが施され、予防安全パッケージ「Lexus Safety System +(レクサス・セーフティ・システム・プラス)」を搭載。続けて2019年4月には同システムの強化が行われた。こうした安全面の改良により、2019年度の予防安全で満点を獲得したのである。

第1位:UX(レクサス)【前期】

合計:141.0点(100点)ASV+++

対車両:32点 対歩行者:80点(昼間:25点/夜間・街灯あり:40点/夜間・街灯なし:15点)
車線逸脱:16点 後方視界:6点 高機能前照灯:5点 踏み間違い抑制:2点

試験に用いられたグレード:250h F SPORT(MZAH10型)
センサー方式:ミリ波レーダー・単眼カメラ
安全運転支援システム名:Lexus Safety System +

画像6。レクサス「UX250h」。都会派コンパクト・クロスオーバーだ。

画像6。都会派コンパクト・クロスオーバー「UX」。2018年11月から発売が始まり、「NX」とともに予防安全の満点を獲得した。

 "クリエイティブ・アーバン・エクスプローラー"をコンセプトとして、新たなライフスタイルを探求する"CUE(キュー:きっかけ)となることを目指したという、都会派コンパクト・クロスオーバー「UX」。国内では2018年11月に発売された。

 予防安全に関しては、「Lexus Safety System +」の最新版を搭載。センサー方式として単眼カメラとミリ波レーダーの構成はこれまでと変わらないが、個々の性能を向上。それにより、衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュセーフティ」は、昼間の自転車や夜間の歩行者の検知も可能とし、今回の予防安全で141点満点の獲得に大きく貢献した。

→ 次ページ:
続いて第4~6位

JNCAP関連記事