2019年06月06日 16:00 掲載

交通安全・防災 【JNCAP2018】予防安全性能評価試験、前期10車種11グレード+後期11車種、総合得点ランキング


JAFメディアワークス IT Media部 日高 保

第11位:CX-5(マツダ)

合計:115.4点(91.6点) ASV+++

対歩行者:54.8点(日中:24.5点/夜間:30.3点) 対車両:32点満点 車線逸脱抑制:16点満点
後方視界情報:6点満点 高機能前照灯:5点満点 踏み間違い加速抑制:1.6点

試験に用いられたグレード:XD PROACTIVE(KF2P型) ※後期に試験を受けた車種
センサー方式:ミリ波レーダー、カメラ、超音波
予防安全システム名:i-ACTIVSENSE

マツダ CX-5 2018年式|mazda cx-5 2018 model year

2012年に初代が登場した、マツダのミドルサイズSUV「CX-5」。現行の2代目KF型は2017年2月に登場した。「東京モーターフェス2018」にて撮影。

 マツダ車で2018年後期に予防安全性能評価試験を受けたのは、国内向けのクロスオーバーSUV「CX」シリーズ3車種だ。トップの成績を収めたのが、5人乗りのミドルサイズ「CX-5」。発売当初から安全支援運転システム「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を一部グレードに装備。衝突被害軽減ブレーキ「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」や、渋滞追従機能付き定速走行・車間距離制御機能「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」、高機能前照灯「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」などを備えていた。

 2017年8月からは「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を全グレードに標準搭載。このとき、新たに「車線逸脱警報システム」、「AT誤発進抑制制御[前進時]」、駐車場から後退で発進する際に車両の接近を知らせる「リア・クロス・トラフィック・アラート」なども追加された。2018年10月のマイナーチェンジでは、「アドバンストSCBS」に夜間の歩行者検知機能が備わった。

 

第12位:CX-8(マツダ)

合計:115.0点(91.3点) ASV+++

対歩行者:54.4点(日中:25点満点/夜間:29.4点) 対車両:32点満点 車線逸脱抑制:16点満点
後方視界情報:6点満点 高機能前照灯:5点満点 踏み間違い加速抑制:1.6点

試験に用いられたグレード:XD PROACTIVE(KG2P型) ※後期に試験を受けた車種
センサー方式:ミリ波レーダー、カメラ、超音波
予防安全システム名:i-ACTIVSENSE

マツダ CX-8 2018年式|mazda cx-8 2018 model year

2017年12月に初代が発売された「CX-8」。6人以上の乗車が可能な3列シートSUVで、2018年に最も販売された人気車種である。「東京モーターフェス2018」にて撮影。

 「CX-8」は、マツダの国内向けクロスオーバーSUV3車種のうちの最上位モデルだ。同社の安全運転支援システム「i-ACTIVSENSE」を発売時から全モデル・全グレードに標準装備している。

 今回、弟分の「CX-5」とは接戦となり、衝突被害軽減ブレーキの対歩行者以外は全項目同点。対歩行者の得点差もわずかで、「CX-8」は昼間は25点満点で「CX-5」を0.5点上回ったが、夜間は逆に0.9点のビハインドに。結果、弟分の「CX-5」に0.4点及ばない115.0点となり、兄弟対決で弟分に上位を譲る形となった。

 

第13位:アテンザ(マツダ)

合計:113.3点(89.9点) ASV+++

対歩行者:52.7点(日中:24.4点/夜間:28.3点) 対車両:32点満点 車線逸脱抑制:16点満点
後方視界情報:6点満点 高機能前照灯:5点満点 踏み間違い加速抑制:1.6点

試験に用いられたグレード:セダン XD-L Package(GJ2FP型)
センサー方式:ミリ波レーダー、カメラ、超音波
予防安全システム名:i-ACTIVSENSE

マツダ アテンザ|mazda atenza

マツダのフラッグシップセダン「アテンザ セダン」(ステーションワゴンタイプの「アテンザ ワゴン」もある)。初代は2002年に登場し、現行の3代目GJ型は2012年11月に登場した。JNCAPではセダンもワゴンも同一性能として扱われている。2018年度前期の評価試験を受けたのは「セダン」で、そのときは第5位だった。

 第11位から第13位まではマツダ車が3車種並んだ形となり、第13位は「アテンザ」となった。同車は発売時から「i-ACTIVSENSE」を一部グレードに搭載していたが、2013年11月に、低速走行時の衝突被害軽減ブレーキ「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」が一足早く全車標準装備とされた。このとき、高機能前照灯のLEDアレイ方式防眩ハイビーム「ALH」、「レーンキープ・アシスト・システム」、衝突被害軽減ブレーキ「SCBC[後退時]」と「AT誤発進抑制制御[後退時]」も搭載。中高速用の衝突被害軽減ブレーキ「スマート・ブレーキ・サポート」も対応可能な相対速度差を拡大した。

 2016年8月には歩行者対応の衝突被害軽減ブレーキ「アドバンストSCBS」に更新。そして2017年8月には、「i-ACTIVSENSE」が全モデル・全グレード標準装備となった。さらに2018年5月には、「アドバンストSCBS」が夜間歩行者検知機能付きにアップデートされたほか、LEDブロックが20分割に細分化されて「ALH」がより緻密に照射範囲を制御できるようになった。

 

第14位:ソリオ/ソリオ バンディット(スズキ)

合計:111.1点(88.2点) ASV+++

対歩行者:62.1点(日中:22.5点/夜間:39.6点) 対車両:32点満点 車線逸脱抑制:8.0点
後方視界情報:6点満点 高機能前照灯:1.4点 踏み間違い加速抑制:1.6点

試験に用いられたグレード:HYBRID MX(MA36S)
センサー方式:ステレオカメラ、超音波
予防安全システム名:スズキ セーフティ サポート
※ OEM車に三菱「デリカD:2」/「デリカD:2 カスタム」あり

スズキ ソリオ 2018年式|suzuki solio 2018 model year

2018年度前期に評価試験を受けた、スズキの「ソリオ」/「ソリオ バンディット」。かつては、コンパクトトールワゴン「ワゴンR」の1モデルだった。現行モデルは独立してからは3代目で、2015年8月に登場した。「東京モーターフェス2018」にて撮影。

 現行の「ソリオ」/「ソリオバンッディト」は発売時から、ステレオカメラ方式を採用した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」、「誤発進抑制機能」、「車線逸脱警報機能」などを、一部グレードを除いてメーカーオプションで設定していた(この時点では、スズキの安全運転支援システムを指す「スズキ セーフティ サポート」という呼称がなかった)。

 2018年7月のマイナーチェンジでは、スズキの安全運転支援システム「スズキ セーフティ サポート」の機能が充実。ステレオカメラによる「デュアルカメラブレーキサポート」が夜間の歩行者にも対応した。さらに、定速走行・車間距離制御装置「アダプティブ・クルーズ・コントロール」、ハイ/ロー「自動切替型」ヘッドランプ、「後退時ブレーキサポート」、「後方誤発進抑制機能」、「リヤパーキングセンサー」なども搭載された。ここまでが合計100点以上の車種だ。

 

第15位:CX-3(マツダ)

合計:99.8点(79.2点) ASV+++

対歩行者:47.2点(日中:24.8点/夜間:22.4点) 対車両:32点満点 車線逸脱抑制:8.0点
後方視界情報:6点満点 高機能前照灯:5点満点  踏み間違い加速抑制:1.6点

試験に用いられたグレード:20S PROACTIVE S Package(DKEFW型)  ※後期に試験を受けた車種
センサー方式:ミリ波レーダー、カメラ、超音波
予防安全システム名:i-ACTIVSENSE

マツダ CX-3|mazda cx-3

マツダの国内向けのクロスオーバーSUV「CX」シリーズのうち、最もコンパクトな「CX-3」。2015年2月に初代が登場した。「CX」シリーズ3兄弟の対決は、夜間における対歩行者の得点が伸びず、「CX-3」は兄貴分の「CX-5」と「CX-8」の2車種からかなり離されてしまった。

 「CX-3」は初登場時から「i-ACTIVSENSE」を搭載。その内容は、衝突被害ブレーキ系は、夜間の歩行者検知機能付きの低中速用「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」、中高速用「スマート・ブレーキ・サポート」の2種類。さらに、「AT誤発進抑制制御」、「車線逸脱警報システム」、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」、「ハイ・ビーム・コントロールシステム」なども搭載されている。

 2016年10月のマイナーチェンジでは、歩行者にも対応して対応速度域も拡大した衝突被害軽減ブレーキ「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」を全車に標準装備。一部グレードには、「SCBS[後退時]」と高機能前照灯「アダプティブ・LED・ヘッドライト」を搭載された。

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最後は第16~22位!

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