2019年06月06日 16:00 掲載

交通安全・防災 【JNCAP2018】予防安全性能評価試験、前期10車種11グレード+後期11車種、総合得点ランキング


JAFメディアワークス IT Media部 日高 保

第6位:インサイト(ホンダ)

合計:121.4点(96.4点) ASV+++

対歩行者:64.8点(日中:24.8点/夜間:40点満点) 対車両:32点満点 車線逸脱抑制:16点満点
後方視界情報:6点満点 高機能前照灯:1.4点 踏み間違い加速抑制:1.2点

試験に用いられたグレード:EX(ZE4型) ※後期に試験を受けた車種
センサー方式:ミリ波レーダー、カメラ、超音波
予防安全システム名:Honda SENSING

ホンダ インサイト 3代目 2018年式|honda insight 3rd 2018 model year

2018年12月に現行の3代目が発売されたハイブリッド・ミドルセダン「インサイト」。上写真は、最上位グレードのZE4型「EX・BLACK STYLE」(装備が豪華でありグレード名が異なるが、試験を受けた車両と型式は同一)。「東京オートサロン2019」にて撮影。

 3代目がハイブリッド専用ミドルセダンとして登場した「インサイト」。2018年度のランキングで、ホンダ車最上位を獲得した。惜しむらくは対歩行者の夜間が満点なのに、昼間に減点があったこと。高機能前照灯はハイ/ロー自動切替、踏み間違い加速抑制などで満点を取れず、トータルで121.4点となった。

 ホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」を全グレード標準装備。同システムは、衝突被害軽減ブレーキ、前後方誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、渋滞追従機能付き定速走行・車間距離制御機能(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、車線維持支援システム、先行車発進通知機能、標識認識機能、オートハイビームなどを備えている。歩行者事故低減ステアリングとは、ガードレールのないような道路において、歩行者と接触しそうな際にステアリングアシストを行って接触事故を防いだり、万が一接触してしまっても被害を極力軽減したりするというものである。

 

第7位:N-VAN(ホンダ)

合計:120.6点(95.7点) ASV+++

対歩行者:64.0点(日中:24.0点/夜間:40点満点) 対車両:32点満点 車線逸脱抑制:16点満点
後方視界情報:6点満点 高機能前照灯:1.4点 踏み間違い加速抑制:1.2点

試験に用いられたグレード:+STYLE FUN Honda SENSING(JJ1型) 軽自動車
センサー方式:ミリ波レーダー、カメラ、超音波
予防安全システム名:Honda SENSING

ホンダ N-VAN +STYLE FUN 2018年式|honda n-van +style fun 2018 model year

2018年7月に初代が登場したJJ1型「N-VAN」。基本は商用仕様だが、「+STYLE」シリーズのように乗用仕様も用意されている。上画像の「+STYLE FUN」は、楽しさを演出しており、丸目でフレンドリーな雰囲気のヘッドランプユニットなどが特徴。前期では第3位だった。「東京モーターフェス2018」にて撮影。

 2代目「N-BOX」のプラットフォームをベースに開発された初代JJ1型「N-VAN」。助手席側にセンターピラーレス構造が採用されていることが大きな特徴だ(センターピラーの役目を果たすフレームが助手席側ドアの後端に内蔵されている)。「N-VAN」は軽自動車ながら、ホンダの安全支援運転システム「Honda SENSING」を全モデル・グレードが標準装備している。機能は、第6位の「インサイト」で紹介したものと同じだ。

 「N-VAN」は、2018年度の前期において、ハイ/ローの自動切替を行う「オートハイビーム」機能の有無で分け、2グレードで評価試験を実施。同機能を搭載するグレードである「+STYLE FUN Honda SENSING」は1.4点が加算された。そのほか、対歩行者の昼間、高機能前照灯、踏み間違い加速抑制などで減点があり、トータルで120.6点。ここまでが合計120点以上の車種だ。

 

第8位:N-VAN(ホンダ)

合計:119.2点(94.6点) ASV+++

対歩行者:64点(日中:24.0点/夜間:40点満点) 対車両:32点満点 車線逸脱抑制:16点満点
後方視界情報:6点満点 高機能前照灯:0点 踏み間違い加速抑制:1.2点

試験に用いられたグレード:L Honda SENSING(JJ1型) 軽自動車
センサー方式:ミリ波レーダー、カメラ、超音波
予防安全システム名:Honda SENSING

ホンダ N-VAN|honda n-van

商用仕様の標準型・初代「N-VAN」。型式はみな同じでJJ1型だ。JNCAP2018前期発表会で行われた、夜間における対歩行者・被害軽減ブレーキのデモンストレーションにおいて撮影した。

 第7位の「+STYLE FUN Honda SENSING」で説明した通り、「N-VAN」にはグレードによって、ハイ/ローの自動切替を行う「オートハイビーム」機能の有無がある。搭載していないグレードの「L Honda SENSING」は、高機能前照灯が0点となるため、合計119.2点で第8位となった。

 

第9位:CR-V(ホンダ)

合計:119.0点(94.4点) ASV+++

対歩行者:63.0点(日中:23.9点/夜間:39.1点) 対車両:32点満点 車線逸脱抑制:16点満点
後方視界情報:6点満点 高機能前照灯:1.4点 踏み間違い加速抑制:0.6点

試験に用いられたグレード:EX・Masterpiece(RW1型) ※後期に試験を受けた車種
センサー方式:ミリ波レーダー、カメラ
予防安全システム名:Honda SENSING

ホンダ CR-V|honda cr-v

ホンダのSUVの上級モデル「CR-V」。現行は5代目で、国内では2018年8月にまずガソリンモデルが登場し、同年11月にハイブリッドモデルが追加された。上画像は、「HYBRID EX・Masterpiece」(試験を受けたグレードとは異なる)。"Masterpiece"は、ガソリン・ハイブリッド両モデルの最上位グレードで、専用装備を備える。2018年度JNCAP後期評価結果発表会にて撮影。

 今回は4車種5グレードが予防安全評価試験を受けたホンダ車。そのうちの4車種が第6位から第9位までに並んでおり、第9位となったのが、ミドルサイズSUV「CR-V」だ。同車も安全運転支援システム「Honda SENSING」を全モデル・グレードに標準装備している。

 第6位の「インサイト」から、第9位の「CR-V」まで、その差は2.4点と接近している。車重やボディタイプが異なっても近い得点が出るということは、車種ごとの「Honda SENSING」のチューニングがしっかりと行われているという証だろう。「CR-V」は対歩行者、高機能前照灯、踏み間違い加速抑制で減点があり、合計119.0点。

 

第10位:インプレッサ/XV(スバル)

合計:118.8点(94.3点) ASV+++

対歩行者:61.8点(日中:23.7点/夜間:38.1点) 対車両:32点満点 車線逸脱抑制:16点満点
後方視界情報:6点満点 高機能前照灯:1.4点 踏み間違い加速抑制:1.6点

試験に用いられた車種・グレード:XV 2.0i-L EyeSight(GT7型) ※後期に試験を受けた車種
センサー方式:ステレオカメラ、超音波
予防安全システム名:EyeSight

スバル XV 3代目 2018年式|subaru xv 3rd 2018 model year

スバルのクロスオーバーSUV「XV」の現行3代目は、2017年3月に登場した。2018年10月に、上画像のハイブリッドシステム「e-BOXER」搭載グレード「Advance」が追加された(試験を受けたグレードとは異なる)。「東京モーターフェス2018」にて撮影。

 かつては「インプレッサ」の1モデルだった「XV」。そのため、現在でもJNCAPでは同一の予防安全性能を持つとして、「インプレッサ/XV」と併記されている。実際に2018年度後期の予防安全性能評価試験を受けたのは「XV」だ。

 安全支援運転システムは、ステレオカメラを使用する「EyeSight」のVer.3(最新バージョン「EyeSight ツーリング」の一部機能がないタイプ)を搭載している。また2018年10月にハイブリッドシステム「e-BOXER」搭載グレードである「Advance」を追加した際に、予防安全機能も強化。一部グレードを除いて、後方誤発進抑制機能「後退時自動ブレーキシステム」が搭載された。今回は、対歩行者の昼間・夜間、高機能前照灯、踏み間違い加速抑制で減点があり、合計118.8点となった。

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