2019年11月28日 15:40 掲載

旧車 動画で見る「スバル360」。下町の風景がよく似合う【昭和の時代の時間箱・1】

映像作家兼カメラマンの尾形賢氏が独自に制作している旧車動画「昭和の時代の時間箱」。今回、その中の「スバル360」に、パークブログ記者のノスタルジックな思い出語りを追加し、Pbバージョンとして公開しました。下町の風景の中を走るその姿に昭和の光景がよみがえります。

神林 良輔

「昭和の時代の時間箱」パークブログ版「スバル360」編。

「スバル360」。下町の風景がとても似合う。

 「スバル360」は、1958年5月にスバル(当時は富士重工業)が初めて市販した4輪車かつ軽自動車だ。モノコック構造による軽量かつコンパクトなボディ、大人4人が乗れる快適性などの特徴を持つ。

 「スバル360」は実用性と安価であることが手伝って、1970年までの12年間で39万台強が生産されるという大ヒット。まだ高嶺の花だったクルマを大衆のものとし、日本のモータリゼーションを加速させた1台と位置付けられている。

「スバル360」には下町の風景がよく似合う

 「スバル360」は最初期の年式だと60年を超える長い歴史を有するが、今でも多くの人に愛され、大切に乗られている。クルマが存在する限り語り継がれるであろう、国産の名車の1台である。

 今回動画で取り上げた「スバル360」もそんな1台だ。オーナーの鈴木さんに運転してもらい、ドライブでよく行くという、下町らしい風景が随所に見られる江東区佃島にて撮影が行われた。

「昭和の時代の時間箱」パークブログ版「スバル360」編。撮影・尾形賢氏(STUDIO OGATA)。ナレーション・神林良輔。再生時間4分3秒。

動画の「スバル360」はどんなクルマ?

 今回の「スバル360」は1965年式で、鈴木さんは2000年頃に入手。年平均5000kmは走っており、現在10万km以上になるという(メーターの表示は5桁表示なので、正確な距離はわからないとのこと)。

 日常生活の中で普段の足として近所への買い物などに利用しているほか、自宅のある東京北西部の清瀬市から銀座や佃島などへ、よくドライブに出かけるそうだ。

今では苦労話もすべて楽しかった思い出

 走行中に電気系統のトラブルが発生し、後ろから火を噴いたことがあったという(「スバル360」はリアエンジン)。また走行中に突然止まってしまい、何度となく奥さんに押してもらったことも。どれもその時は大変だったそうだが、今となってはみな楽しい思い出となっている。

 また、愛車はご自身の年齢と同じ位の年数を重ねていることから、だいぶ衰えが目立つという。そんな愛車に対して、鈴木さんは「これからもがんばってほしい」という言葉をかけていた。

 下町の景色に溶け込む「スバル360」。いつまでも走り続けてほしいと思わせる、郷愁を誘う素晴らしい雰囲気を持った名車である。

【動画の「スバル360」スペック】
名称:スバル360DX
型式:K-111型
年式:1965年
購入時期:2000年頃
走行距離:10万km以上

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