2018年12月13日 15:16 掲載

旧車 【お台場旧車天国2018:その4】
第2次大戦やベトナム戦争時代の軍用車両のゴツさと、日米警察車両のレプリカ車の熱いこだわり!


「西部警察」仕様日産「セドリックパトカー」

 1979~1984年にかけて放送されて大人気を博したポリスアクションTVドラマ「西部警察」。おそらく今後二度と破られることがないであろう、4000台を遙かに上回る車両を劇中で破壊した記録が伝えられているように、カーアクションにも大きな比重が置かれていた。同番組は日産がスポンサードしており、渡哲也演じる大門圭介団長やその部下の大門軍団の団員たちが乗り込んだスーパーパトカー(※1)だけでなく、一般のパトカーも日産車が活躍した。

 この西部警察仕様「セドリックパトカー」は、1979年6月に5代目として登場した430型「セドリック」をベースとしている。オーナーは映像をもとに、ナンバーや足回りまで徹底的にディティールにこだわってレストアしたという。

※1 大門団長の愛車「スーパーZ」のベースとなったS130系「フェアレディZ」については、別記事『待望のターボ化!2代目S130系「フェアレディZ-Tバールーフ ターボ」』に詳しい。また、軍団の団員が使った「マシンRS」シリーズのベースとなったR30型「スカイライン ハードトップ 2000 ターボRS」については、別記事『伝説のアクションドラマが蘇る! 日産「スカイライン ハードトップ 2000 ターボRS」』に詳しい。

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「セドリックパトカー」。「西部警察」で一般のパトカーといえば、やられ役。手榴弾やマシンガン、さらにはミサイルまで繰り出してくるテロリストばりの犯罪者集団たちとも大門軍団は対決したのだが、軍団のスーパーマシンは絶対に攻撃を受けなかった(爆風で飛び上がった土などは被る)。しかし、すぐ後ろを走る一般のパトカーたちは爆発炎上、ド派手なロールオーバーなどを繰り返した。

NYPD仕様フォード「ポリス インターセプターセダン」

 「どこから見ても現地にある本物のパトカーにする」というこだわったコンセプトのもと、米国で払い下げられた車両を輸入し、ニューヨーク市警(NYPD)仕様として改造された1台。型番やパーツの吟味、パーツの輸入、専用でカールの発注などにおいて、オーナーは精神的にも金銭的にも追い詰められるほどいくつもの苦労を重ねたという。

 特に、ルーフにあるライトバー(パトランプ)やプッシュバンパーなどの特注品は手配に困難を極めたようだ。また内装に関しても徹底してこだわっており、ヒジ置きやサイレンスイッチの位置に加え、注意書きステッカーやニューヨークの車検証まで再現している。また、NYPDで採用されているパナソニック製のノートPC「タフブック」も装備しており、なんと実際に使用されているパトロール支援システムのプログラムまで開発したという。

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NYPD仕様フォード「ポリス インターセプターセダン」。ルーフのライトバーはフェデラルシグナル製「SLRライトバー」をベースに特注。NYPD風に紅白を交互にしたり、部分的に発光色を変えている。

2018年12月14日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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