2019年09月06日 15:40 掲載

次世代技術 ポルシェ初の電気自動車「タイカン」が登場。これまでのEVとは一体何が違うのか?


文・大谷達也

ポルシェ独自の強み、それは800Vの超急速充電システム

 800Vという高電圧で充電を行う電気系もポルシェ独自のものでる。従来は400Vが一般的でしたが、かりに充電時の電流量が同じとすれば、800Vシステムは従来の2倍のスピードで充電できます。

 これを生かし、タイカンはイタリアのナルドというテストコースで連続高速走行テストを実施。充電時間を含めて24時間で3425kmを走破しました。これには前述した800Vシステムが間違いなく威力を発揮しているはずです。

 なお、日本では法規制の問題などもあって800Vでの充電は当面できない見通しですが、一般的な急速充電の3倍に相当する150kwというパワーの充電器を用意し(現行のCHAdeMO規格では実行充電出力が50kw、次世代のCHAdeMO規格で150kwまで向上させる予定)、充電量80%まで30分ほどでチャージできるスピードを実現する計画だといいます。

 さらにはポルシェにとってはお馴染みのニュルブルクリンクでタイムアタックを敢行し、7分42秒というスポーツセダンEVの最速タイムを記録した模様です。

 ひと目見ただけでポルシェとわかるデザインが与えられたタイカン。ポルシェの個性がEV市場でどのように受け入れられるのか、今後の動向が注目されます。