次世代技術 いつでも、どこでもチャージが可能。VWが移動式の急速充電ステーションを発表

フォルクスワーゲンは2018年12月27日、移動可能な小型のEV急速充電ステーションを発表した。

2019年01月08日 02:58 掲載

JAF メディアワークス IT Media部 秋月新一郎

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 フォルクスワーゲンは2018年12月27日、移動可能な小型の急速充電ステーションを披露。今年前半から試験運用を開始すると発表した。

「必要な時に、いつでも、どこでも」とフォルクスワーゲンがリリースで説明するように、今回同社が新たに開発した急速充電ステーションは、"モバイル"がキーワード。小型なうえ移動が可能であり、公共の駐車場をはじめ、オフィスの敷地内、大規模なイベント会場などを主な設置場所として想定している。

 この充電ステーションは最大360kWhの充電容量を持ち、同社が年内の発売を予定する新型EV「ID.」の場合、最大15台分の充電が可能だ。最新の急速充電技術を採用したことにより平均17分で80%のチャージが行える。

 充電ステーションにはバッテリーを内蔵していて、本体に商用電源を直接接続することで充電したり、また蓄電された別のバッテリーと交換することも可能だという。バッテリーを内蔵したことで、どこへでも設置することが容易になり、また充電時間の短縮にもつながっていると思われる。

 「フレキシブルなシステムを採用することで、多額な充電ネットワーク開発の投資を行わずとも一時的に多数の充電ステーションの設置を実現できる」と説明するフォルクスワーゲン。今後、急激に増加するであろうEVの充電需要に対して、解決案のひとつとして位置付けている。

 同社では、ドイツの主要都市で今年前半にテストをスタートさせ、2020年以降に生産を開始。各都市で展開していくとしている。