2018年07月20日 15:18 掲載

ニュース・プラス SUBARUとベル社、共同で最新型ヘリコプターを発表。


JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一


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 SUBARUと米国ベル・ヘリコプター・テキストロン社(米テキサス州)は7月17日、イギリスのファンボロー空港で、本年7月に型式証明を取得した民間向け最新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」型機での事業協力を発表した。

 412EPXは、すでに高い評価を得ている412型の後継機となる。412型は全国の消防や警察、海上保安庁などに多数採用されている。412EXPは、その多用途性や信頼性を維持しつつ、さらに能力を向上させた機体だという。トルクの増強による飛行性能の向上やメインローターのギアボックスの強化、そのギアボックス内の潤滑油が抜けた状態で30分飛行可能な能力などを向上させた。さらに、最大全備重量を前型412EPIの約5400kgから約5500kgへと増やし、輸送能力も大幅に向上させている。

 SUBARUでは、ベル社と協力のもと、412EPXをもって民間機ビジネスを大いに発展させていきたいと表明している。また、民間型試作機は、ベル社施設(カナダ・ミラベル市)で試験を重ね、2018年7月5日に米国連邦航空局から型式証明を取得した。

 一方、旧型となる205B-2をベース機体とする陸上自衛隊向け多用途ヘリコプター「UH-1J」は、412EXPをベースとする後継機「UH-X」に更新されていく見込みだ。UH-Xは2022年から納入が開始される予定で、速度や航続距離、低空飛行性能、輸送能力を高めた機体によって、離島防衛や災害救助でのさらなる活躍が期待されている。

 ベル社は、60年前に陸上自衛隊に最初にヘリコプターを納入して以来、SUBARUと長年のパートナーであり、UH-Xの納入についてもこの関係の発展を期待すると表明した。