2017年05月12日 16:30 掲載

ニュース・プラス 世界最大のEV生産・販売国、中国。
上海モーターショーでも
EV、PHEVが大人気


4月19日(水)~28日(金)に開催された第17回上海モーターショー。世界最大級と言われる巨大モーターショーの熱気を、数回に分けてレポート!


中国では国策として新エネルギー車(EVやPHEV、燃料電池車)の生産や販売を補助金やナンバープレート交付の優遇などで強力にサポートしている。そのおかげもあって2013年には1.7万台だった新エネルギー車の生産・販売台数が、2016年は世界最多の50.7万台(乗用車+商用車合計)となり、もはや他の追随を許さないダントツの世界一となっている。このたびの上海モーターショーでも目玉出展車のほとんどがPHEVかEVであった。ここでは注目の3台を紹介してみよう。

1.BYD 王朝シリーズ

 2008年に世界初の量産型PHEVを発売。バッテリーメーカーから生まれた自動車メーカーで、現在は数多くのEVをラインナップする世界有数のEVメーカーとなった。注目したいのはその車名。「王朝シリーズ」と呼ばれるモデルには、秦、唐、宋、元などの車名がついている。さすが漢字の国、中国4000年の歴史を感じるモデル名で、逆に斬新。まさに温故知新のネーミングである。

●王朝シリーズ「秦」

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●王朝シリーズ「宋」

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●王朝シリーズ「唐」

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中国では、王朝を順番に言えないと車の購入時に恥ずかしい思いをすることになるのだろうか......そんなことはないだろう。

2.三菱  GT-PHEV Concept

中国初披露となったこちらのコンセプトカー。三菱自動車独自のPHEVシステムや四輪制御技術を搭載しており、EV航続距離120km、総航続距離1,200km以上という、驚くべき超ロングドライブを可能としている。いったいどれだけ電池を搭載しているのだろうか............。ちなみに「GT」とはGround Tourerの略。グランドではなくグラウンド。三菱自動車らしい発想である。
 観音で大開口部が現れるグラウンドツアラー。日本でも、RX-8(マツダ)やエレメント(ホンダ)があった。

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3.DENZA 400 EV

こちらはBYDと独ダイムラーグループの合弁会社により生産される新しいブランドDENZA。2014年に先代のメルセデス・ベンツB-Classをベースにホイールベースを延長した最初のDENZAを発売。上海モーターショー2017ではモーターを47.5 kW→62kWにパワーアップした新モデル400EVがお披露目された。8年間15万キロの保証が付く安心度の大きなモデルでもある。

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爆発的なEV販売拡大を続ける中国。だけど、今年から異変が?